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静音×冷却×省電力、超バランスPCの最適解
静音PC実践編
TEXT:保坂陽一
STEP 6 CPUクーラー、天板、背面のファンを調節
ファンの有無でバランスを探る
 冷却面では十分なところまできたと思われるが、CPUクーラーを交換してもまだ気になる動作音。CPUクーラーまわりの狭い空間にファンが3基も存在しているので、これを減らしてみるのはどうだろうか。そこで、これらの三つのファンの有無と、回転数を調節し、静音性と冷却のバランスが取れる状態を探ってみた。

 まずは、CPUクーラーのファンのみの状態で、天板、背面のファンをOFFにするところからスタート。静音性は優秀だが、温度はCPUからビデオカードにいたるまで上昇……やはり排気は重要だ。次に背面ファンの速度を「M」(1,600rpm)に上げてみた。冷却効果は上がったものの、動作音はもちろんアップしてしまう。代わって、天板ファンのみ「M」(1,100rpm)に設定してみると、ビデオカードの温度は若干上がったものの、静音性とのバランスはこちらのほうがよさそうである。

 では、天板ファンを「L」に戻し、さらにCPUクーラーのファンを取ってみるとどうだろうか? この場合は残念ながら動作音が意外と下がらないわりにチップセットなどに熱がたまるようで、評価は今一つ。

 ならばということで、CPUクーラーのファンを戻し、背面ファンを取り去った状態でテスト。動作音はさらに下がり、温度はビデオカードでこそ背面ファンありよりも上がったものの、チップセットなどでは下がっている(エアフローの乱れがなくなったためと思われる)。今回のパーツ構成では、このトップファンへと一直線にエアフローを構成するのがベターといったところだろうか。
imageCPUクーラーの12cm角ファンを取り外し、天板と背面のファンでCPUの冷却をカバー。悪くはないが、動作音は今一つ
image冷却アップのために、背面と天板のファンのファンコントロール機能を活用。回転を上げるとCPUだけは間違いなく冷えるのだが……
CPUクーラー、天板、背面の各ファンを使用した状態から
とくに指定がない限り、ケースファンの回転速度は最低の「L」を使用
天板、背面のファンを停止
動作音 39.0dB
CPU 67℃
チップセット 48℃
ビデオカード 72℃
HDD 32℃
効果 ×
背面ファンを「M」に設定
動作音 48.2dB
CPU 58℃
チップセット 41℃
ビデオカード 58℃
HDD 28℃
効果
天板ファンを「M」に設定
動作音 46.5℃
CPU 55℃
チップセット 40℃
ビデオカード 60℃
HDD 28℃
効果
CPUクーラーのファンを取り除く
動作音 44.5dB
CPU 64℃
チップセット 45℃
ビデオカード 61℃
HDD 28℃
効果
背面ファンを取り除く
動作音 44.0dB
CPU 60℃
チップセット 38℃
ビデオカード 61℃
HDD 28℃
効果
STEP 7 細部を煮詰めて、完成度を高める
ケースをよく見て最終調整
 肝心の動作音を大きく下げることはできなかったが、数値以上に初期状態とは大きくこのマシンが変化しているのを感じる。ただ、動作音のわずかな違いにこだわるなら、もう少し細かいところもチェックしておこう。一つはファンを取り外した背面部のダクト。ここはテストの結果、天板排気を活かしたエアフロー構築が有効ということで、ダクトを防振シートでふさいでおいた。これでより確固たるエアフローが完成するはずだ。

 それからファンレスビデオカードのヒートシンクの直後にあるバックベゼル。これを取り外せば、前面のケースファンからの風が直線的に抜けるのではないだろうか。メッシュのベゼルなどを用意できればよかったが、ひとまず外しておくことにする。これらを行なったのが下の最終結果だが、チップセットがさらに冷えるようになったのが興味深い。動作音はともかく、この数値を達成したことで、一つの決着を見たように思う。なお、ここでは使用しなかったが、より細かなファンコントロールやダウンクロックなどを活用すれば、まだまだ詰めることはできるはずだ。

 今回はこの構成を完成としたが、こちらのテストを見ると、これ以外にも悪くない設定が存在することに気が付くはずだ。とくに背面ファンの回転速度を上げた際には今回の中でもビデオカードがもっとも冷えるという結果になっている。動作音にさえ目をつぶるなら、この設定はアリだろう。こうした自分の使い方に合った静音と冷却のバランスを考えるというのも、自作ならではの楽しみ。そういう意味でも省電力パーツを積極的に盛り込んでいきたいものだ。
imageビデオカードのヒートシンク直後にあるベゼルを取り外して風通しをよくした。背後から手をかざすと、緩やかな風が出ており、効果はありそうだ
image天板排気のエアフローを強化するため、ファンを取り外した後の背面ダクトを塞いでおいた。これはチップセットの温度などで効果を確認
手間を惜しまず完成度アップ!
動作音 44.0dB
CPU 58℃
チップセット 35℃
ビデオカード 62℃
HDD 28℃
最終結果
ケースをフル活用するエアフローが完成
 試行錯誤の結果を振り返ってみると、動作音を保ちつつ、冷却を重視した形になったようである。結局のところ動作音は初期状態の44dB前後から離れることができなかったが、その上で、最近とくに発熱が気になるビデオカードやチップセットをこれだけ冷やすことができるようになったというのは大きな成果と言えるだろう。冷却重視のケースを静音性を確保しつつ、使いこなしたということで、この静音マシンの完成とさせていただきたい。
image今回の最終形態。ケースファンを3基増設した代わりに、ビデオカードと電源はファンレス化。CPUクーラーを交換して冷却性能を高め、同時に天板排気を活かす形で、背面のケースファンは取り除いた。実のところファンレスビデオカードに不安はあったのだが、予想以上にフロントケースファンの効果が高かったこともあり、満足のゆく結果にたどり着くことができた
最終的に使用したパーツ
CPU:Intel Core 2 Quad Q9300(2.5GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5Q-E
メモリ:Patriot Memory PSD24G800KH(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)
HDD1:Western Digital WD VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB)
HDD2:Western Digital WD Caviar Green WD10EACS(Serial ATA 2.5、5,400rpm、1TB)
ビデオカード:InnoVISION Geforce 8800GT Accelero S1M 512MB DDR3 PCI-E
光学ドライブ:ソニーNECオプティアーク AD7200A
サウンドカード:クリエイティブメディアSound Blastrer X-Fi Xtreme Gamer
電源:SilverStone SST-ST45NF(450W)
ケース:Antec Three Hundred
CPUクーラー:サイズ 忍者 弐
交換用ファン:Xinruilian RDL1223SX×3
合計金額:約18万円
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