その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢、橋本新義 | ||||||||||||||||||||||||
OS上での基本操作の体感性能の目安となるRandom ReadのスコアはHDDでは10,000rpmのWD VelociRaptorが飛び抜けてよい。回転数が5,400rpmのEcoGreen F1 DT、WD Caviar Greenはやはり最速からはツーランク、7,200rpm HDDと比べてもワンランク見劣りする印象。Deskstar P7K500がそれより少しよいが、Random Writeの結果が今一つだ。 SSDの2製品は対照的。MOBIはSequential Read/Writeとも同じような数値だが、MasterDrive MXはSequential Readで100MB/sを超える一方で、同Writeでは40MB/s以下と落ち込んだ。もっともこれは公称スペックどおりでもある。Random Readはどちらも速く、まさに爆速と言える数字。SequentialとRandomの差がないのがSSDの特性をよく表わしている。また、どちらもRandom WriteがHDDよりも遅いが、これもSSDの特性としてよく知られている話。HDDは大容量のDRAMキャッシュを搭載しており、キャッシュに書き込んだ時点でステータスを返せるためである。 次は消費電力について見てみたい。ACアダプタをHDDに接続してHDD単体の消費電力を計測している。結果はアイドル時、負荷時ともにやはりエコモデルが優秀。WD Caviar Greenがもっとも優秀でアイドル時はSSDに迫る3W、負荷時は6W。ほかの2台もそれに準じた結果。一般的なドライブの相場(アイドル時8W、負荷時10W前後)と比べて明らかに低い。ちなみに、WD VelociRaptorが意外に低いが、これもカタログスペックに準じた結果で、2.5インチ化の成果が出ている。 動作音は、HDDではエコドライブのEcoGreen F1 DTがもっとも小さい。WD Caviar Blueも回転数を考えると優秀だろう。SSDについてはご覧のとおりで、すべて暗騒音以下という結果になった。 全体的に、やはり省電力をうたうエコ系ドライブはカタログスペックどおり低消費電力であり、静音でもある傾向が見て取れる。一方で性能は最速レベルと比べるとやはり2ランクほど劣るが、実使用上ストレスを感じるほど劣っているわけではない。SSDについてもご覧のとおり、性能面は得意不得意が分かれるが、静音、省電力という点ではHDDを圧倒している。 |
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【検証環境】 CPU:Intel Core 2 Extreme QX6850(3GHz) マザーボード:ASUSTeK P5E3 Deluxe(Intel X38+ICH9R) メモリ:Kingston Technology KVR1066D3NK2/2G(PC3-8500 DDR3 SDRAM、CL=7、1GB×2) システムHDD:Western Digital WD Raptor WD1500AHFD-00RAR4(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB) ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード OS:Windows Vista Ultimate SP1 動作音測定距離:HDD前面から3cm(暗騒音35.9dB) 計測対象のHDDはセカンダリHDDとして接続 |
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Western Digital | ||||||||||||||||||||||||
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URL:http://www.wdc.com/jp/ | ||||||||||||||||||||||||
エコドライブの代表格 環境保全を強く意識し、静音省電力をテーマに設計されたエコHDDの元祖。流通当初は激安1TBドライブとしても大人気となり、エコHDDの認知に大きく貢献した。データ量に応じて回転数を調整する「IntelliPower」やデータ位置を計算してシーク速度を最適化する「IntelliSeek」などにより、アイドル時4W、リードライト時7.5Wの低消費電力を実現。型番末尾に「00D6B0」という枝番が付いているモデルは334GBプラッタを搭載する新型だ。 |
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SPECIFICATION | ||||||||||||||||||||||||
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Samsung | ||||||||||||||||||||||||
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URL:http://www.samsung.com/jp/ | ||||||||||||||||||||||||
334GBプラッタ採用のエコドライブ 334GBの大容量プラッタを採用して高速な転送速度を確保しつつ、回転速度を一般的な7,200rpmよりも低い5,400rpmとすることで消費電力をアイドル時は5W、リード/ライト時でも6.2Wときわめて低いレベルに抑えている。振動吸収材とカバー形状の工夫により振動の影響を最小限に抑える「NoiseGuard」、ヘッド位置決め時の振動発生を予防する「SilentSeek」といった静音技術も備える。 |
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SPECIFICATION | ||||||||||||||||||||||||
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HDDは金属ケースで密閉されてはいるものの、ファン以上に高速回転するモーターを搭載するため、それなりに大きな動作音が発生する。とくにヘッドの移動音は「カリカリカリ……」という比較的耳障りなものである。さらに、PCケースへの組み付けが甘いと発生する共振も不快なものだろう。 こうしたHDDの動作音や振動を効果的に抑えるためのアクセサリがHDD静音化ボックスだ。金属板や防振ゴムなどを組み合わせた箱で、これでHDDを覆うことによってHDDの動作音や振動が外に漏れないようにするというものだ。 静音化ボックスは、HDDから生じるすべての動作音に対して効果的だが、ほかの手段ではなかなか対策が難しいシーク音に対して有効度が高いのは、とくに大きな魅力である。 ただし、欠点としては、HDDを覆ってしまうという構造上、熱がこもりやすくなる。静音化ボックスを利用する場合は、HDDを単体で使う場合以上にエアフローの確保などの冷却に気を使わなければならない。 今回は、代表的な2製品を使い、実際にベンチマークで静音性とHDD温度をテストしてみたが、さすがに定番の製品だけあり、効果は優れたもの。温度上昇に関しては、今回使用した環境では良好なエアフローが確保できたため、ケース内に設置したにもかかわらず、アイドル時は単体利用時以上の放熱効果を得ることができた。 |
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【検証環境】 CPU;AMD Phenom X4 9350e(2GHz) マザーボード:MSI K9A2 Platinum(AMD 790FX+SB600) メモリ:Corsair Memory DOMINATOR CM2X1024-8500C5D(PC2-8500 DDR2 SDRAM、CL=5、1GB×2) ビデオカード:ATI Radeon HD 3850リファレンスカード HDD:Western Digital WD Caviar Blue WD3200AAKS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB) 電源:Seasonic M12 SS-700HM ケース:GIGABYTE POSEIDON 310 OS:Windows Vista Ultimate SP1 騒音測定距離:ケース前面から約10cm、暗騒音:36.6dB、室温:23℃ アイドル時:OS起動後25分後 高負荷時:PCMark05 Build120 HDD Test Suiteを25分ループした状態 |
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組み立てはシンプル 組み立ては基本的に、HDDをケース内に収める→ケーブルを接続→ケースを閉めるというシンプルな手順でOKだ |
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風を当てる 冷却の面では不利になるだけに、周辺のエアフローはHDD単体利用時以上に要求される。ファンの風が当たるベイに装着するのがベスト |
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ベイの上下を空けて装着 ファンの風が当てられないなら、装着したベイの上下にはドライブを設置しないようにして、熱がこもらないようにしたい |
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グロウアップ・ジャパン | ||||||||||||||||||||||||
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実売価格:7,500円前後 | ||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:03-5295-1033 URL:http://www.gup.co.jp/ |
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銅とアルミのハイブリッドで静音化と高効率冷却を両立 アルミ製の外箱に銅製の内箱と吸音材を組み合わせた高級モデル。外箱には溝が付けられており、静音化ボックスの中でも非常に高い冷却効果を誇る。 |
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SPECIFICATION | ||||||||||||||||||||||||
対応ベイ:5インチ 対応HDD:3.5インチ |
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グロウアップ・ジャパン | ||||||||||||||||||||||||
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実売価格:5,600円前後 | ||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:03-5295-1033 URL:http://www.gup.co.jp/ |
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シンプル構造で高い遮音効果の 元祖HDD静音化ケース SMART DRIVEシリーズのベーシックモデル。外箱、内箱ともアルミ製で外装はフラット加工とコストパフォーマンスを優先した仕様だが、静音効果は高い。 |
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SPECIFICATION | ||||||||||||||||||||||||
対応ベイ:5インチ 対応HDD:3.5インチ |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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