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TEXT:鈴木雅暢 |
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Mtron |
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MSP 7000 |
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URL:http://www.mtron.net/ |
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定番の高速SSDブランド
いち早くSSD製品を展開し、高級SSDブランドとしての地位を築きつつあるMtron。この「MSP7000」シリーズは、SLC(Single Level Cell)を採用したエンタープライズ向けのハイエンド製品だ。2.5/3.5インチサイズのフォームファクターを採用しており、インターフェースはSerial ATA 1.0aに対応。シーケンシャルリードで120MB/s、シーケンシャルライトでも90MB/sと高速。 |
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SPECIFICATION |
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型番 |
インターフェース |
Serial ATA
転送レート |
容量 |
実売価格 |
MSP-SATA7035064 |
Serial ATA 1.0a |
1.5Gbps |
64GB |
230,000円前後 |
MSP-SATA7035032 |
Serial ATA 1.0a |
1.5Gbps |
32GB |
130,000円前後 |
MSP-SATA7025032 |
Serial ATA 1.0a |
1.5Gbps |
32GB |
135,000円前後 |
MSP-SATA7025016
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Serial ATA 1.0a |
1.5Gbps |
16GB |
130,000円前後 |
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Transcend |
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TSxxGSSD25S-S |
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URL:http://www.transcend.co.jp/ |
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コストパフォーマンスも高い高速SSD
コンパクトフラッシュやSDメモリーカードなどのメモリ関連製品で高い実績があるTranscendから登場した最新のSerial ATA 2.5対応の高速SSD。型番末尾「S」のSLCモデルと同「M」のMLC(Multi Level Cell)モデルがあり、SLCモデルではリード最大119MB/s/ライト最大64MB/sとハイパフォーマンスをうたっている。なお、MLCモデルではリード最大116MB/s、ライト最大43MB/sとなっている。 |
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SPECIFICATION |
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型番 |
インターフェース |
Serial ATA
転送レート |
容量 |
実売価格 |
TS64GSSD25S-S |
Serial ATA 2.5 |
3Gbps |
64GB |
120,000円前後 |
TS32GSSD25S-S |
Serial ATA 2.5 |
3Gbps |
32GB |
60,000円前後 |
TS16GSSD25S-S
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Serial ATA 2.5 |
3Gbps |
16GB |
40,000円前後 |
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G.Skill |
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FS-25S2 |
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URL:http://www.gskill.com/ |
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Samsungの高速ドライブを採用
DDR2/DDR3 SDRAMのオーバークロックメモリなどで知られるG.SkillブランドのSerial ATA 2.5対応高速SSD。Samsung製の最新ドライブ「MCBQE64GBMPP-03A」を使用しており、シーケンシャルリード/ライトがそれぞれ100MB/s、80MB/s、ランダムリード/ライトがそれぞれ80MB/s、30MB/sというスペックとなっている。金属の質感を活かしたスタイリッシュなカバーが印象的。 |
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SPECIFICATION |
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型番 |
インターフェース |
Serial ATA転送レート |
容量 |
実売価格 |
FS-25S2-64GB |
Serial ATA 2.5 |
3Gbps |
64GB |
137,000円前後 |
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グリーンハウス |
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GH-SSDxxGS-2SP |
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URL:http://www.green-house.co.jp/ |
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リード100MB/sをうたう高速SSD
メモリモジュールやフラッシュメモリなどのメモリ製品を中心にサプライまで幅広い製品を扱っているグリーンハウスの最新Serial ATA 2.5対応SSD。制御用コントローラを複数配置し、最大8チャンネルの同時アクセスを行なうことで高速なデータ転送を可能にしていると言う。公称スペックは、シーケンシャルリードで業界最高の130MB/s、シーケンシャルライトも67MB/sと高速だ。 |
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SPECIFICATION |
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型番 |
インターフェース |
Serial ATA
転送レート |
容量 |
実売価格 |
GH-SSD64GS-2SP |
Serial ATA 2.5 |
3Gbps |
64GB |
210,000円前後 |
GH-SSD32GS-2SP |
Serial ATA 2.5 |
3Gbps |
32GB |
120,000円前後 |
GH-SSD16GS-2SP
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Serial ATA 2.5 |
3Gbps |
16GB |
80,000円前後 |
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ベンチマーク検証 |
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最新HDD、SSDの性能はいかほどのものだろうか。ここでは今回紹介した全モデルについて、性能および消費電力テストの結果を掲載した。WD Caviar GPに関しては、250GBプラッタ/333GBプラッタ両方のモデルでテストしている。
性能テストには、CrystalMark 2004R3を利用した。Sequential Readで10,000rpmのWD VelociRaptorは公称転送速度とほぼ同じ約121MB/sとなったが、320GBプラッタのBarracuda 7200.11はそれを上回る124MB/sをマークしてトップに立った。そのほかにWD Caviar SE16、Spinpoint F1と続き、WD VelociRaptor以外は320GB以上のプラッタ採用製品が上位を占め、威力を見せ付けた。
Random Read 64Kでは10,000rpmのアドバンテージが健在で、WD VelociRaptor、WD Raptorが上位を占めた。Deskstar 7K1000、Spinpoint F1も悪くないスコアだ。一方、エコをアピールする製品は今一つ振るわない結果となった。
SSDに目を移すと、Sequential Readの最速はTS64GSSD25S-Sで、次にGH-SSD32GS-2SPがくるが、Random Readでは逆にFS-25S2-64GB、MSP 7000のほうがよい。全体的にRandom Write 64Kの値が低いが、HDDのようなライトキャッシュがないことやウェアレベリング(フラッシュメモリセルの使用セルが偏らないよう調整すること)の影響が出ていると思われる。この中ではTS64GSSD25S-Sがもっともよい。
消費電力はHDDにUSB変換アダプタを接続し、HDD単体の電力をワットチェッカーで測定した。エコをうたう製品はみな優秀だが、その中でもWD Caviar GPの333GBプラッタモデルの優秀さが目立つ。SSDは1~2Wとさらに優れている。 |
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【検証環境】
CPU:Intel Core 2 Extreme QX6850(3GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5E3 Deluxe(Intel X38+ICH9R)
メモリ:Kingston Technology KVR1066D3NK2/2G(DDR3-1066、CL=7、1GB×2)
起動HDD:Western Digital WD Raptor WD 1500AHFD-00RAR4(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード
OS:Windows Vista Ultimate SP1
動作音測定距離:HDD前面から3cm(暗騒音35.9dB)
計測対象のHDDはセカンダリHDDとして接続
※SSDにおけるCrystalMark 2004R3のスコアにバラツキが見られたため、HDD sizeを1,024MBに変更して計測している(HDDは128MB) |
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