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静音×冷却×省電力、超バランスPCの最適解
ケース選びが静音マシンの方向性を決定する!
TEXT:保坂陽一
ケースに入れるだけでどれだけの効果が得られるか?
ケースに入れる前のほうがよく冷える?
 さて、ここからは実際の製品にパーツを組み込んで、どれくらいの静音性や冷却性能が得られるのかをチェックしてみよう。ここで使用したのは右のようなもので、オールマイティを目指しつつも、それなりに省電力を意識した今時のスタンダード構成といったところだ。ケースに入れる前の数値は、ファンの騒音などが直接耳に届くだけにうるさいのは分かるが、外気温が同じならばケースに入れる前の状態のほうがよく冷えるようなイメージがある。はたして実際にはどうなのだろうか?

 ここでは静音・冷却の観点から、密閉静音タイプ、冷却重視タイプ、オリジナル構造タイプという三つのアプローチに分けて、それぞれのタイプのケースをセレクト。もちろん、それぞれの製品で剛性やケースファンの数、配置なども違う上、アレンジ幅なども変わってくるが、ここでは各ケースデフォルトのファン配置を基準にしている。その効果のほどを比較してみれば、改善点も見えてくることだろう。
image
【検証環境】
CPU:Intel Core 2 Quad Q9300(2.5GHz)
CPUクーラー:CPU付属品
マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R)
メモリ:Patriot Memory PSD24G800KH(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、2GB×2)
ビデオカード:GIGABYTE GV-NX88T512H-B(GeForce 8800 GT)
HDD:Western Digital WD Caviar Green WD10EACS(Serial ATA 2.5、5,400rpm、1TB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1

【検証内容】
上記の環境を各ケースに設置して測定。動作音測定は電源ON直後のファンコントロール作動前の最大回転時をケース正面から20cmの地点で計測。暗騒音は33.6dB。温度測定はHDDの温度が安定するOS起動から15分後に3DMark06を動作させ、終了時点での各項目を計測。CPUとHDDはSpeedFan 4.34(CPUはもっとも高いCoreの値)、ビデオカードはRIVATuner v2.09、チップセットはヒートシンク上面のもっともチップ(MCH)の中心に近い部分を放射温度計で計測。外気温は25℃
ケースなしでの測定結果
動作音 46.6dB
CPU 58℃
チップセット 37℃
ビデオカード 77℃
HDD 35℃
コンパクトなケースは静音向きではない!
 静音PCと言えばコンパクトな省スペースマシンを思い浮かべる人も多いと思われるが、コンパクトなケースというのは基本的に静音化には不利である。小型ゆえに内部はシンプルな作りで、外見ほど内部の冷却や静音に凝った製品が少ないというのもあるが、汎用性を持たせる必要がある自作向けケースだけに、パーツ構成によっては内部がケーブルなどで一杯、というものも多いのが実情だ。これはmicroATXのミニタワーやスリムタイプケースなどでも言えることで、なるべくコンパクトにハイスペックなマシンを作ろうと考えると、それはすでにイバラの道に踏み込んでいると言っても過言ではないだろう(もちろん、そこを楽しむのが自作の醍醐味だと思う人もいるだろう)。やはりコンパクトなケースでは大型の静音ファンやヒートシンクなどを使用するのは難しく、エアフローの構築も難しい。以前であればmicroATXケースでファンレスCPUクーラー、ファンレスビデオカードといった極端な静音構成で自作できたのだが、今ではとてもお勧めすることができなくなってしまったのはなんとも寂しいところである。

 ただ、高性能なオンボードグラフィックス機能や、Atomのような省電力CPUが続々と登場してきていることもあり、小型静音PCの新しい波が来ているのも確か。静音と冷却のバランスを考える際には、マシンスペックと使用するケースのサイズという関係も頭に入れておきたいところだ。逆に言えば、コンパクトな静音PCこそ、省電力パーツなどを存分に活かせる場とも言えるのではないだろうか。
image小型ファンで十分なエアフローを得るには、回転数を上げるしかない。それだけ動作音は大きくなりやすいと言える
imageスリムなケースでは当然ながら大型のCPUクーラーなどは使用が難しい。ケースに合ったパーツ選びがポイントだ
アプローチ1 密閉タイプで静音重視でいく!
冷却に課題は残るが間違いのない静音効果
 静音をメインで考えるなら、やはり根強い人気のあるこのタイプのケースは欠かせないだろう。とにかく密閉度を高めたということで、静音ケースとして非常に分かりやすいアプローチなのもよい。

 その代表として挙げた下の二つのケースのテスト結果を見ると、ともにケースファンが騒音源に加わっているものの、静音性はアップしており、その効果はちゃんと見て取れる。しかし、各部の温度に目を向けると、HDDを除くいずれの値もケースなしのときよりもアップしているのは気になるところだ。このタイプのケースは少ないケースファンで確実なエアフローを構築するのがポイントとなってくるが、直線的に空気が流れるわけではないので、どうしても熱だまりができてしまいがちだ。CPU、チップセット、ビデオカードはケース内部で近接する配置にあるだけに、互いの熱干渉も少なくはないのだろう。

 これはダクトを増やせば解決することもあるだろうが、それで静音性が下がってしまうのでは本末転倒だ。このタイプのケースではケースファンの増設にも余裕があるわけではないので、ファンコントロールなども活用し、静音性を保ちつつも、なるべく内部温度を下げる調整を行なうのがポイントとなるだろう。ただ、エアフローという見えにくいものが相手ではあるものの、構造がシンプルなだけに、初心者でもトライしやすいのはこのアプローチのメリットでもある。
image少ないファンを有効活用
少ないファンでも確実なエアフローを作り出すことで冷却効果は高まる。ただし、大型ビデオカードなどはその妨げになりやすい
image増設できるケースファンは少ない
フロントファンはHDDの冷却の役割だけでなく、空気の流れを作り出すための重要なポイント。うまくコントロールしてバランスを取ろう
静音を第一で考えるならこんなケース
GIGABYTE
GZ-X1WPD-100
実売価格:6,000円前後
問い合わせ先:03-3768-1321(マスタードシード)
URL:http://www.mustardgiga.co.jp/
image安価ながらもバランスの取れた1台
安価なケースゆえに剛性などでは劣る部分もあるが、フロントは密閉構造になっており、静音性も発揮。前後に標準で付属する12cm角ファンでエアフローも十分。ビデオカードの温度からすると、詰め込みはあまりお勧めできないが、スタンダードなパーツ構成ならなかなかの優秀な1台と言える。
SPECIFICATION
カラー:ブラック、ホワイト、シルバー
付属電源:なし
ベイ:5インチ×4、3.5インチ×2、シャドー×5
標準搭載ファン:12cm角×1(前面)、12cm角×1(背面)
追加搭載可能ファン:なし
サイズ(W×D×H):185×478×410mm
重量:6.8kg
騒音 42.4dB
CPU 63℃
チップセット 40℃
ビデオカード 83℃
HDD 28℃
アビー
balance B640
直販価格:13,980円
問い合わせ先:045-306-6686
URL:http://www.abee.co.jp/
image密閉静音ケースの定番デザイン
フロントの吸気をサイドスリットのみに絞った、静音ケースの定番スタイルを踏襲。スチールボディで剛性もあり、扱いやすさは間違いなし。ただ、この静音性はケースファンが背面のみであるという理由も大きい。HDDなどを増設していく際には、ケースファンの増設は必要不可欠と言ってよいだろう。
SPECIFICATION
カラー:ブラック、ホワイト、シルバー
付属電源:なし
ベイ:5インチ×6(5→3.5インチ変換アダプタ×1、スイッチユニット×1)、シャドー×4
標準搭載ファン:12cm角×1(背面)
追加搭載可能ファン:12cm角×1(前面)
サイズ(W×D×H):210×461×460mm
重量:8.0kg
騒音 40.2dB
CPU 64℃
チップセット 42℃
ビデオカード 85℃
HDD 32℃
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