その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||||||||
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次はメモリ増設に関して見ていこう。Windows Vistaを普通に利用するためには、最低でも1GBのメモリは必要。スーパーフェッチやサイドバーなど、Vistaならではの特徴を活かそうとするならもっと必要な印象だ。メモリ増設の目標としては、合計で最低1GB、できれば1.5GB以上になるようにしたいところだ。 もっとも、DDR SDRAMであれば、入手は容易。現在の主力であるDDR2 SDRAMの前世代に主力を務めたメモリ規格だが、前世代と言っても、AMDプラットフォームでは2006年5月にSocket AM2が登場するまではDDR SDRAMを利用していたし、いち早くDDR2 SDRAMを採用したIntelでも、当初の915系チップセットではDDRとDDR2の両サポートで、当時はDDR SDRAMで利用していた環境も多かった。主力が完全に入れ換わったと言えるのは、つい1年ほど前のことだ。実際、市場の状況を見ると、今でもDDR SDRAMの入手性は悪化していない。価格も高騰しておらず、むしろ1GBクラスまでならDDR2 SDRAMよりも安いくらいで販売されている。 なお、DDR SDRAMの速度仕様としてはDDR400/DDR333/DDR266(PC3200/PC2700/PC2100)の3種類が一般的で、もっとも普及したのはIntel 865系やVIA KT400AなどでもサポートされたDDR400 SDRAMである。下位互換性があるため、DDR333 SDRAMまでしか対応していないマザーボードでDDR400 SDRAMを利用する(速度はDDR333相当)といったことが可能だ。 また、Intel 865PEなど、メモリのデュアルチャンネルアクセスに対応したシステムの場合は、メモリモジュールの増設は2枚1組で行なうことをお勧めする。ただし、nForce2系チップセットを利用したAMDプラットフォームの場合は、デュアルチャンネルに対応していてもAthlon XPのシステムバス帯域の関係でそれを活かし切れないのでデュアルチャンネルで利用することにこだわる必要はない。 |
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CFD販売 | ||||||||||||||||||||
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実売価格:13,000円前後 | ||||||||||||||||||||
DDR400対応メモリを実装したPC3200 DDR SDRAM DIMM。容量は1GBのほか、512MBも用意(実売7,000円前後) | ||||||||||||||||||||
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このDDR SDRAM+AGP 8X世代の構成であっても、マザーボード交換をしないでCPUをアップグレードするのはそれほど容易ではない。865PE、あるいはその上位の875Pに関して言えば、PrescottコアのPentium 4の登場を控えた2003年末にマイナーチェンジが行なわれており、製品の購入時期によって、Prescottコアへ対応するかどうかが異なる。Prescottコア以前のNorthwoodコアのPentium 4は現在は新品では入手困難。もしPrescottコアが使えるとしても、クロックの低い541(3.2GHz)、531(3GHz)といった製品があるだけである。この世代では3GHz程度のPentium 4を利用している方も多いと思われるが、そういう方にとってはすでにアップグレードパスはないということになる。 マザーボードを交換するとなると、少し大掛かりな作業となり、また、システムの総取り換えに近いことになってしまうことにもなりかねない。しかし、CPU以外の当時のパーツを使い回せることができれば、マザーボードとCPUを交換しても、ギリギリでアップグレードの範囲内とは言えるだろう。この世代のユーザーであれば、すでに1.5GB以上のメモリを搭載し、Windows Aeroを動作させるに十分なAGP 8Xカードを持っているという方も少なくはないはずだ。そういう方にとってはメモリとビデオカードを使い回せるマザーボードへ交換するというのは、悪くない選択肢だろう。 問題はそういうマザーボードがあるかどうかということであるが、AMDプラットフォームであれば比較的簡単に見付かる。Socket939プラットフォームで、VIA K8T800Pro、NVIDIA nForce3 Proなどのチップセットを搭載したマザーボードを使えば、DDR SDRAMメモリもAGP 8Xビデオカードも、そのまま使い回せる。一方、IntelプラットフォームではCore 2 Duoに対応しつつ、DDR SDRAMやAGP 8Xをサポートするチップセットが公式には用意されていないので、少々イレギュラーな手段をとる必要がある。ASRockからは865PEチップセットを搭載したCore 2 Duo対応マザーボード「ConRoe865PE」が出ている。865PEチップセットなので、CPU以外は865PE世代のパーツをそのまま使うことができる。 |
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本来はデュアルコアCPUをサポートしないチップセットを、メーカーが独自に対応としたマザーボードがいくつか発売されている | ||||||||||||||||||||
ASRock | ||||||||||||||||||||
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実売価格:8,500円前後 | ||||||||||||||||||||
865PE搭載ながら、LGA775のCore 2 Duo、Pentium Dに対応する。DDRメモリ、AGP 8Xビデオカードが利用できる | ||||||||||||||||||||
ASUSTeK | ||||||||||||||||||||
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実売価格:8,000円前後 | ||||||||||||||||||||
Core 2 Duoに対応する上、DDR/DDR2 SDRAMに両対応。AGPスロットも装備するというVIA P4M800Pro搭載マザーボード | ||||||||||||||||||||
MSI | ||||||||||||||||||||
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実売価格:10,000円前後 | ||||||||||||||||||||
デュアルコアのPentium D 820/805を利用できる865Gチップセット搭載のmicroATXマザーボード。AGP 8Xスロットも装備 | ||||||||||||||||||||
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マザーボードを交換してまでCPUをアップグレードしようというのだから、今使っているCPUと大差ない性能のものを選ぶ意味はないだろう。当然デュアルコアCPUを選ぶべきだ。Core 2 Duo E6300辺りでもPentium 4と比べれば、はっきりと違いを実感できるはずだ。AMDのほうはSocket939ということで、上限がAthlon 64 X2 4800+と決まっている。 | ||||||||||||||||||||
Intel | ||||||||||||||||||||
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実売価格:23,000円前後 | ||||||||||||||||||||
Core 2 Duoの中では廉価モデルだが、新アーキテクチャならではの高性能は健在。性能だけでなく低消費電力も大きな魅力 | ||||||||||||||||||||
AMD | ||||||||||||||||||||
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実売価格:22,000円前後 | ||||||||||||||||||||
Socket939対応Athlon 64 X2は4800+が上限だが、この辺りがコストパフォーマンスがよいだろう | ||||||||||||||||||||
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まずは当時のシステムの実力だが、想定環境としてはこの世代のごく標準的な構成ということで、Pentium 4 2.4CGHz、メモリ512MB、865Gチップセット内蔵グラフィックスという組み合わせを用いた。エクスペリエンスインデックスを実行すると、メモリが「2」、グラフィックスが「1.9」、CPUは「3.8」と出た。メモリとグラフィックスが弱点であることが浮き彫りだ。そこで、メモリ512MBを2枚増設し、GeForce 7600 GSビデオカードを増設して再計測した結果が、右の画面。合計価格は3万円強で、コストパフォーマンス的にもまずまず。 | ||||||||||||||||||||
価格表 | ||||||||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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