特集
2009年夏、PCパーツは次のステージへ
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自作PCパーツ完全購入ガイド 2009年夏
TEXT:保坂陽一
べアボーン編
imageMini-ITXフォームファクターの台頭で、小型マシンと言えばベアボーンという時代は終わったかに見えたが、コスト重視のベアボーンではMini-ITX準拠が主軸になりつつあり、選択肢はむしろ大きく広がった。現在のベアボーンの価格と性能の傾向を、省電力性能なども含めてチェックしてみよう。
チップセットと拡張性が差別化のポイント
 もともと自作PCにおけるベアボーンとは、ケースやマザーボードをあらかじめ組み合わせて、安価かつ、手軽に組み立てやすくした製品形態である。そういったことを考えれば、ベアボーンはローコストということになるはずだが、現在のベアボーンはどちらかと言うと、主にATXフォームファクターなどの汎用性の高いパーツでは作ることができない、独自形状の小型マシンが多く見られるようになっている。よって、ATXサイズのパーツで近いスペックのマシンを組むより高価であることが多く、拡張性も小型ケースゆえに限定される。それでも需要があるのは、そのデザインや省スペース性が生み出す魅力につきると言ってもよいだろう。

 Shuttle製品に代表されるキューブタイプはベアボーンにおける定番であるが、それだけにハイエンドからローエンドまで、バリエーションも豊富である。上は5万円オーバーから、下は1万円前後までと幅広いが、定番形状だけにケースが備えるドライブベイなどにそれほど大きな違いはない。もっとも価格に影響しているのはマザーボードのチップセットと対応CPU、外部インターフェースの種類、ビデオカード搭載の可否などだ。また、それらに伴う、冷却性能の違いというのもポイントの一つだろう。もちろん、対応CPUが高価であれば、それだけトータルコストも高価になる。

 これはキューブタイプ以外のベアボーンにとっても言えることであり、最近一気に普及したMini-ITXフォームファクターを採用した、より小型な製品にも当てはまる。Atom搭載マザーボードを採用したベアボーンはいずれも安価であるが、スペック的にはどうしても見劣りする。購入する際はある程度用途を限定しておく必要があるだろう。ディスプレイ出力にDVIポートを備えていなかったり、LANが100BASE-TXまでの対応になっていたりということが多いのも、安価な製品の特徴である。

 ただ、メモリやHDDに関しては最近の低価格化もあり、超小型ベアボーンで採用されるSO-DIMMや2.5インチHDDといったパーツの割高感は薄れている。これはハイエンドにせよ、ローエンドににせよ、小型ベアボーンの購入を考えるユーザーにとって、大きな追い風となっているのは間違いないだろう。
imageイマドキのPCならデジタルディスプレイ出力やeSATAポートは欲しいところ。しかし、ローエンドクラスのべアボーンではチップセットなどの都合もあり、かなりバックパネルが寂しいものも
各クラスのトレンド
ハイエンド 3万円以上
imageハイエンド構成が可能でインターフェースも充実
最新のチップセットを採用し、ハイエンドクラスのCPUが搭載できるので、コストはともかく、スペックに不足なし。外部インターフェースも充実しており、ビデオカードの拡張といったアレンジも利く
ローエンド 3万円未満
imageスペックは貧弱だがローコストで省電力
拡張性などは制限されるものが多いが、Atomに代表される省電力CPUを活用することで、手軽に省電力の小型マシンが手に入る。ただ、こうしたべアボーンでは外部インターフェースもレガシーなことが多い
省電力性も考慮して判断する
 搭載可能なCPUもグラフィックス性能も違うベアボーンを横並びで比較するのは難しいところだが、小型マシンとしてべアボーンを選ぶからには、省電力性能と価格のバランスというのも気になるポイントだろう。

 AOpenのMP45-Dはモバイル向けチップセットのGM45を採用したSocket P対応マザーボードを搭載した超小型製品で、高価ではあるが、省電力性とマシンパワーのバランスが非常に優秀である。下で行なっているテストでは1万円以下で手に入るPentium T3400を使用しているが、こうしたCPUを選択すればコストもある程度抑えることができる。反対に、Atomを採用したMSIのWind Nettop CD100はローコストで省電力だが、スペックはほかの製品に比べて大きく見劣りする。ただし、ほかにはないスリムなデザインやメモリカードスロットを備えるといったメリットもある。X58チップセットを採用したXPC Prima SX58H7にいたっては、ATX並みの消費電力となっているが、もちろんスペック的にも大型デスクトップに引けを取らないものとなっている。まさしくこれぞハイエンドといったところだ。

 結局は自分がどれだけのスペックを必要とするかということになるが、デザインも含めて考えるとベストのものを見付けるのは難しい。ハイエンド、ローエンド、いずれの価格帯の製品を選ぶにせよ、購入前に自分自身のこだわりポイントを明確にしておきたいものである。
image最近はSO-DIMMや2.5インチHDDの割高感も薄れており、小型べアボーンにはうれしいところ。純粋にべアボーンの価格差で勝負できる
image静音効果にも期待できるACアダプタ電源。ローエンドクラスでも採用が増えているが、出力が小さいのでどうしても拡張面などに制限が出てくる
imageローエンド製品では基本的にビデオカード増設を考慮したものは少ないが、今後は増えることも予想されるので期待したいところだ
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【測定環境】
[Shuttle XPC Glamor SG45H7]
CPU:Intel Core 2 Quad Q9550(2.83GHz)
メモリ:UMAX Pulsar DCSSDDR2-2GB-800 (PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、1GB×2)

[AOpen MP45-D]
Intel Pentium T3400(2.16GHz)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM SO-DIMM 2GB×2(CL=5)

[Shuttle XPC Prima SX58H7]
CPU:Intel Core i7-920(2.66GHz)
メモリ:センチュリーマイクロ CAK1GX3-D3U1066(PC3-8500 DDR3 SDRAM、CL=7、1GB×3)
ビデオカード:XFX HD-477A-YDFC(Radeon HD 4770)

[MSI Wind Nettop CD100]
CPU:Intel Atom 330(1.6GHz、オンボード)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM SO-DIMM 2GB×2(CL=5)

[Shuttle KPC K48]
CPU:Intel Core 2 Duo E8500
メモリ:UMAX Pulsar DCSSDDR2-2GB-800 (DDR2 SDRAM、CL=5、1GB×2)

[AOpen MP45-D、MSI Wind Nettop CD100]
HDD:日立GST Travelstar 5K500.B HTS545050B9A300(Serial ATA 2.5、5,400rpm、500GB)

[Shuttle XPC Glamor SG45H7、XPC Prima SX58H7、KPC K48]
HDD:Western Digital WD Caviar Blue WD5000 AAKS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB)

[共通]
OS:Windows Vista Ultimate SP1
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