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Windows Vista β2 新機能ガイド

一般公開されたβ2でVistaに触れてみよう！

Windows Vistaの新機能をチェック 1/6

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Windows Vista Upgrade Advisor Beta

Vistaでのドライバインストール手順

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Windows Vista β2 新機能ガイド

TEXT：清水理史

Windows Vistaの新機能をチェック

Windows Aero

■	見た目だけじゃない！実用性も考慮された新UI

　Windows Vista最大の特徴と言えるのが、従来のXPから大幅に変更された新しいユーザーインターフェースだ。

　「Windows Aero」と呼ばれるこのUIでは、「Glass」という文字どおりガラスのような効果が採用されており、ウィンドウのメニューバーやスタートメニューが半透明で表示されるようになった。XPに比べると涼しげで、スマートな印象だ。背景や背面のウィンドウの内容などを確認できるという、実用上のメリットもきちんと考慮されたデザインになっている。

　また、ウィンドウをタスクバーに最小化したり、Alt＋Tabキーで切り換えたりしたときに、内容がサムネイル表示されるようになった。新機能の「Windowsフリップ3D」では、開いているウィンドウを斜めに重ねて、めくるように切り換える処理が行なわれる。

新しいUIと半透明表示「Glass」

Vista最大の特徴でもある新UI「Windows Aero」。ウィンドウタイトルなどが半透明で表示され、背景が透けて見える。複数のウィンドウを重ねたときでも、背後の内容を判別しやすくなった

（1）最小化したウィンドウがタスクバーに格納されるのは今までどおりだが、マウスカーソルを合わせるとサムネイルがポップアップする

Windowsフリップ

Alt＋Tabキーによるウィンドウ切り換えは、サムネイル形式で一覧表示される。複数ウィンドウを表示しながらの作業に便利だ

Windowsフリップ3D

Windows＋Tabキーで表示されるWindowsフリップ3D。同じウィンドウ切り換えでも、こちらのほうが表示が大きく視認性が高い

Windowsサイドバーとガジェット

■	デスクトップを彩るミニアプリ集

　机の上に置かれた時計やメモ、家族の写真など、オフィスのデスクをほうふつとさせるような新機能が、Vistaのデスクトップ右端に表示されている「Windowsサイドバー」だ。

　一見、デスクトップ上に画像や時計などが直接配置されているように見えるが、実際にはサイドバーと呼ばれる透明の領域の上に、「ガジェット」と呼ばれるミニアプリケーションが配置される仕組になっている。

　一般的にサイドバーとガジェットはセットで利用されるが、サイドバーはあくまでもガジェットを乗せたり、デスクトップに出し入れしたりするトレイのような役割をになうものだ。このため、実はガジェットを直接デスクトップ上に配置することも可能で、サイドバーを隠したり、画面左側に配置したりと柔軟な使い方が用意されている。

　標準では、マイピクチャの画像を一定時間おきに自動的に表示するスライドショー、アナログ時計、指定したRSSを表示するフィードビューアが配置されているが、このほかにごみ箱、電卓、付箋、CPUメーターなどいくつかのガジェットが用意されており、必要に応じて追加したり、配置を変更したりできるようになっている。また、ガジェットをインターネットから入手することも可能で、黒板風手書きメモや数独、ポーカーなど10種類（6月中旬現在）がダウンロードできる。

　Windows XPまでは、こうしたミニアプリはそれぞれ独自に常駐させて利用するのが一般的だったが、サイドバーの搭載によって、頻繁に利用／参照する機能に素早くアクセスできるようになった。

ミニアプリを常駐させるサイドバー