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Windows Vista β2 新機能ガイド

一般公開されたβ2でVistaに触れてみよう！

Windows Vistaの新機能をチェック 1/6

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Windows Vista Upgrade Advisor Beta

Vistaでのドライバインストール手順

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Windows Vista β2 新機能ガイド

Windows Vistaの新機能をチェック

TEXT：清水理史

クイック検索

■	検索結果が活きる新機能に注目！

　Windows Vistaでは、検索機能が大幅に強化されている。従来のWindows XPでもインデックスサービスを利用した検索が可能だったが、Vistaではスタートメニューやフォルダウィンドウなど、あらゆる場所に検索ボックスが用意されており（クイック検索）、目的のデータをすぐ探し出せるようになっている。

　また、フォルダのレイアウトで「閲覧ペイン」を表示しておけば、検索で絞り込まれたファイルの内容を個別にプレビューできるので、目的のファイルにたどり着きやすい。

　さらに、一度実行した検索は、その条件を保存しておくことが可能だ。たとえば、特定のプロジェクトに関する文書や写真を条件にしておけば、プロジェクトが進行している間に無関係のファイルが増え続けても、検索条件からいつでも関連する最新のファイルを探し出すことができる。標準でいくつかの検索条件が保存されており、「最近利用したファイル」などは重宝するはずだ。

　このほか、検索結果を特定の項目でまとめる「スタックビュー」では、ファイルの保存場所にかかわらず仮想フォルダ内に並べて比較することができる。

強化された検索機能

一度実行した検索は条件を保存しておくことができる。検索結果は常に更新されていくので、最新のファイルも検索対象になる

フォルダウィンドウやスタートメニューにクイック検索ボックスが追加され、目的のファイルを素早く見付けられる

検索結果のスタック表示

検索したファイルは、作成者や拡張子、タグなどの項目を条件にスタック表示できる。言わば検索によって分類された仮想フォルダで、ファイル整理に威力を発揮する

インデックスサービス

Vistaの検索機能はインデックスサービスによって実現されている。インデックスの作成には高い負荷がかかるが、CPUがアイドル状態のときに作られるので、ユーザーが意識する必要はない

写真もメタデータで検索可能

Windows Vistaではワープロや表計算といった文書データ以外に、写真も検索対象にすることができる。たとえば、デジタルカメラからPCに画像を取り込むときに「運動会」などのタグを設定しておけば、それ以降、運動会というキーワードで画像を検索できるというわけだ。ちなみに、画像のプロパティには「表題」や「5段階評価」、「タグ」、「コメント」などのメタデータ項目が用意されている。ファイルを複数選択して一気にまとめてメタデータを登録することもできるので、画像取り込みの際に設定しておくとよいだろう。

検索できるのは文書だけではない。メールや、デジタルカメラの画像なども条件によって手軽に探し出せる

写真を検索できるようにするには、プロパティでタグなどのメタデータを記述しておく必要がある

Windows Media Player 11とMedia Center

■	配信サービスが強化されるマルチメディア機能

　Windows Vistaに標準搭載される「Windows Media Player 11」は、インターフェースが一新され、より使いやすくなった。従来のテキストベースの一覧からジャケット写真を使ったグラフィカルなライブラリ管理に変わり、アーティストや年代、ジャンルなどの条件で抽出結果をスタック表示するなど、直感的で効率のよい音楽鑑賞環境を実現している。

　オンラインコンテンツも強化され、MTV Networksとの提携によって提供される音楽配信サービス「URGE」などを利用できる（現在は米国ユーザーのみ利用可能）。このほか、ポータブルデバイスとの同期でシャッフル同期機能が追加されるなど、使いやすさも一段と改善されている。

　マルチメディア系の機能として、もう一つ注目したいのは10フィートGUIを持つマルチメディア統合環境「Media Center」だ。これまでWindows XPの1エディションの専用機能としてのみ提供されてきたMedia Centerだが、VistaではHome PremiumとUltimateに標準で搭載されており、より幅広いユーザーの利用が可能となった。

Windows Media Player 11