その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:長畑利博 | ||||||||||||||
信頼性や変換効率を重視した新製品が続々と登場 | ||||||||||||||
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■ 電源選びのポイントを考える ミドルレンジモデルでトレンドになっているのが電力変換効率の向上だ。通常、コンセントから入ってきた電力はその全部をPC用に変換することができず、一部はそのまま熱に変わってしまう。このムダな電力を減らすために作られた認証プログラムが「80PLUS」だ。これは出力20%以上の全域で、電力の変換効率が80%以上を実現していることを保証するもので、変換効率の高さの大きな目安となる。効率の改善により発熱も減少するため、静音性や信頼性の面でも有利になるのがポイントだ。 ハイエンドモデルでも効率改善の動きは進んでいるものの、それ以上に出力強化の流れが大きい。クアッドコアCPU+マルチGPU構成といったような、消費電力が非常に大きなシステムをターゲットにした製品が多く、ついに1,500Wという出力を持つ電源まで登場した。ハイエンドGPUのマルチ構成に対応するため、PCI Exprss 8ピンコネクタを4本、6本と搭載する製品も増加中だ。 |
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耐久性の高い日本製コンデンサの採用モデルがミドルレンジクラスの製品にまで進んでいる。また、台湾メーカー製の105℃品コンデンサを全面採用することで低価格ながら高い信頼性をうたう製品も登場している。出力を安定させるための各種のフィルタや基板の設計なども信頼性確保の重要なポイントだ。 | ||||||||||||||
1万円を切るような低価格モデルでも信頼性を重視する製品が増えている | ||||||||||||||
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+12Vラインを2系統以上に分ける複数系統化の流れに反して、ハイエンドモデルでは1系統にすべての電力を集中するモデルも増えている。これは1系統にまとめることで電力配分の柔軟性を向上させられるからだ。PCI Express 8ピンコネクタなど、自分が必要なコネクタがあるかの確認も重要。 | ||||||||||||||
出力だけでなく、対応コネクタのチェックも忘れないようにしたい | ||||||||||||||
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静音性については、全体的に高いレベルになりつつある。変換効率の向上により、電源の発熱自体が減ってきており、小口径ファンでも十分に冷やせるようになったため、8cm角ファンでも高い静音性を実現したモデルが増えた。このほか、温度に応じてファンを完全に停止させてしまうモデルもある。 | ||||||||||||||
小口径ファンだからうるさいというわけではなく、全体の設計が重要 | ||||||||||||||
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Antec | ||||||||||||||
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予想実売価格:36,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル) URL:http://www.antec.com/world/jp/ |
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80PLUS Bronzeに対応したフラグシップ電源 「Signature」はAntecのハイエンドラインナップとして用意された新シリーズ。最大の特徴は100%の高負荷時でも82%以上の変換効率を発揮する「80PLUS Bronze」認証を取得している点だ。また、本製品は背面に8cm角ファンを搭載するストレート型レイアウトを採用している。これは同社の人気ケース「P180」などでのエアフローを考えた構造ということもあるが、高効率化による発熱の減少により、低回転の8cm角ファンでも十分な冷却が可能になっているからだ。なお、搭載ファンは日本電産製で、400~4,000rpmの自動可変式となっている。 |
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本製品は2層式の基板構成を採用している。コンデンサは国産の105℃品を全面的に採用するなど高品質 | ||||||||||||||
基準電圧は11.35V。負荷をかけると11.25Vまで下がる。波の変動は少なく、比較的安定している。変動幅は約0.1V | ||||||||||||||
SPECIFICATION | ||||||||||||||
ファン:8cm角×1(背面) 電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、EPS12V×1、ATX12V×1、ペリフェラル×9、Serial ATA×9、PCI Express 6+2ピン×2、PCI Express 6ピン×2、FDD×1 |
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Corsair Memory | ||||||||||||||
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実売価格:11,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル) URL:http://www.corsairmemory.com/ |
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高いコストパフォーマンスを誇るミドルレンジモデル 80PLUSに対応したミドルレンジ電源。1万円そこそこという実売価格ながら日本製の105℃品コンデンサを搭載しているのが大きな特徴だ。効率を高めるためのDouble forward switching基板を採用、入力電圧も90~264Vの幅広い範囲をサポートするなど安定性も重視した作りとなっている。ファンは底面に12cm角のダブルボールベアリングタイプを搭載しており、回転速度は負荷に応じてコントロールされる。+12Vが1系統に統一されており、1系統で33Aという大出力を誇るのも特筆すべき点だろう。 |
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内部のアルミ電解コンデンサには日本ケミコン製の105℃品を採用している | ||||||||||||||
テスト環境がヘビーなこともあってベンチマーク中はやや不安定。高負荷時には電圧が11.20V付近まで下がる。変動幅は約0.15Vだ | ||||||||||||||
SPECIFICATION | ||||||||||||||
ファン:12cm角×1(底面) 電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、ATX12V/EPS12V×1、ペリフェラル×6、Serial ATA×6、PCI Express 6ピン×1、FDD×2 |
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※今回の検証ではマザーボードとSpeedFanの相性のため、数値が実際の電圧より約1V低く出てしまっている。グラフはあくまで安定性を見るための指標としてほしい | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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