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Vistaマシン完全作成マニュアル
XPマシンをVistaマシンにアップグレードする方法
TEXT:鈴木雅暢
SDRAM+AGP 4X以前
代表的なチップセット Intel 815/845シリーズ
メモリ規格がSDRAM、ビデオカードインターフェースがAGP 4Xという世代には、PentiumIII時代の815系チップセット、Pentium 4初期の845チップセットなどがある。Windows XPが登場した当初に多かった環境と思われるが、この世代からのアップグレードはかなり苦しい。
 今でもこの世代のシステムを利用しているという方は、PentiumIII(Socket370)+Intel 815系チップセットの組み合わせが多いと思われる。820チップセットが失敗に終わったために急遽メインストリームをになう存在となった815系チップセットだが、最大メモリ搭載容量が512MBと、チップセットの制限によりどうやってもWindows Vista Premium Ready PCの要件すら満たせない。当時としても不満の声が上がっていたほどで、これではアップグレードどうこうを考える以前の問題である。CPUのアップグレードパスも断たれており、素直にあきらめたほうが賢明だろう。

 Intel 845チップセットは、2001年夏に登場したSocket478のPentium 4とPC133 SDRAMというレアな仕様のプラットフォームだ。2001年末にはDDR SDRAMサポートの845チップセットB-Stepが登場し、初代845はすぐにフェードアウトしており、そうとうニッチな存在と言える。こちらはメモリ容量の上限は3GBと問題なく、PC133 SDRAMは、512MB以下の容量であれば、割高ながら現在でも入手可能だ。

 ただ、容量は増やせても、Pentium 4のシステムバス帯域(当時3.2GB/s)に対してメモリ帯域(1.06GB/s)が狭過ぎてボトルネックになっているという問題は解消されない。ビデオカードもAGP 8X対応(AGP 3.0/AGP 2.0両対応)の製品ならまだ入手できるが、AGP 4Xには少々ややこしい問題がある。詳しくはコラムを参照してもらいたい。

 このようにいろいろと問題が多い世代であり、Windows Vistaの導入を考えるならば、これを機会に新規に組み直したほうがよいだろう。
imageバッファローのPC133 SDRAM DIMM「VS133」シリーズ。512MBなら1万5,000円前後で購入できる
image短期間しか活躍しなかったIntel 845搭載マザーボード。とはいえ、XPの発売直前に登場したため、XPと同時に購入したというユーザーも多いはず
image845チップセット搭載マザーボードが搭載しているAGP 2.0(1.5V)専用コネクタ。AGP 3.0専用のカードも挿すことができてしまう
AGP 4Xビデオカードのアップグレード
 AGPの規格は、当初のAGP 1.0からAGP 2.0へ、そしてAGP 3.0へと進化してきた。そのおおまかな内容は表に記載したとおりだが、注意したいのは、AGP 4Xという速度が、信号電圧の異なるAGP 3.0でもAGP 2.0でもサポートされていることである。そして、カードメーカーは単に「AGP 8X、AGP 4X」としか記載しないことが多く、規格としてAGP 3.0のみのサポートなのか、AGP 2.0/3.0両サポートなのか、はっきり分からないことも問題をややこしくしている。

 当初のAGP 8X対応カードはAGP 2.0/ 3.0の両対応であったが、最近はそうでないカードも存在する。AGP 1.0からAGP 2.0への変更時には、スロットの切り欠きで区別され、電圧仕様の異なるカードは挿さらないようになっていたのだが、AGP 2.0とAGP 3.0にはそういう区別がない。AGP 2.0専用スロットにAGP 3.0専用カードを挿してしまうと、過電圧で発火してしまう恐れもある。AGP 4Xしかサポートしていないマザーボードで使う前提でAGP 8X/AGP 4X対応カードを購入する場合は、事前にカードメーカーや代理店にAGP 2.0のサポートを確認しておいたほうがよいだろう。
AGP規格の変遷
策定年月 規格名 サポート速度 信号電圧 最大転送速度
1996年8月 AGP 1.0 AGP 2X、1X 3.3V 533MB/s
1998年5月 AGP 2.0 AGP 4X、2X、1X 1.5V 1.06GB/s
2002年9月 AGP 3.0 AGP 8X、4X 0.8V 2.1GB/s
DDR SDRAM+AGP 8X環境
代表的なチップセット Intel 865/VIA KT400シリーズ
Intelプラットフォームではシステムバス800MHzのPentium 4+Intel 865系チップセットの構成が定番。AMDプラットフォームではシステムバス400MHzのAthlon XPに対応したVIA KT400系、NVIDIA nForce2系などが同世代だ。Intel 865世代のチップセットは、システムバスを800MHzに拡張したPentium 4(Northwoodコア)とともに2003年春の登場後にベストセラーとなっただけでなく、その後も長く定番として活躍したロングライフなプラットフォームだ。ユーザー数はそうとうに多く、今でも利用し続けているユーザーも多いだろう。
AGPビデオカード増設
 グラフィックス性能については、マザーボードがAGP 8Xに対応してさえいれば、パワーアップは容易。インターフェースの主力がPCI Express x16へ移行した後もAGP 8X対応カードのニーズは根強く、何度も「最後のAGP………」などと言われながらも、新型GPUを搭載したAGPカードがコンスタントにリリースされ続けてきている。Windows Aeroの要件として挙げられているDirectX 9/Pixel Shader 2.0対応を満たす製品だけでも、旧型GPUを搭載して数千円で販売されているようなカードから、最新のハイエンドGPUを搭載した3万円以上のカードまで、豊富なラインナップから選べる。

 もっとも、Windows Aero環境で快適に利用するには、旧世代のエントリーGPUを搭載した数千円のカードでは少々心もとない印象もある。アップグレード用としてのコストパフォーマンスを考慮すると、1万円前後の旧ミドルレンジ製品、あるいは比較的新しいエントリー製品辺りが無難かもしれない。なお、PCI Express x16を前提として設計された新型GPUの場合は、基板上にインターフェース変換チップを実装してAGP 8Xに対応させているため、PCI Express x16カードよりも若干ベンチマークスコアは見劣る。
現行AGPビデオカード
Albatron
AGP6200AL
実売価格:7,000円前後
imageGeForce 6600の機能削減版にあたるエントリーGPU、GeForce 6200Aを搭載。1世代前のFX 5200より性能はかなり高い
カノープス
MTVGA 9550L
実売価格:9,000円前後
image旧型のGPUだが、DirectX 9/Pixel Shader 2.0へ対応したRadeon 9550を搭載。コアクロックは250MHzと低い
innoVISION
Inno3D Geforce 7300 GT
実売価格:13,000円前後
image現行のエントリー向けGPU、GeForce 7300 GTを搭載。ビデオメモリは256MBで、高解像度でのAero表示が可能だ
玄人志向
RX1300PRO-A256H
実実売価格:13,000円前後
image現行のエントリー向けGPU、Radeon 1300 PROを搭載。128bitのメモリインターフェースで、Aero動作もスムーズ
GIGABYTE
GV-N76G256D-RH
実売価格:17,000円前後
imageNVIDIAのミドルレンジGPU、GeForce 7600 GSを搭載。大型ヒートシンクにより、ファンレス駆動が可能だ
PowerColor
X1950 PRO 256MB AGP
実売価格:33,000円前後
imageAGP対応カードとしては最高クラスの性能を誇るATI Radeon 1950 PROを搭載。クーラーは大型だが、高い静音性を実現
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