その他の特集(2011年) | |||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|
||||||||||||||
TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||
大変革前夜、長く使えるパーツを狙うなら今! | ||||||||||||
|
||||||||||||
■ 基幹パーツは成熟期に実用的な新製品が多数 早いもので2008年も半年が経過した。この半年の間、PCパーツ業界にはさまざまな動きがあり、新製品も多く登場した。しかし、全体的に小幅な動きが多く、業界全体を大きく揺るがすほどのインパクトは少なかった。2008年後半に予定されている大きな変革を控えて、現在はちょうど各種パーツの基幹技術が成熟期に入っていると言える。 大きな変革と言うのは、Intelの次世代CPUである「Nehalem」(ネハーレン:開発コードネーム)の存在である。Nehalemのコア内部はマイナーチェンジにとどまるものの、外部バスアーキテクチャには大きな変更がある。まず、メモリコントローラをCPUに統合し、メモリには3チャンネルのDDR3 SDRAMが採用されるため、メモリまわりのパーツには大きな影響がある。また、システムバスもシリアルベースのインターフェースに変わるためマザーボードの設計そのものも大きく変化するはずだ。 |
||||||||||||
|
||||||||||||
45nmプロセスCPUの登場 45nmプロセスルール製造のCore 2 Duo/Core 2 Quadが登場し、低消費電力や高いオーバークロック耐性でそのポテンシャルの片鱗を見せた |
||||||||||||
低価格市場へのマルチコアCPUの浸透 Celeron Dual-Core、Sempron X2、Phenom X3などが登場。数千円から買える最廉価クラスのバリューブランドまでマルチコアになった |
||||||||||||
Windows Vista SP1の登場 SP1の登場でWindows Vistaの完成度が大幅にアップ。安定性や互換性を高めるための改良のほか、パフォーマンスも向上している |
||||||||||||
メモリ価格の安値安定 2008年に入ってからDDR2 SDRAMの急激な値下がりは止まったが、安値で安定しており、大容量メモリを導入しやすい状況が続いている |
||||||||||||
自作市場での地デジ録画解禁 地上デジ録画に対応したテレビチューナーの単体販売が5月に解禁され、ようやく自作PCでも地デジの視聴/録画ができるようになった |
||||||||||||
省電力&エコブーム 京都議定書の第1約束期間に突入した影響もあってか、省電力、エコロジーをうたう製品が急増。静音化がさらにしやすくなっている |
||||||||||||
さらに、コア数をスケーラブルに拡張できるモジュラーデザインに加え、かつてのHyper-Threadingと似た論理マルチスレッド技術も導入されることからCPUの発熱も相当なものになると見込まれており、冷却パーツやPCケースのデザインなどへの影響が予想される。また、Nehalemでは64bit処理性能が改善されることも分かっており、64bit OSの利用が促進される可能性もある。 劇的な変化が起こるならそれまで待ったほうがよいと思うかもしれない。しかし、技術的に大きな変化が伴う新製品は、必ずしも予定どおりに進行するとは限らない。Core 2 Duoの立ち上がりはスムーズだったが、Prescottコア(90nm世代)のPentium 4や、初めてPCI Expressが導入されたLGA775プラットフォームなどはかなり予定がずれた上に期待ほどの性能が出ず、落ち着くまでにかなり時間がかかった。トピックとしては大いに楽しみであるが、実用面を考えた場合には、不確実な要素が多いのである。 その点、今の状況は実用面という点では安心感がある。成熟期と言っても決して新製品がないとか、停滞しているといったわけではない。新製品はたくさん出ているし、性能機能ともに進歩はしている。技術的に従来の延長線上にあり、ほかのパーツや自作市場全体にまで大きな影響を与えるほどのドラスティックな変化が起きていないというだけのことである。45nmプロセスルール製造のCore 2 Duo/Core 2 Quadや、Windows Vista SP1などはその典型だ。技術的に大きな変更がない分、完成度が高く、実用面での高い満足度に直結している。 そういったことを考えれば、まさに成熟期のさなかにあり、今は絶好の自作パーツの買い時であり、自作PC組み立て時と言ってもよいだろう。本特集では、主要パーツごとにトレンドを踏まえた購入ポイントを整理し、注目の製品をまとめて紹介していく。自作PCの作成やアップグレードの参考としていただければ幸いである。 |
||||||||||||
|
||||||||||||
P45マザーボード P35からの実質的な機能拡張はPCI Express 2.0対応くらいのものだが、最初から完成度は高く、メーカー独自機能もさらに強力になっている |
||||||||||||
Intel Atom 開発コード「Diamondville」の名で呼ばれてきたTDP 0.65~4Wの超省電力CPUがついにデビュー。オンボードマザーの価格も激安だ |
||||||||||||
低価格化が進んだBlu-rayドライブ 東芝のHD DVD撤退発表後、値下がり傾向にあったBDドライブがここに来てまた一段と安くなった。リード専用なら1万数千円から買える |
||||||||||||
2007年末~2008年 | ||||||||||||
PCは大きく変わる | ||||||||||||
|
||||||||||||
Core 2シリーズの次世代をになうべく開発が進んでいる「Nehalem」の試作システム。バスまわりが大きく強化され、メモリも3チャンネルのDDR3となる | ||||||||||||
|
||||||||||||
従来の3D描画、HD動画デコードに加え、動画エンコードや写真編集といった用途への応用を視野に入れた取り組みが始まりつつある | ||||||||||||
|
||||||||||||
Atomの登場は低価格小型PCを大きく刺激している。トリプル/クアッドコアの低価格化も期待でき、ますます盛り上がりそうだ | ||||||||||||
|
||||||||||||
|
発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。
*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。
ユーザー登録から アンケートページへ進んでください