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激突！Bulldozer vs. Sandy Bridge

震撼性能！　Sandy Bridgeに死角なし!!

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マザーボード編

TEXT：宮崎真一、芦澤英一

Intel CPU対応マザーボード

P45の登場で一気ににぎやかになったIntelプラットフォーム

　マザーボードメーカー各社とも、同じチップセットであっても、機能差などで上位／下位といくつかのラインナップを用意することはめずらしくなくなった。P45でもそれは同じで、すでにその種類は非常に豊富。しかも、P35マザーボードも根強い人気がある上、P45の登場で価格が下がる傾向にあり、お買い得感はかなり高い。また、P45はP35と同様にDDR3とDDR2に対応するため、絶対的な性能を求めるのであれば、DDR3のほうがパフォーマンスが高いだけでなく、消費電力の低減が図れる点はメリットと言えよう。その一方で、IntelプラットフォームはAMDプラットフォームと比べてグラフィックス機能が乏しく、現状ラインナップでは魅力は薄い。

パフォーマンスを優先するならDDR3モデルで
DDR2メモリが非常に安価なため、高値のDDR3を導入するユーザーは少ない。しかしP45の場合、標準でDDR3-1333まで対応するほか、P45やX48では自動でオーバークロックを実現するXMPも用意されており、メモリパフォーマンスはDDR3を用いたほうが高い。また、標準動作電圧もDDR2の1.8Vに対して、DDR3は1.5Vと消費電力も低減する

グラフィックス機能が乏しいIntelプラットフォーム
Intelプラットフォームでは、G35にようやくDirectX 10対応ドライバがリリースされたものの、動画再生支援機能などは用意されていない。NVIDIAのGeForce 7150＋nForce 630iなどもあるが、こちらも再生支援機能に対応しておらず、魅力は薄い。次世代のG45やGeForce 9300などが出てくるまでは、AMDプラットフォームに太刀打ちできないだろう

ASUSTeK

P5Q-E

実売価格：21,000円前後

問い合わせ先：news@unitycorp.co.jp（ユニティ）
URL：http://www.asus.co.jp/

進化した省電力機能EPU-6Engineを搭載
　P5Qシリーズの中では、ミドルレンジ向けモデルとなる製品。システムバス1,600MHzおよびDDR2-1200を独自にサポートするほか、省電力機能であるEPU-6Engineを搭載。この機能はVRMの制御だけだったEPUに、チップセットやビデオカード、それにHDD、メモリ、ケースファンの電力制御を可能にした上位版で、従来のEPUに比べて省電力効果が改善されていると言う。また、本製品はPCI Express x16スロットを3本備えており、CrossFireXやマルチディスプレイ環境の構築にも適している。そのほか、ASUSTeK独自のLinuxベースのユーティリティ「ExpressGate」を使って、OSを起動することなくWebブラウザなどが利用可能だ。

Intel P45＋ICH10R

LGA775

ATX

RAID

省電力機能

EPU-6Engineの機能を実現する制御チップ。CPUやチップセットなどへの給電を制御することが可能だ

SPECIFICATION

対応CPU：C2D/Quad/XE、Pentium DC、Celeronシリーズ
メモリスロット：PC2-9600 DDR2 SDRAM×4（最大16GB）
ディスプレイ：－
グラフィックス機能：－
拡張スロット：PCI Express 2.0 x16×1、PCI Express 2.0 x8（x16形状）×1、PCI Express x4（x16形状）×1、PCI Express x1×2、PCI×2
主なインターフェース：Serial ATA 2.5×8、eSATA×1、Ultra ATA/133×1、USB 2.0×6、IEEE1394（S400、6ピン）×1
LAN：1000BASE-T×2

ECS

X48T-A（V1.0）

実売価格：26,000円前後

問い合わせ先：ecsinfo@ecsjpn.co.jp（日本エリートグループ）
URL：http://www.ecsjpn.co.jp/

シンプルな仕様が光るハイエンドマザーボード
　オンボードデバイスを満載したハイエンド志向のマザーボードが多い中、本製品は仕様をシンプルにすることで2万円台半ばの実売価格を実現したリーズナブルなハイエンドモデルである。2本のPCI Express x16スロットはPCI Express 2.0に対応するほか、フルレーンでのCrossFireXが利用可能。さらに、VRMとMCH、それにICHのヒートシンクはヒートパイプで結ばれ、高い冷却性能を実現している。また、ICH9RによるRAID 0/1/0＋1/5対応のSerial ATA 2.5ポートを6基備えるほか、バックパネルにはeSATAポートを1基装備している。さらに、サウンドインターフェースのS/P DIFには入出力の両端子が用意されており、非常にめずらしい構成になっている。

Intel X48＋ICH9R

LGA775

ATX

RAID

QoolTech IIと呼ばれる冷却機構を搭載。VRMやチップセットの熱をヒートパイプで効率よく冷却する

SPECIFICATION

対応CPU：C2D/Quad/XE
メモリスロット：PC3-12800 DDR3 SDRAM×4（最大8GB）
ディスプレイ：－
グラフィックス機能：－
拡張スロット：PCI Express 2.0 x16×2、PCI Express x1×2、PCI×2
主なインターフェース：Serial ATA 2.5×6、eSATA×1、Ultra ATA/133×1、USB 2.0×6
LAN：1000BASE-T×2

Intel

DP45SG

実売価格：19,000円前後

問い合わせ先：0120-868686（インテル）
URL：http://www.intel.co.jp/

レガシーフリーを実現したIntel純正マザーボード
　シリアルポートやパラレルポートが非搭載の製品はもはやめずらしくなくなりつつあるが、本製品はさらにPS/2ポートやFDDポート、そしてIDEポートといったレガシーポートを完全に省略した、いわゆるレガシーフリーを実現したP45マザーボードである。メモリはDDR3のみの対応となっており、メモリクロックは1,333MHzをサポート。また、ICH10Rが持つ6基のSerial ATA 2.5ポートのうち、5基は基板上のコネクタとして、残り1基はeSATAポートとして割り当てられている。Intelプラットフォームにおいて、Intel製マザーボードはCPUメーカー純正製品として人気も高く、このDP45SGもP45マザーボードのスタンダードモデルとして注目の製品だ。

Intel P45＋ICH10R

LGA775

ATX

RAID

VRMには6フェーズPWMを採用。固体電解コンデンサは富士通メディアデバイス製のものを搭載している

SPECIFICATION

対応CPU：C2D/Quad/XE、Pentium DC、Celeronシリーズ
メモリスロット：PC3-10600 DDR3 SDRAM×4（最大16GB）
ディスプレイ：－
グラフィックス機能：－
拡張スロット：PCI Express 2.0 x16×1、PCI Express 2.0 x8（x16形状）×1、PCI Express x1×2、PCI×3
主なインターフェース：Serial ATA 2.5×5、eSATA×1、USB 2.0×6、IEEE1394（S400、6ピン）×1
LAN：1000BASE-T×1

【省略表記】
C2D：Core 2 Duo
XE：Core 2 ExtremeまたはExtreme Edition
Pentium DC：Pentium Dual-Core