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第1部 PCパーツを選ぶ
TEXT:Jo_Kubota
映像処理のコアとなるビデオカード
ビデオカード選びのために知っておきたいこと
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ピンからキリまであるビデオカード。ここではビデオカードを見きわめるための要素を再確認し、目的に合った選び方を挙げていこう
 まず、ビデオカードを選ぶ前に、ビデオカードが必要かどうかを判断しよう。マザーボードの中には、グラフィックス機能(オンボードグラフィックス機能)を持っているものがあり、これを使えば、ビデオカードなしでもディスプレイに映像を出力できる。オンボードグラフィックス機能とビデオカードの大きな違いは、3Dグラフィックス性能の差であり、3Dゲームを快適に楽しみたい場合にビデオカードを使うと考えてよい。

 ビデオカードの性能は価格に比例して高くなってゆく傾向にあり、大雑把に言って5,000円以下のビデオカードの性能は最新のオンボードグラフィックス機能と同等程度のため、こちらを選択するのもよいだろう。Windows VistaのAeroやオンラインゲームなどは動作する。性能に不足を感じれば、後からビデオカードを増設することも可能だ。

 最近注目を浴びているのが、グラフィックス処理を行なうチップであるGPUを使ってグラフィックス以外の作業を処理する「GPGPU(General Purpose computing on GPU)」である。この技術により動画エンコードや画像のエフェクトなどの処理が飛躍的に向上する。GPGPUを利用できるのは対応ソフトのみだけだが、多用するのであれば、ビデオカードの導入を検討したい。

 それでは、ビデオカードを購入する場合に注目すべき点を紹介しよう。 どのように製品を選べばよいのだろうか。ここからは、その具体的なポイントを解説しよう。
ポイント1 ビデオカードの用途を考えよう
 ゲーム用途であれば、ビデオカードの性能が高ければ高いほどよいが、性能に応じて価格も上がってくる。試しにゲームをしてみたいのであれば1万円以上、ある程度満足のゆく環境で遊びたいのであれば2万円前後の製品を選ぼう。3万円以上のハイエンドモデルなら高負荷時も性能の落ち込みが少なく、快適にゲームを楽しめるだろう。ただし、性能が上がるにつれ、消費電力も増大するため、ハイエンドモデルを使う場合は電源は600W以上のものを用意したい。そして前述したGPGPUを使った動画エンコード用途だが、ATI/NVIDIA各社専用や両対応のソフトがあるため、自分が使いたいエンコードソフトの対応状況を確認しよう。この分野ではNVIDIAのCUDAに対応する製品が多く、GeForce搭載製品をオススメしたい。
imageこれから対応タイトルが続々登場!?
Mirror's Edgeは物理演算「NVIDIA PhysX」に対応するゲームだ。PhysXにより、ガラスの破片や布の動きなどがリアルに表現される

(C)2008 Electronic Arts Inc. All rights reserved.
image定番エンコードツールがGPGPUに対応
TMPGEnc 4.0 XPressはNVIDIAのGPGPU機能に対応し、エンコードやトランスコード時のフィルタ処理を高速化することが可能だ
ポイント2 自分に合ったGPUを選ぶ
 GPU選びで注意したいのがGPUは万能ではないということだ。PhysX対応ゲームで遊ぶとしても1万円前後のGeForce製品では、PhysX処理に足を取られ、ゲームが満足に動かない場合がある。エンコードでも、劇的な速度向上が望めるとは限らない。GPGPUを考えるのならGeForce GTS 250以上は用意したい。また、CPUが非力な場合はGPUの性能を活かし切れないことも多い。3万円以上のGPUであればCore i7-920以上、2万円以上であればCore 2 Duo E8400以上、1万円前後だとPentium Dual-Core E5200辺りと併用するのが目安だ。
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ポイント3 メーカー独自の付加機能で選ぶ
 多くのビデオカードはGPUメーカーが設計したリファレンスデザインならびにリファレンスクーラーを利用しており、GPUが同じであれば大きな差はない。そのような状況でビデオカードメーカー各社が差別化のために力を入れてきているのがGPUやビデオメモリを定格以上の速度で動作させるオーバークロック(以下、OC)モデルだ。OCモデルはコストパフォーマンス面でお得だが、発熱や消費電力が増えるというデメリットもある。もう一つの差別化点である静音クーラーに関しては大型ファンを搭載したものとヒートシンクのみのファンレスタイプのものがある。後者はケースファンなどで風を当ててやる必要があり、扱いが難しく、自作初心者は手を出さないほうがよい。
imageさらなる性能を引き出すOCモデル
OCモデルのクロック上昇率はメーカーやモデルによって差がある。メーカーによってはパッケージにどのくらいOCされているのかが記載されているのでよく確認しよう
imageファンレスの静音性追求モデル
ファンレス製品は静かだが、PCケース内のエアフロー(空気の流れ)に気を使う必要がある。またヒートシンクが大型のものもあり、小さなケースではほかのパーツとの干渉に注意したい
imageオリジナルクーラー搭載モデル
最近はオリジナルクーラーを搭載する製品が増えている。静かさと冷却性を重視するなら、2スロット占有タイプのクーラーを採用しているものがよいだろう
ゲームをするならコレだ!
 ビデオカードを買う最大の理由となるゲームにおいて、どのくらいの価格帯の製品を購入すれば満足できるのだろうか? これは、ゲームのタイトルによって異なってくる。というわけで、7製品を用意し、比較的負荷が低い「モンスター ハンター フロンティア オンライン」(以下、MHF)と戦闘シーンの負荷が非常に高い「THE LAST REMNANT」でベンチマーク比較を行なった。

 MHFが満足にプレイできる最低ラインはスコア1,500というところだが、今回取り上げた製品はすべてクリアしている。ただし、GeForce 9500 GTはギリギリのため、余裕を持ってATI Radeon HD 4670以上を選びたい。そしてTHE LAST REMNANTだが、最低ラインは60fpsだ。GeForce 9600 GTは快適とは言い難いが、描画設定しだいではプレイ自体は可能。1,920×1,200ドットでのプレイを考えると、ATI Radeon HD 4870あるいは、GeForce GTS 250以上をオススメしたい。ハイエンドGPUのGeForce GTX 285はダントツで、このクラスであればどんなゲームにも対応できる。
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【検証環境】
CPU:Intel Core i7-920(2.66GHz)
マザーボード:MSI X58 Pro(Intel X58+ICH10R)
メモリ:G.Skill F3-10666CL9T-3GBNQ(PC3-10600 DDR3 SDRAM、CL=9、1GB×3)
ビデオカード:XFX GS-250X-YDFC(NVIDIA GeForce GTS 250)、玄人志向 GF9600GT-E512HW/HD/GE(NVIDIA GeForce 9600 GT 59W版)、MSI N9500GT-MD512(NVIDIA GeForce 9500 GT)、XFX HD-487A-ZDDC(ATI Radeon HD 4870)、HIS H467QS512P(ATI Radeon HD 4670)、そのほかは各GPUのリファレンスカード
HDD:Western Digital WD VelociRaptor WD3000HLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
HIS
H467QS512P
実売価格:10,500円前後
問い合わせ先:03-3980-6442(恵安)
URL:http://www.hisdigital.com/
Radeon HD 4670 補助電源不要
image静音クーラーを搭載するエントリーモデル
負荷の低いオンラインゲームを快適に遊ぶのに◎。ATI Radeon HD 4850やGeForce 9600 GTも視野に入る価格帯だが、消費電力が小さいのが魅力だ。
コアクロック:750MHz
搭載メモリ:GDDR3 512MB(128bit)
メモリクロック:2GHz
インターフェース:DVI-I×2、HDTV OUT×1
XFX
GS-250X-YDFC
実売価格:18,000円前後
問い合わせ先:info@synnex.co.jp(シネックス)
URL:http://www.xfxforce.jp/
GeForce GTS 250 補助電源必要
imageコストパフォーマンスに優れたゲーマー向けモデル
コストパフォーマンスに優れた最新GPU、GTS 250を搭載するビデオカード。最高画質を高解像度で遊ぶ以外では満足のゆく性能を発揮してくれる。
コアクロック:738MHz
搭載メモリ:GDDR3 512MB(256bit)
メモリクロック:2.2GHz
インターフェース:DVI-I×2、HDTV OUT×1
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