特集
Vistaで自作。
Vistaマシン作成の基礎知識
デュアルコアCPUなら複数アプリもサクサク動く 1/2
デュアルコアCPUなら複数アプリもサクサク動く 2/2
マザーボードはBIOSとドライバの対応がポイントに 1/2
マザーボードはBIOSとドライバの対応がポイントに 2/2
Aeroの快適性に大きくかかわる次世代PCの最重要パーツ 1/3
Aeroの快適性に大きくかかわる次世代PCの最重要パーツ 2/3
Aeroの快適性に大きくかかわる次世代PCの最重要パーツ 3/3
Vistaの登場により使い勝手や性能が向上
新たにDVDメディアへの書き込みをサポート
大幅な進化を遂げたサウンド機能
オーバーレイ非対応のVista 既存製品は新ドライバ必須?
Vistaの新機能によりワイド型の重要度が高まる
Vistaをより快適に使うためのパーツたち 1/2
Vistaをより快適に使うためのパーツたち 2/2
Vista使うならこんなマシン 1/3
Vista使うならこんなマシン 2/3
Vista使うならこんなマシン 3/3
XPマシンをVistaマシンにアップグレードする方法 1/4
XPマシンをVistaマシンにアップグレードする方法 2/4
XPマシンをVistaマシンにアップグレードする方法 3/4
XPマシンをVistaマシンにアップグレードする方法 4/4
Windows XPの設定やデータをWindows Vista環境に移行する 1/2
Windows XPの設定やデータをWindows Vista環境に移行する 2/2
Windows Vistaインストールマニュアル1/2
Windows Vistaインストールマニュアル 2/2
VistaプリインストールPCカタログ1/2
VistaプリインストールPCカタログ 2/2
Windows Vista発売直前インタビュー
その他の特集(2011年)
激突!Bulldozer vs. Sandy Bridge
達人に学ぶPCパーツ使いこなし術
超本命パーツ35傑
独占!PCパーツなんでもランキング
PCパーツセレクション300
Sandy Bridge 自作超大全
PC自作スタートアップ講座2011
Sandy Bridge再始動
“後乗せサクサク”アップグレード術
震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!!
PCパーツ100選2011
マザーボード100選2011
過去のその他の特集(2010年)
過去のその他の特集(2009年)
過去のその他の特集(2008年)
過去のその他の特集(2007年)
過去のその他の特集(2006年)
読者プレゼント
プレゼント申し込みへ
ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。
CLUB IMPRESS会員登録
プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。
アンケートにお答え頂くにはCLUB IMPRESSへの登録が必要です
Vistaマシン完全作成マニュアル
マザーボードはBIOSとドライバの対応がポイントに
TEXT:橋本新義
チップセット内蔵グラフィックス機能のVista対応度を検証する
Aeroでは高性能製品が健闘 ただしゲームは単体カード有利
 グラフィックス機能(GPU)を内蔵したチップセットを搭載するマザーボードでは、そのグラフィックス性能も製品選びの重要なポイントとなる。とくにVistaマシンでGPU内蔵チップセットを使う場合、Windows Aeroに対応しているかどうかが重要な指標となる。

 しかしグラフィックス機能内蔵チップセットは、性能よりも価格が優先される市場が主なターゲットであるため、高性能な製品はあまり多くはない。実際にVistaが発売される現在の時点でも、市場に登場している製品でAeroを満足な速度で使えるレベルのチップセットは、あまり多くはないのが実情だ。そこで今回は、現在代表的なグラフィックス機能内蔵チップセットを搭載したマザーボードと、低価格な単体ビデオカードの代表としてNVIDIA GeForce 7300 GS搭載製品をベンチマークで比較してみた。

 まず、AeroをはじめとするWindows Vistaでのテストとしては、Vistaが搭載する性能評価ツール「パフォーマンスの情報とツール」を実行し、グラフィックス(Aeroにおける性能評価)とゲーム用グラフィックス(代表的な3Dゲームにおける性能評価)の指標値「エクスペリエンスインデックス」を測定した。

 さらにより本格的なゲームにおけるグラフィックス性能の目安として、「3DMark06」を使い、デフォルト解像度でのテストも行なっている。

 全体の結果はグラフをご参照いただきたいが、エクスペリエンスインデックスの集計で目立つのは、単体のビデオカードをしのぐほどのIntel G965の性能と、Aero非対応製品(Intel 915GとVIA K8M890の2種類)と対応製品とのスコアの大差だ。ただし前者は、実はAero非対応によるスコアの低下なので、GPU自体の性能比較にはならない(ゲーム用スコアが高いK8M890などがよい例だ)。

 しかし、3DMark06での計測では、GeForce 7300 GS搭載カードが圧倒的な強さを見せる。また、グラフィックス機能内蔵チップセットでは測定不可能なものが多い点にも注目したい。結果として、ゲーム用の3Dグラフィックス性能に関しては、最新のチップセットであろうとも、単体ビデオカードには勝てないのが実情と言える。

 グラフィックス機能内蔵チップセットは、「Aeroは快適に使いたいが、あまりゲームはしない」というユーザーにはお勧めできるものだろう。ただし、購入する際には、Intel G965やGeForce 6150、Radeon Xpress 1150といったグラフィックス機能内蔵製品の中でも高速なものをお勧めしたい。エクスペリエンスインデックスや実際に使った体感性能では、これ以下のものでは若干操作感が苦しくなってくる場合があるからだ。
image
image
【環境】

CPU:AMD Athlon 64 X2 5200+/AMD Athlon 64 3800+(Socket939)/Intel Core 2 Duo E6600/Intel Celeron D 320

マザーボード:Albatron KM51PV-AM2(NVIDIA GeForce 6150+nForce 430)/Albatron KM61S-AM2(NVIDIA MCP61S[GeForce 6100])/ASUSTeK P5B-V(Intel G965+ICH8)/ASUSTeK P5RD2-VM(ATI Radeon Express 200+ULi 1575)/ASUSTeK A8V-MX-JAYKZ(VIA K8M800+VT8251)/ASUSTeK A8V-VM(K8M890+VT8251 )/GIGABYTE GA-8I915G-MF(Intel 915G+ICH6)/GIGABYTE GA-945G-S3(Intel 945G+ICH7)/MSI K9AGM-FID(ATI Radeon Xpress 1150+SB600)

メモリ:サンマックス・テクノロジーズ SMD-51248HP-8E(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、512MB)×2/アイ・オー・データ機器 DR400-512M(PC3200 DDR SDRAM、CL=3、512MB)×2

ビデオカード:ASUSTeK EN7300GS/HTD/128M(GeForce 7300 GS、ASUSTeK P5B-Vで使用)

HDD:Western Digital WD Caviar SE16(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)

OS:Windows Vista Ultimate
Vista非対応のチップセット
Intel 915G
 Intelのグラフィックス機能内蔵チップセット。GPUの構造的にはAeroに対応するのだが、メモリの速度などが規定を満たせず、Aero非対応だ。
ATI Radeon Xpress 200
 ATI初のグラフィックス機能内蔵チップセット。915Gと同じく、GPUの構造はAero対応だが、実性能が不足する。ただし同名製品でAero対応の改良版も存在する。
VIA K8M800
 VIAのグラフィックス機能内蔵チップセット。上記2製品に比べてGPUの構造が若干古いため、ハードウェア的なレベルからAero非対応となっている。
Vista対応マザーボードカタログ
高機能なマザーボード監視チップ搭載 ワンランク上のP965マザー
MSI
P965 Platinum
実売価格:19,000円前後
URL:http://www.msi-computer.co.jp/
問い合わせ先:Web@msi-computer.co.jp(エムエスアイコンピュータージャパン)
image同社P965マザーの上位モデルとなる本製品は、ICHにICH8Rを採用し、搭載したSerial ATA 2.5ポート7基のうち、6基を使ってのSerial ATA RAID(0/1/0+1/5)を構築可能だ。また、基板上に同社独自のDual CoreCellチップを搭載しており、マザーボード上の電圧・温度・周波数・負荷を監視し、低消費電力化、静音化、そして性能アップのほか、ビデオカードの状態監視までもを行なうことができる。信頼性の向上だけでなく、遊び心にも応えた製品だ。
SPECIFICATION
対応CPU:Core 2 Duo/XE/Quad、Pentium XE/D/4、Celeron D
CPUタイプ:LGA775
チップセット:Intel P965+ICH8R
メモリスロット:PC2-6400 DDR2 SDRAM×4(最大8GB)
グラフィックス機能:-
拡張スロット:PCI Express x16×1、PCI Express x4(x16形状)×1、PCI Express x1×2、PCI×2
HDDインターフェース:Serial ATA 2.5×7、Ultra ATA/133×1
インターフェース:USB 2.0×4、1000BASE-T×1など
現行最高峰のグラフィックス機能内蔵 Core 2 Duo対応製品
GIGABYTE
GA-965G-DS3
実売価格:21,000円前後
URL:http://www.gigabyte.co.jp/
問い合わせ先:03-5812-6120(リンクスインターナショナル)
imageWindows Aeroの動作に対応した内蔵グラフィックスコア「GMA X3000」を搭載したIntel G965マザーボード。左ページでも示したとおり、G965は内蔵グラフィックス搭載チップセットの中でも抜きん出た性能を誇っている。拡張スロットや各種インターフェースは標準的な構成量。ミドルレンジに位置するP965マザーよりも、若干上の価格設定になっているが、3Dゲームなどを楽しまないのであれば、このマザーボードで十分Vistaライフをエンジョイできるだろう。
SPECIFICATION
対応CPU:Core 2 Duo/XE、Pentium D/4、Celeron D
CPUタイプ:LGA775
チップセット:Intel G965+ICH8
メモリスロット:PC2-6400 DDR2 SDRAM×4(最大8GB)
グラフィックス機能:Intel G965内蔵(Intel Graphics Media Accelerator X3000)
拡張スロット:PCI Express x16×1、PCI Express x1×3、PCI×3
HDDインターフェース:Serial ATA 2.5×6、Ultra ATA/133×1
インターフェース:USB 2.0×4、ディスプレイ(Dsub 15ピン)×1、1000BASE-T×1など
パワーユーザーも唸らせる超豪華仕様の680i SLIマザー
ASUSTeK
Striker Extreme
実売価格:30,000円前後
URL:http://www.asus.co.jp/
問い合わせ先:news@unitycorp.co.jp(ユニティ コーポレーション)
imageNVIDIAの最新チップセット680i SLIを搭載した高級品。冷却性能に優れる巨大なヒートパイプや、マザーボード全面にわたって配置された固体コンデンサなど、パワーユーザー向けにこだわり抜いた仕様だ。PCI Express x16を3スロット備え(白いスロットはx8動作)、2スロットを使用してのフルレーンSLIが可能。バックパネルには、デュアルギガビットイーサやeSATAポートを2基ずつ配備するなど、拡張性の高さも折り紙付きだ。同じチップセット搭載の廉価版として「P5N32-E SLI」がある。
SPECIFICATION
対応CPU:Core 2 Duo/XE/Quad、Pentium XE/D/4、Celeron D
CPUタイプ:LGA775
チップセット:NVIDIA nForce 680i SLI
メモリスロット:PC2-6400 DDR2 SDRAM×4(最大8GB)
グラフィックス機能:-
拡張スロット:PCI Express x16×2、PCI Express x8(x16形状)×1、PCI Express x1×1、PCI×2、専用オーディオスロット×1
HDDインターフェース:Serial ATA 2.5×6、eSATA×2、Ultra ATA/133×1
インターフェース:USB 2.0×4、IEEE1394(S400、6ピン)×1、1000BASE-T×2など
DVI出力搭載・ヒートパイプ採用 AM2対応のmicroATX高機能モデル
Universal ABIT
NF-M2 nView
実売価格:14,000円前後
URL:http://www.abit.com.tw/page/jp/
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
imagemicroATXフォームファクターにはめずらしい、ヒートパイプを採用したSocket AM2対応マザー。チップセットにはnForce 6150を搭載。グラフィックス機能を持ち、Windows Aeroの動作も可能だ。グラフィックス性能はG965マザーボードに劣るものの、本製品はバックパネルにDVI-IとDsub 15ピンのディスプレイ出力を装備し、デュアルディスプレイにも対応できる。現在では削減される傾向にあるIDEポートを2基備えているのも大きな特徴だ。
SPECIFICATION
対応CPU:Athlon 64/FX/X2、Sempron
CPUタイプ:Socket AM2
チップセット:GeForce 6150+nForce 430
メモリスロット:PC2-6400 DDR2 SDRAM×4(最大8GB)
グラフィックス機能:NVIDIA GeForce 6150
拡張スロット:PCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2
HDDインターフェース:Serial ATA 2.5×4、Ultra ATA/133×2
インターフェース:USB 2.0×4、IEEE1394(S400、6ピン)×1、ディスプレイ(DVI-I)×1、ディスプレイ(Dsub 15ピン)×1、1000BASE-T×1など
Back
Page Top
Next

サイト内検索

DOS/V POWER REPORT 最新号

DOS/V POWER REPORT 最新号表紙

DOS/V POWER REPORT
2024年冬号

発売日:12月28日
特別定価:2,310円

書籍(ムック)

PC自作・チューンナップ虎の巻 2023【DOS/V POWER REPORT特別編集】

発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税


このレトロゲームを遊べ!

発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税


特濃!あなたの知らない秋葉原オタクスポットガイド

発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税


わがままDIY 3

発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税


忍者増田のレトロゲーム忍法帖

発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税


楽しいガジェットを作る いちばんかんたんなラズベリーパイの本

発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税


DVDで分かる! 初めてのパソコン自作

発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』2

発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 風雲編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 怒濤編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


わがままDIY 2

発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』

発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税


わがままDIY 1

わがままDIY 1

発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税

読者プレゼント

アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。

本誌最新号・プレゼント申し込み

*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。

ユーザー登録から アンケートページへ進んでください