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静音×冷却×省電力、超バランスPCの最適解
TEXT:橋本新義
低消費電力がキーワード 静音性と冷却能力を両立したマシン作り
今年も夏がやってきた。自作PCでこの時期に問題となるのが、何と言っても冷却とそれに伴う騒音。これまでは冷却パーツの強化による対処療法的な対策がメインだったが、今年はエコ=低消費電力化による根治療法も合わせて考えてみたい。
省電力=静音の新常識そのワケは?
 現在、企業向けのPCやサーバーなどでは、いわゆるグリーンITの流れにより、低消費電力化が大きなトレンドとなっている。

 実は、消費電力の低減は、PCの冷却効率と静音化にとっても非常に重要な役割を果たす。というのも、PCパーツの消費電力と発熱は基本的に比例関係にあるからだ。消費電力の大きなパーツは発熱が大きく、その分冷却装置も強力なものにする必要が出てくる。PCにおける強力なクーラーと言えば、必然的にヒートシンクやファンを大型にするか、高速回転のファンを搭載せざるを得ない。前者はコストとスペースの問題があり、後者は騒音の問題がある。

 対して、パーツの消費電力が小さい、すなわち発熱が小さい場合は、より簡素なクーラーで十分な冷却能力を確保することができる。ヒートシンクを小さくしたり、ファンの回転数を遅くしたりできるのである。ここで後者を採れば、騒音は小さなものになる。つまり、低消費電力・低発熱の省電力パーツを使うことは、究極の静音化につながるのだ。
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 もちろん、いくらPCが静かになっても必要な性能が確保できなければ意味がないという意見もあることだろう。しかし、このところの自作PCにおけるエコブームは、しっかりとした性能とコストパフォーマンスを持ちながら、低消費電力化を図るというのが基本的なスタンスである。以前のように、割高で汎用性の低いモバイル向けパーツを苦労して使うのとは違うのだ。

 さらに省電力パーツは、静音化以外にもメリットがある。と言うより、PCの消費電力低減は、基本的にメリットばかりなのである。

 まずはコスト。先に述べた各種の冷却機構に求められる性能のレベルが下がるという点は、冷却パーツのコストの削減につながる。また、システム全体の消費電力が低減すれば電源ユニットの出力が小さくてすむため、ここに割くコストも少なくなる。

 次に挙げられるのが、システムの小型化が容易になるということ。冷却パーツの簡素化、電源ユニットの小出力化にともなう小型化などが要因となって、小さなケースが利用しやすくなり、Mini-ITXをはじめとする小型フォームファクターが一気にブレイクしそうな気配だ。

 さらに、消費電力が下がるため、電気代も低減できる。これに関しては、パーツの性能や価格との兼ね合いもあるため単純なコスト低下となるとは限らないが、月々の電気代が減るのであれば悪い気はしないだろう。また、電気代があまりかからず、なおかつ動作音も小さいPCが安価に実現可能になったことで、24時間駆動のホームサーバー的なマシンが多くのユーザーにとって現実的な選択肢となりつつある。

 このように、省電力パーツを使えば、静音と冷却という相反する要素の両立が容易になるだけでなく、PCの新たな使い方も検討できるようになる。本特集では、この省電力パーツをキーワードに2008年型のPCの静音化と冷却のトレンドについて検証してゆく。
静音化も冷却も+αも!
省電力パーツの効果
image冷却と静音化が容易に
発熱の減少により、機械動作部の小さい静かなクーラーでの冷却が容易に。Intelのリテールクーラーも左のPentium D用に比べて右の45nmプロセス版Core 2 Duo用では明らかに小型化している
image電気代の低減
忘れてはならないのが、直接的なメリットである電気代の低減だ。とくに複数台のPCを使っている場合などは、バカにならない電気代削減効果を発揮することもある
imageマシンの小型化が容易に
もう一つのメリットはマシンの小型化が容易になること。発熱の減少は、冷却機構の小型化を可能にし、エアフローが不利な小型ケースでも安定動作が可能になる
パーツジャンルごとに進んできた静音化トレンドの流れ
 さて、「2008年型のPCの静音化と冷却のトレンド」という言葉を出したが、静音化には時代ごとのはやりがある。その最新のものが前述した省電力パーツとなるわけだが、過去のトレンドは廃れてしまうかと言うと、そうではない。新しいトレンドが登場しても、過去のトレンドの多くが定番の要素として引き継がれてゆく。右では、ここ数年の静音化のトレンドについてまとめてみたが、局所的なパーツから、多くの場所に影響を与えるパーツへと流行が移ってきている感がある。冷却に関しては、それだけが目立って注目されることはあまりないものの、静音化と表裏一体の関係にあることから、おおむね静音化ブームとなっているジャンルは同時に冷却面からも注目されていると考えてよい。

 また、あるジャンルで起こった技術的なトレンドは、ほかのジャンルにも波及してゆく。たとえば、CPUクーラーで流行したヒートパイプが、マザーボードやビデオカードにも採用されるようになるといった感じだ。

 ここからは、このような過去のトレンドを踏まえつつ、 静音化と冷却効率向上における重要な考え方と、代表的なパーツごとのポイントを紹介しよう。

 静音化でまず重要なのは、ターゲットとするパーツである。つまり、静音化に着手する際、どのパーツから手を入れていくかということだ。

 これは基本的に、もっとも動作音が大きい(=うるさい)パーツから静音化の対策をしていくのが一般的だ。現在一般的な自作PCで、もっとも動作音が目立つのはCPUクーラーかビデオカードクーラーであることが多いため、スタートはその周辺となる場合が多い。そうして対策が進むと、次に動作音が大きかったパーツの音のほうが目立ってくるので、この時点でターゲットを変更する。静音化は基本的にこの繰り返しなのだ。
静音化のトレンドの変遷
imageケースファン
2000年ごろから目立つようになった流体軸受けファンは、一大トレンドとなり、PC静音化の先鞭を付けた
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imageCPUクーラー
2001年ごろにはCPUクーラーブームに。純銅製ヒートシンクと低速回転ファンの組み合わせが流行した
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image電源
2002年には、内部に12cm角ファンを搭載したタイプの電源ユニットが登場
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imageケース
2005年に登場したAntec P180は既存のケースの静音化のノウハウを結集し、密閉型静音ケースという分野を確立
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image省電力パーツ
2006年のCore 2 Duo登場から、基幹パーツの低消費電力化が進んでいる。最新のトレンドはマザーボードだ
省電力パーツを使って根本的な静音・冷却対策を行なう時代に
imageCPU
近年、メインストリームモデルの消費電力が大きく低減したのがCPUだ。AMDのAthlon X2 eシリーズなど、低消費電力仕様の製品を積極的に活用したい。またCore 2 Duoの45nmプロセス版は、65nmプロセス版とTDPは同じでも実際の消費電力は小さいことを覚えておきたい
image電源
意外と大きな発熱源となる電源ユニット。発熱対策には高効率な製品を選ぶのが一番だ。80PLUS認証を受けた製品を購入するのが基本的な方針となる。ファンの動作音に関しては、最新製品であれば一定のレベルに達している
imageHDD&SSD
モーターを搭載することから、騒音源となるとともに、意外なまでの発熱源となるのがHDDだ。従来は両方を解決するには1プラッタ版製品の導入くらいしかなかったが、Caviar Greenなどの低消費電力HDDやSSDの登場により、比較的容易な改善が可能となった
 
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