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Vistaマシン完全作成マニュアル
デュアルコアCPUなら複数アプリもサクサク動く
TEXT:鈴木雅暢
Windows Vista時代のCPU選び
 前のページでも述べたように、Windows Vista時代のCPUは、高い性能が求められており、旧世代のシングルコアCPUでも動作はするが、快適とは言い難い。Windows Vistaの発売に伴い、どうせ新しいOSを導入するのならば、そのメリットを活かすためにも、ぜひ新しいCPUを導入して、快適なVistaライフを楽しみたいものである。

 幸いなことに、ここ1、2年のCPUの進化はめざましい。高性能であること、デュアルコアであることはもはや当たり前で、デュアルコアであり、なおかつ低消費電力、そして発熱も低いCPUがメインストリームに君臨している。その中心にあるのが、2006年7月に発表されたIntelのCore 2 Duoだ。ほかを圧倒する高性能と低消費電力を完璧に両立したことで、人気が爆発。今ではIntelの定番製品として定着している。

 もっとも、ほかのパーツとの兼ね合いもあり、予算に制限がある場合もあるだろう。ここでは、現在入手可能なCPUの中から、価格帯別にお勧めのCPUの仕様と特徴をまとめてみた。筆者がとくにお勧めなのは「ミドルレンジデュアルコアコース」。アーキテクチャ的に新しく、ワンクラス下の製品と比べても快適度がグンと増すので、予算ギリギリであっても、できればこちらのコースを選択したい。
1万円台でも高性能
お買い得コース(~1.5万円)
Core 2 Duoという強力な存在がメインストリームに君臨したことで、2006年半ばからはほかのCPUの価格がグンと下がった。1万5,000円以下で買えるCPUの選択肢は、1年ほど前に比べてもグーンと広がっており、今やPentium 4やデュアルコアCPUのPentium Dも選べる。クロックはシングルコアのPentium 4のほうが高いが、やはりWindows Vistaならば、デュアルコアのPentium Dを優先したい。消費電力は高く、性能でもCore 2 Duoに比べればかなり見劣りはするものの、それでもデュアルコアならではの快適さはPentium 4よりも一段上だ。
Pentium 4 541
実売11,000円前後
image CPUソケット:LGA775
コア数:1
2次キャッシュ:1MB
システムバス:800MHz
クロック:3.2GHz
TDP:84W
Pentium D 805
実売13,000円前後
image CPUソケット:LGA775
コア数:2
2次キャッシュ:1MB×2
システムバス:533MHz
クロック:2.66GHz
TDP:95W
高性能と低消費電力を両立
ミドルレンジデュアルコアコース(~2.5万円)
人気商品のため、なかなか価格が下がらないCore 2 Duoだが、Core 2 Duo E6300は2万5,000円以下で手に入る。2次キャッシュ容量の差もあり上位モデルのCore 2 Duo E6600には性能的に少し差を付けられているものの、ほかのCPUと比較した場合、Core 2 Duoならではの高性能と低消費電力は十分健在。AMD CPUでは、Athlon 64 X2 4200+、あるいは4600+が近い価格帯。TDP 65W版とTDP 89W版の差は1,000円ほどしかないので、前者のほうを選択するのが賢明だろう。さらにTDP 89W版はフェードアウトしつつある。
Core 2 Duo E6300
実売24,000円前後
image CPUソケット:LGA775
コア数:2
2次キャッシュ:2MB
システムバス:1,066MHz
クロック:1.86GHz
TDP:65W
Athlon 64 X2 4200+(65W)
実売22,000円前後
image CPUソケット:Socket AM2
コア数:2
2次キャッシュ:512KB×2
システムバス:2,000MHz
クロック:2.2GHz
TDP:65W
間違いなしの超定番
ハイエンドデュアルコアコース(~4万円)
ハイエンド志向のユーザーが集う秋葉原で一番人気のCore 2 Duo E6600。ハイレベルな性能を持ちながら、省電力性も兼ね備えており、実用性だけでなく、コストパフォーマンス、将来性などにもうるさいユーザーでも納得する製品で、「これを買っておけばまず間違いない」という定番中の定番となっている。Athlon 64 X2 5200+は少々Core 2 Duoの勢いに押され気味ではあるが、65nmプロセスルールの導入により、消費電力はCore 2 Duoと同レベルまで下げられており、これからの巻き返しが期待される。
Core 2 Duo E6600
実売40,000円前後
image CPUソケット:LGA775
コア数:2
2次キャッシュ:4MB
システムバス:1,066MHz
クロック:2.4GHz
TDP:65W
Athlon 64 X2 5200+
実売36,000円前後
image CPUソケット:Socket AM2
コア数:2
2次キャッシュ:1MB×2
システムバス:2,000MHz
クロック:2.6GHz
TDP:89W
超豪華なプレミアムCPU
エクストリームコース(10万円以上)
クアッドコアCPUは、デュアルコアのさらに2倍、四つのコアを内蔵する最強のCPUだ。四つのコアで処理を分散できるため、4コア同時処理に対応したマルチスレッドアプリケーションでは爆発的な威力を発揮する。さらに、マルチスレッド対応アプリケーションを複数立ち上げるなどの高負荷マルチタスク環境にも余裕をもって対応できる。ただし、単独で四つのコアを同時利用できるアプリケーションはごく少数で、クアッドの威力が全開するシーンはまだ多くはない。現在では同価格帯のCore 2 Extreme X6800のほうに軍配が挙がるだろう。
Core 2 Extreme X6800
実売130,000円前後
image CPUソケット:LGA775
コア数:2
2次キャッシュ:4MB
システムバス:1,066MHz
クロック:2.93GHz
TDP:75W
Core 2 Extreme QX6700
実売130,000円前後
image CPUソケット:LGA775
コア数:4
2次キャッシュ:4MB×2
システムバス:1,066MHz
クロック:2.66GHz
TDP:130W
VistaでCPUの省電力機能を使う
 IntelのCore 2 DuoはEIST(Enhanced Intel SpeedStep Technology)、AMDのAthlon 64 X2はCool'n'Quietと、最近のCPUは、CPUの負荷に応じて自動的にクロックと電圧を切り換える省電力機能を標準で搭載している。

 AMDのCool'n'Quietは、Windows XPではOSインストール後にAMD配布のCPUドライバをインストールし、「電源オプションのプロパティ」で電源設定を変更することが必要だったが、Vistaでは別途ドライバのインストールは不要。マザーボードが対応していて、BIOSで設定してあれば、自動的に検知して有効化する。設定の変更はコントロールパネルなどからアクセスできる「電源オプション」から行なえる。電源オプションでは、電源プランとして「バランス」、「省電力」、「高パフォーマンス」の3種類のプランが用意されており、デフォルトは「バランス」で、EISTやCool'n'Quietを利用する。「高パフォーマンス」を選ぶとCPUは常に最高クロックで動作する。これらのプランは「プラン設定の変更」メニューから細かくカスタマイズすることも可能だ。
imageCPUを常にフルパワーで使うのはあまりスマートな方法とは言えない。カスタマイズ可能で高機能な省電力機能を積極的に活用したい
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