その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:保坂陽一 | ||||||||||||||
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さて、まず何から始めるかだが、やはり一番気になる部分から静音化していくのをセオリーとするのなら、このマシンではビデオカードから着手していくしかないだろう。以前であればファンレスタイプのビデオカードも数多く販売されていたのだが、最近ではその扱い難さが知られるようになったこともあり、人気は下降気味。ハイエンドはおろか、エントリークラスでも敬遠される傾向にある。GeForce 8800 GTクラスともなると、もはや壊滅的と言ってもよいのだが、それでも販売されていないわけではない。これは試してみないわけにはいかないだろう。今回交換したGeForce 8800 GTビデオカードは偶然ながらヒートシンク部以外は全く同じリファレンスデザインのものとなっていたので、スペックそのものに変更はない。市販のビデオカード用大型ヒートシンクを取り付けたのと同じだと思っても差し支えないだろう。 かなり大型のヒートシンクが付いているため、PCIスロットに装着しているサウンドカードと干渉するのではないかと思われたが、これは無事に装着。その状態でテストしてみると、やはりそのままでは少々厳しいが、何と、もとのファン付きよりも冷えるという結果に。あちらはよほど冷却効果が低かったのか……。ただ、放っておくとまだ温度が上がりそうなので、対策を考えよう。 |
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GeForce 8800 GTではレアもの的存在のファンレスビデオカード「InnoVISION Geforce 8800GT Accelero S1M 512MB DDR3 PCI-E」 | ||||||||||||||
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そこで、ちょうどビデオカードの側面にあるサイドダクトに12cm角の静音ファン(800rpmのXinruilian RDL1223SX)を追加してみた。これを吸気にするか排気にするかで迷ったが、実際に両方試してみると、やはり直接外気をビデオカードに当てる吸気のほうが効果は高いようだ。加えて、チップセットの温度も初期状態まで戻っているのがうれしいところだが、CPUまでは効果がおよんでいないことも分かる。リテールCPUクーラーはマザーボードに向けて空気を吹き下ろした後、周囲に拡散する設計になっているので、エアフローを打ち消し合う部分もあるのかもしれない。 実はこの後に発見があるのだが、ここでは吸気の向きにサイドファンを取り付けて次へ進むことにした。 |
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12cm角の超静音ファンをサイドパネルに装着。このケースはデフォルトで吸気面が弱いこともあり、ビデオカードとチップセットの両方に効果が | ||||||||||||||
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サイドファンを逆向き、つまりケース内側から外に向けて、排気ファンとしてみたが、温度に限って言えば吸気よりも効果は落ちる。しかし…… | ||||||||||||||
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続いて、ビデオカードなどの冷却を強化するため、ケースファンを前面に追加してみた。今回のケースでは12cm角ファンを2基搭載できるようになっているが、ひとまずはビデオカードと同じ高さに位置する中段のファン固定部に、サイドファンに使用したものと同じ静音ファンを取り付けた。 加えて、下段のシャドーベイに取り付けていたシステムHDDを、増設したケースファンの風が当たる位置に移動させ、ビデオカードとHDD両方の冷却効果を狙ってみることにする。 ケース前面にファンが付いたことで、動作音がわずかに上がってしまったのは仕方のないところだが、その分HDDの温度にはっきりと効果が現われている。ビデオカードやチップセットに大きな変化が見られないのは少々残念だが、マイナス効果ではないので、これはこれでOKといったところか。 1dBの差というのは耳で聞く限りほぼ誤差レベルであり、上がっているか下がっているかははっきり言い切れない。ただ、初期状態からほとんど動作音が上がっていないのは、追加したファンの静音性の証明と、ファンレスビデオカードの効果と言えるだろう。 |
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ケースのフロント中段に位置するファン固定部に静音12cm角ファンを追加。このケースはこうした取り付けが非常に楽である | ||||||||||||||
追加したファンに合わせて、システムHDD(WD Raptor)の位置を変更。直接風が当たるようになり、温度もしっかりとダウンしている | ||||||||||||||
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配置を変えてみたばかりのシステムHDDだが、アクセス時のカリカリという音が気になるのも確か。静音HDDケースに入れるという手も考えたが、思い切ってより高速な「WD VelociRaptor」にシステムHDDを換装してみた。今回のテストではHDDアクセス時の音は計測していないが、動作音は音質の違いといった感じでそれほど大きな差はない。ただ、間違いなく高速で低温なのは確か。加えて、WD Raptorが持つ高周波音も消えているのは大きいところだ。 | ||||||||||||||
300GBで3万5,000円前後とコストはかかるが、従来のWD Raptorよりも高速な「WD VelociRaptor WD3000GLFS」 | ||||||||||||||
本体は2.5インチHDDだが、ヒートシンクのIcePackを使用して、現状の3.5インチHDDとそのまま交換。さらに静音HDDケースに入れる手も? | ||||||||||||||
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