その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||
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Serial ATAネイティブインターフェース標準サポート、ハイブリッドHDDなど、VistaのHDDまわりの仕様には明るい話題が多い。 市場のトレンドを交えつつ、それらを整理してみよう。 |
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Windows Vistaでは、Serial ATAのネイティブインターフェースであるAHCI(Advanced Host Controller Interface)を標準でサポートする。AHCIのサポートは、Serial ATA 2.5の仕様書に拡張仕様として追加されたNCQ(Native Command Queuing)やホットプラグなどを利用するためには必須。これまではIntelチップセットなどでAHCIモードを有効にすると、OSインストール時にF6キーを押しFDからメーカー提供のドライバを組み込まなければならなかったが、Windows Vistaではそういう作業は不要で、ごく普通にインストールが完了する。 NCQは、コマンドの実行完了を待たずに複数のコマンドを連続して発行し、シークや回転待ち時間のロスを減らすようコマンドを並べ換えて実行する仕組。コマンドのオーバーヘッドや機械的なアクセスが減るので体感的な速度やランダムアクセス性能が向上する効果が見込めるが、単純な転送速度を計測するテストでは差が現われにくい。実際にVista上で、Sandra 2007のファイルシステムベンチマークを使ってAHCIとStandard IDE(従来のパラレルATA互換モード)との比較をしてみたが、結果に違いはなかった(グラフは割愛)。きちんとしたテストは製品版を待って行ないたい。NCQはIntelが推進する家庭向けAVPC規格Viivの必須要件にも含まれており、Vista時代を見据えるならば、やはりNCQ(AHCI)に対応したHDDを選んでおいて損はないはずだ。もっとも、最近のSerial ATA対応HDDのほとんどはNCQをサポートしているため、このことで迷ったり困ったりすることはないだろう。 また、Microsoftが定めるWindows Vista Premium Ready PCの必要要件として記載されているHDD容量は最低40GB(空き容量15GB)とされている。一昔前のノートPCなどでは対応できない容量だ。確かにOS自体が使う容量も2倍以上にアップしているし、Home PremiumやUltimateであれば、Media Centerを標準装備する。リッチなコンテンツを扱う機会も増えることが予想されるので、HDD容量はいくらあっても十分過ぎるということはないかもしれない。あまり先のことまで考えるとキリがないが、容量にはある程度余裕を持たせておきたいところだ。 |
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Windows VistaではAHCIモードをサポート | ||||||||||||||
Intelチップセット搭載マザーボードでAHCIモードを有効にするには、BIOSセットアップでSerial ATAインターフェースのモードを「AHCI」に指定してやる必要がある | ||||||||||||||
AHCIモードにしても、Windows Vistaのインストールは何事もなく進む。インストール後にデバイスマネージャを見ると「AHCI Controller」の存在が確認できる | ||||||||||||||
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その容量増加に関して、業界の見通しは明るい。垂直磁気記録の実用化が、いよいよ本格化してきたためである。垂直磁気記録は、HDD容量増加のブレイクスルーとして、長年研究が続けられてきた技術。磁性体を横方向に磁化する従来の水平(長手)磁気記録に対し、垂直方向に磁化する方式。記録密度を高めても強い磁気エネルギーを確保しやすく、隣接する磁性体から漏れる磁力もそれぞれ反発することのない状態となるため、これまで水平磁気記録による高密度化の障害となっていた「熱揺らぎ(熱により磁化方向が不安定になる現象)」の心配がない。筆者は3.5インチHDDへの採用は2007年以降になるのではないかと予想していたが、この5月に登場したBarracuda 7200.10で早くも採用。最大容量はこれまでの500GBから750GBにまで伸びた。他社を含めて、これからもさらなる高密度化、大容量化を期待してよさそうだ。 | ||||||||||||||
ベンチマーク環境 CPU:Pentium D 940(3.2GHz) マザーボード:GIGABYTE GA-8I945GMH-RH(Intel 945G) メモリ:ノーブランド PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2 ビデオカード:XIAi XIAiX700-DV128HLP(ATI RADEON X700、128MB) システムHDD:Western Digital WD Raptor WD740GD(Serial ATA、10,000rpm、74GB) OS:Windows XP Professional SP2 |
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Maxtor | ||||||||||||||
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URL:http://www.maxtor.com/ | ||||||||||||||
MaxtorのデスクトップPC向け7,200rpmモデル。DiamondMax 10の大容量版で、3プラッタで400GB、4プラッタで500GBの容量を達成している。キャッシュ容量は16MB、Serial ATAモデルは3Gbps転送、NCQに対応している。 | ||||||||||||||
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Maxtor | ||||||||||||||
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URL:http://www.maxtor.com/ | ||||||||||||||
Maxtorの300GB以下のクラスの主力製品。容量の選択肢が豊富で、250GB以上のモデルは16MBキャッシュを搭載する。マイナーチェンジを繰り返しつつ進化しており、製品型番が「6V」から始まるモデルはSerial ATAの3Gbps転送に対応している。 | ||||||||||||||
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Seagate | ||||||||||||||
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URL:http://www.seagate.com/ | ||||||||||||||
3.5インチHDDとして初めて垂直磁気記録を採用し、4枚のプラッタで最大容量750GBを実現したSeagateの最新シリーズ。プラッタあたりの容量は188GBで、Serial ATA 2.5の3Gbps、NCQに対応している。 | ||||||||||||||
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Seagate | ||||||||||||||
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URL:http://www.seagate.com/ | ||||||||||||||
Barracuda 7200.10の登場後も現役で活躍するSeagateのレギュラーモデル。3Gbps転送、NCQに対応しており、回転速度は7,200rpm。プラッタ1枚あたりの容量は160GB以下モデルでは160GB、500GBモデルでは125GBとなっている。 | ||||||||||||||
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販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
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販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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