DOS/V POWER REPORT | Impress Japan

トップ
> 第1特集
> “Windows Vistaレディ”マシンを作る

Windows Vista β2 新機能ガイド

一般公開されたβ2でVistaに触れてみよう！

Windows Vistaの新機能をチェック 1/6

Windows Vistaの新機能をチェック 2/6

Windows Vistaの新機能をチェック 3/6

Windows Vistaの新機能をチェック 4/6

Windows Vistaの新機能をチェック 5/6

Windows Vistaの新機能をチェック 6/6

Windows Vista Upgrade Advisor Beta

Vistaでのドライバインストール手順

その他の特集（2011年）

激突！Bulldozer vs. Sandy Bridge

震撼性能！　Sandy Bridgeに死角なし!!

＊ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。

＊プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。

Vistaマシン作製ガイド

TEXT：橋本新義

Vistaでのドライバインストール手順

　Windows Vistaにおける各種デバイスドライバのインストール手順は、基本的にWindows XPまでの操作と変わりない。しかし、少ない変更点の中に若干の注意が必要な点がある。とくに大きなポイントは、デバイスのプロパティやデバイスマネージャの表示、セットアッププログラムの実行時などに、作業の続行を許可するダイアログが表示される点だ。慣れないうちは面食らってしまうが、基本的にはそんなに煩雑な操作ではない。また、ドライバのオンライン検索機能がXPより強化されており、最新ドライバがMicrosoft Updateに登録されると自動更新を行なう機能も搭載されている。

基本的な作業の手順は、XPに準ずる。まずはデバイスマネージャなどから、デバイスのプロパティを表示する

Vistaならではのユーザーアカウント制御画面が表示されるので、ここは［続行］ボタンをクリックする

ドライバの検索のダイアログが表示される。「自動的に～」をクリックしてMicrosoft Updateから検索するのがお勧めだ

続いて表示されるダイアログで「はい、常に～」を選択すると、最新ドライバ登録時に自動的に更新が実行される

検索後にドライバが発見されると、インストール作業に移る。ドライバのインストール完了まではXPと共通だ

再起動が必要なデバイスでは、再起動に関するダイアログが表示される。この場合は再起動後にインストールが完了する

Vista対応主要ドライバ一覧

グラフィックス

メーカー	デバイス	ドライバ
NVIDIA	GeForce 5000/6000/7000シリーズ	ForceWare 88.61
ATI	RADEON 9500以降／Xシリーズ	Catalyst Beta Driver for Windows Vista Beta 2
Intel	Intel 945G	Intel Lakeport Graphics Controller Vista OSディスク同梱
VIA	K8M890/K8N890	6.10.10.0010 Build 0512220-1600
S3	Chrome 20/GammaChrome	Version: 6.14.10.2218-15.18.05n

サウンド

メーカー	デバイス	ドライバ
Realtek	HD Audio CODECs	Vista x86 Beta Driver Ver.5265
Realtek	AC'97 Audio CODECs	Vista x86 Beta Driver Ver.6062
Creavite	Sound Blaster X-Fi	Vista Beta Driver Ver.2.07.0004
Creavite	Sound Audigy/2/4	Vista Beta Driver Ver.2.08.0002
Creavite	Sound Blaster Live!/Audigy LS	Vista Beta Driver Ver.1.04.0055

ネットワーク

メーカー	デバイス	ドライバ
Marvell	Marvell Yukon Ethernet Controller	Yukon Vista 32-bit Beta 9.0.16.2

まとめ

　ここまで、PCにWindows Vistaをインストールする際のハードウェアやドライバにおける注意点を紹介してきた。

　Vistaでは、これまでのWindowsではさほど重要視されていなかったグラフィックス機能が動作のポイントとなり、さらにその条件は正直複雑と言える。

　しかし、Microsoftでもその対策としてUpgrade Advisorや一般ユーザーも参加可能なβテストの実施などにより、動作条件の確認を容易に行なえる状況を作っている。

　また、β2の段階にもかかわらず、グラフィックスチップ（GPU）やチップセットのメーカーの多くがドライバを配布しているのも、従来のWindows新バージョンのときにはあまり見られなかった点だ。実際には、デバイスによっては製品版登場時に細かな対応／非対応の問題が発生してしまうことは避けられないだろうが、ユーザーがそれを知るための負担が軽減されたのは喜ばしいことだ。読者のみなさんも、可能であれば積極的にUpgrade AdvisorやVistaβ2をテストしてみてはいかがだろうか。