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その他の特集（2011年）

激突！Bulldozer vs. Sandy Bridge

震撼性能！　Sandy Bridgeに死角なし!!

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PCケース編

TEXT：保坂陽一

Antec

NSK1480

実売価格：18,000円前後

問い合わせ先：03-5812-5820（リンクスインターナショナル）
URL：http://www.antec.com/world/jp/

高さ12cmのスリム静音デスクトップ
　同社の従来のデスクトップケースより、さらにスリムなデザインを採用したmicroATXフォームファクターのデスクトップケース（縦置き用スタンドも付属）。

　シンプルなデザインながら、各部に静音、冷却ギミックを満載。シャドーベイやケース底部には防振シリコングロメットを備え、3段階のファンコントロール機能付き8cm角ファンを三つ標準搭載している。拡張スロットはLow Profileタイプながら4本が使用可能だ。そのほかにも、80PLUS認証取得の350W電源が付属しているなど、価格以上の高級感がある1台。

microATX

シャドーベイは分離式でそれぞれに防振シリコングロメットを装備。内部は狭いが8cm角ファンで冷却面もしっかりカバー

SPECIFICATION

カラー：ブラック（前面パネル：シルバー）
付属電源：350W
ベイ：5インチ×1、シャドー×2
標準搭載ファン：8cm角×2（側面）、8cm角×1（HDDケージ）
追加搭載可能ファン：なし
サイズ（W×D×H）：390×410×120mm
重量：5.12kg

Antec

Three Hundred

実売価格：9,000円前後

問い合わせ先：03-5812-5820（リンクスインターナショナル）
URL：http://www.antec.com/world/jp/

メッシュデザインの低価格エントリーモデル
　Hundredシリーズのエントリーモデルで、フロントメッシュのデザインを踏襲。ドライブベイのギミックなどは標準的なもので、上位モデルに比べればおとなしいケースだが、しっかりとした剛性や天板部の14cm角ファン（ファンコントロール機能付き）などは兄貴譲り。加えて1万円を切るコストパフォーマンスで、自作初心者からハイエンドゲーマーにまで幅広く対応する。また、天板だけでなく、背面にも12cm角ファンを備え、さらに前面と側面に計三つの12cm角ファンを装着可能。実用重視の人にお勧めだ。

ATX

内部は拡張性も十分。ギミックは少ないが、剛性などの基本スペックは負けていない

SPECIFICATION

カラー：ブラック
付属電源：なし
ベイ：5インチ×3、シャドー×6
標準搭載ファン：12cm角×1（背面）、14cm角×1（天板）
追加搭載可能ファン：12cm角×2（前面）、12cm角×1（側面）
サイズ（W×D×H）：205×465×458mm
重量：7.2kg

GIGABYTE

GZ-X1WPD-100

実売価格：6,000円前後

問い合わせ先：03-3768-1321（マスタードシード）
URL：http://www.mustardgiga.co.jp/

定番メーカーが放つ格安ミドルタワー
　同社のケースとしては初の廉価版のATXミドルタワーケース。非常にシンプルなデザインでユーザーを選ばないというのが一つのメリットだが、内部も広く、クセのない作りにも好感が持てる。

　価格相応に剛性の低い部分も見受けられるが、ドライブベイ部分だけは非常にしっかり作られており、振動防止などに貢献している。ドライブの固定もツールフリーで簡単だ。加えて、ケース前後には12cm角ファンも標準装備しているなど、ケースにあまりお金をかけたくない人には強力な援護射撃となるはずである。

ATX

全体的な剛性は低いが、作業性もよく、拡張性も申し分なしだ

SPECIFICATION

カラー：ブラック、ホワイト、シルバー
付属電源：なし
ベイ：5インチ×4、3.5インチ×2、シャドー×5
標準搭載ファン：12cm角×1（前面）、12cm角×1（背面）
追加搭載可能ファン：なし
サイズ（W×D×H）：185×478×410mm
重量：6.8kg

Lian Li

PC-P60B

実売価格：39,000円前後

問い合わせ先：03-5298-3880（ディラック）
URL：http://www.lian-li.com/

ギミック満載のハイエンドゲーマー向けモデル
　フロントメッシュタイプのケースの中でも、かなりアグレッシブなのがこの製品。標準で前面すべてをカバーするブルーLED内蔵の12cm角ファンが3基取り付けられており、HDDはもちろんケース内全体を冷却。さらに天板の14cm角ファンと背面の12cm角ファンで排気を行なう仕組だ。

　左右両開き対応のフロントパネルや、着脱可能なマザーボードベースといった使い勝手の工夫に加え、ファンコントローラや水冷ユニットへの対応など、数々の機能を装備。あらゆるハイエンド構成に、余裕を持って対応できる。

ATX

前面の三つのファンでケース全体を冷却。メンテナンス性の高さもウリだ

SPECIFICATION

カラー：ブラック
付属電源：なし
ベイ：5インチ×9（5インチ×3→シャドー×3変換アダプタ×1）
標準搭載ファン：12cm角×3（前面）、12cm角×1（背面）、14cm角×1（天板）
追加搭載可能ファン：なし
サイズ（W×D×H）：210×540×545mm
重量：約7.1kg（実測値）

アビー

AS Enclosure 220HT

直販価格：29,980円

問い合わせ先：045-306-6686
URL：http://www.abee.co.jp/

microATXで最大クラスの拡張性を確保
　microATXのミニタワーケースとしては標準的なサイズではあるが、ほぼ限界と言えるまでドライブの搭載数を追求した、ハイエンド向けの1台となっている。

　HDDを最大7基搭載した上で、5インチベイが二つ使用可能というATXケース顔負けの積載量で、GeForce 8800 GTクラスのやや大型ビデオカードも使用可能。前後には12cm角のファンが標準搭載されているが、アルミボディの冷却性能にも期待が持てる。質感もよく、コンパクトなハイエンドマシンが作りたいと言う人にはまさにうってつけだ。　

microATX

複雑な構造を持つドライブベイ。この詰め込んだ感じがまたマニアの心をくすぐるのだ

SPECIFICATION

カラー：ブラック、シルバー
付属電源：なし
ベイ：5インチ×2、3.5インチ×1、シャドー×6
標準搭載ファン：12cm角×1（前面）、12cm角×1（背面）
追加搭載可能ファン：なし
サイズ（W×D×H）：190×430×350mm
重量：4.3kg

ディラック

Slightly 800 Plus

実売価格：17,000円前後

問い合わせ先：03-5298-3880（ディラック）
URL：http://www.dirac.co.jp/

Mini-ITX対応のスリムブックタイプ
　マザーボードの増加に従って、Mini-ITXケースもバリエーションが増えつつある昨今。本製品はMini-ITXのコンパクトさを活かしつつも、ワンランク上を目指したい人向けのスリムブックタイプである。光学ドライブはスリムタイプのみ搭載可能だが、HDDに3.5インチと2.5インチの2台を搭載できるのが最大のポイント。SSDなどを活用して超静音マシンを目指すのもよいのではないだろうか。

　Mini-ITXケースとしてはやや高価な部類に入るが、電源に80WのACアダプタが標準で付属しているのはうれしいところだ。

Mini-ITX