その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:宮崎真一 | ||||||||||||||
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では次に、アイドル時と高負荷時のそれぞれにおけるGPU温度について比較してみたい。この結果でやはり目に付くのはGeForce 8800 GTを採用するInnoVISION Geforce 8800 GT Accelero S1M 512MB DDR3 PCI-Eの温度の高さだろう。アイドル時は74℃でほかに比べると高いものの、まだ許容範囲と言える。しかし、高負荷時にいたっては105℃と非常に高くなってしまっている。これは、同カードがGPUクーラーにファンレスタイプを採用しているためだ。GPUは105℃でも動作できるとはいえ、周辺デバイスへの影響を考えるとこの温度はかなり厳しい。やはり、ファンレスクーラーを運用するにはケース内部のエアフローをしっかり確保する必要がある。 その一方で、TOXIC HD 4850の結果に着目したい。Radeon HD 4850はこちらで示すように、リファレンスクーラーではGPUの温度が下がらない(アイドル時70℃、高負荷時85℃)。それが、オーバークロックを施しているにもかかわらず、高負荷時でも50℃半ばまでしか上がっていない。これは、搭載しているZALMAN製GPUクーラーの冷却性能がかなり優秀だからだ。 また、ユニークな結果を示しているのがGeForce 9600 GT採用のMSI N9600GT Hybrid Freezerである。このカードはほかの製品とは異なり、高負荷時のほうがアイドル時よりもGPU温度が低くなっているのである。これは、GPUクーラーに搭載されたHybrid Freezerという機能によるもの。同機能は、GPUに対する負荷が低い場合にはファンの回転を止める。そのため、アイドル時にはファンレスクーラーと同等となり、GPU温度も上昇してしまう。とはいえ、その温度は60℃で、ファンレス動作としては比較的良好である。 |
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ASUSTeK | ||||||||||||||
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実売価格:26,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:news@unitycorp.co.jp(ユニティ) URL:http://www.asus.co.jp/ |
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OCによる性能重視のブーストモデル 高性能なGDDR4メモリを採用し、コアクロックとメモリクロックを向上させたOCモデル。Radeon HD 3000シリーズの最高峰となるRadeon HD 3870を搭載し、大型の冷却ファンを装備。 |
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ASUSTeKオリジナルの大型クーラーを装備。クーラーの高さがそれなりにあるため、実質2スロットを占有する | ||||||||||||||
SPECIFICATION | ||||||||||||||
コアクロック:850MHz メモリクロック:2.28GHz ビデオメモリ(バス幅):512MB GDDR4 SDRAM(256bit) インターフェース:DVI-I×2、S-VIDEO/HDTV OUT×1 |
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InnoVISION | ||||||||||||||
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実売価格:18,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:support@kohryu.com(興隆商事) URL:http://www.inno3d.com/ |
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価格が魅力のファンレスビデオカード 性能・価格ともにバランスの取れた、高コストパフォーマンスのGeForce 8800 GT搭載製品。ヒートパイプとフィンからなる大型のファンレスクーラーが特徴で、静音性と性能を両立可能な魅力あふれる製品。 |
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平行する4本のヒートパイプに、ロングタイプのフィンがかけられている。広面積でエアフローの恩恵を受けやすい形状だ | ||||||||||||||
SPECIFICATION | ||||||||||||||
コアクロック:600MHz メモリクロック:1.8GHz ビデオメモリ(バス幅):512MB GDDR3 SDRAM(256bit) インターフェース:DVI-I×2、S-VIDEO/HDTV OUT×1 |
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パフォーマンスが良好でGPU温度が低くても、GPUクーラーが発生する騒音が大きければ静音性を重視するユーザーにとってその製品は価値がない。そこで、GPU温度と同様にアイドル時と高負荷時において、動作音の大きさを騒音計で測定したものが下のグラフ。 当たり前の話だが、ファンレスクーラーを採用する8800GT Accelero S1Mは静音性が一番高い。N9600GT Hybrid Freezerのアイドル時も同様である。だが、N9600GT Hybrid Freezerは高負荷時に55.1dBと今回のテストで一番高い値を出してしまっている。同カードは、GPU温度が高負荷時で40℃ともっとも低くなってはいるが、それはファンの回転数を高めているためで、それにより騒音はかなり大きくなってしまっている。 また、TOXIC HD 4850と9800GTX Accelero Xtreme、それにRadeon HD 3870搭載のASUSTeK EAH3870 TOP/G/HTDI/512Mの3モデルは、アイドル時と高負荷時で騒音レベルが変わっていない。これは、GPUコア温度や負荷による回転数制御を行なっていないためで、それによりアイドル時の騒音も50dB前後と静音性が高いとは言えない。 最後にH365F256GNPは、アイドル時と高負荷時ともに比較的良好な結果を残している。描画性能が低いためそれほど大掛かりな冷却機構を要しないというのもあるが、静音性を重視するのであれば下位モデルのGPUの選択も一考の価値ありだ。ただし、その場合はパフォーマンスとのトレードオフになってしまうことは念頭に置いておこう。 |
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MSI | ||||||||||||||
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実売価格:30,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:web@msi-computer.co.jp(エムエスアイコンピュータージャパン) URL:http://www.msi-computer.co.jp/ |
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ファンレス駆動も可能なハイブリッドクーラーを搭載 GPUが一定の温度に高まるまでは、ファンを停止したままという準ファンレス製品。GeForce 9600 GTを搭載し性能も高い。静音性は重視したいがファンレス運用は心配というユーザーにオススメ。 |
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大型のヒートパイプ式クーラーを搭載し、低負荷時はファンレスでの運用を可能にしている。高負荷時はファンにより冷却を行なう | ||||||||||||||
SPECIFICATION | ||||||||||||||
コアクロック:700MHz メモリクロック:1.8GHz ビデオメモリ(バス幅):1GB GDDR3 SDRAM(256bit) インターフェース:DVI-I×2、S-VIDEO/HDTV OUT×1 |
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HIS | ||||||||||||||
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実売価格:8,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-3980-6442(恵安) URL:http://japan.hisdigital.com/ |
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静音ファンを備え安価に仕上げたミドルレンジモデル 小口径ながら静音性の高いクーラーを装備したRadeon HD 3650搭載カード。1万円を切る価格が魅力の製品だが、メモリにGDDR3を採用するなど、その性能も侮れない高コストパフォーマンスモデル。 |
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小型クーラーを採用しており、専有スペースが1スロット分で収まるほか、見た目以上に静かなファンも非常に魅力的だ | ||||||||||||||
SPECIFICATION | ||||||||||||||
コアクロック:725MHz メモリクロック:1.4GHz ビデオメモリ(バス幅):256MB GDDR3 SDRAM(128bit) インターフェース:DVI-I×2、S-VIDEO/HDTV OUT×1 |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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