特集
2009年夏、PCパーツは次のステージへ
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自作PCパーツ完全購入ガイド 2009年夏
TEXT:宮崎真一
マザーボード編
imageマザーボードの価格は3万円以上するものから1万円を切るものまで幅広い。各製品の価格差は何がもとになっているのか?購入の決め手を探るべく、ここではハイエンドモデルからローエンドモデルまでマザーボードを選りすぐり、その特徴を紹介してゆく。
マザーボードによって異なる価格の“わけ”を知る
 CPUやHDDを選ぶ際には“数字”が目安となる。CPUは動作クロックが高くなれば、HDDは容量が大きければ高価になる傾向があるからだ。しかし、マザーボードの場合は今一つその基準となるものが見えにくい。同じCPUが動作するにもかかわらず、1万円以下のマザーボードもあれば、逆に3万円以上の高価な製品も見られる。では、動作するなら安価なマザーボードでもよいかと言うとそうではない。こうした価格の開きには明確な理由があるのだ。

 今回は、実売価格2万円以上をハイエンドモデルとしたが、このクラスの製品ではマルチGPU環境をサポートし、豊富なオンボードデバイスやメーカー独自の機能を搭載するなど非常に多機能だ。また、CPUへの電源供給をになうVRMもフェーズ数が多く、安定性を高める工夫が施されている。

 次に、2万円未満のミドルレンジ製品では、ハイエンドモデルから一部の機能を省略し、コストダウンを図ったものが多い。しかし、なかにはハイエンドモデルにも引けを取らないほど機能や装備に富むものもあり、通常用途で使うなら一番当たり外れの少ないクラスだ。

 一方、1万2,000円未満のローエンドモデルでは、VRMをはじめとする品質、それに拡張性や機能など、ミドルレンジモデルよりもさらに省略が進んでいる。そのため、なかにはTDPの高いCPUに対応できないものも見られる。付属品も必要最小限でおまけ的なものはまずない。ローエンドモデルは最初から用途を割り切って使う必要があるだろう。
imageハイエンドモデルとローエンドモデルとで顕著に異なるのがVRMの構成。ハイエンドモデルでは10フェーズを超す製品も少なくないが、ローエンドモデルでは4フェーズ程度の製品がほとんど
各クラスのトレンド
ハイエンド 2万円以上
image拡張性や機能性など、どれを取っても豪華な作り
このクラスの製品は、マルチGPU環境に対応したものが多く、拡張性も豊富。独自のオーバークロック機能や省電力機能なども数多く備える。付属品についてもかなり充実した構成になっている
ミドルレンジ 2万円未満~1万2,000円以上
image必要十分の機能と装備で使い勝手も良好
ハイエンドモデルから一部の機能を省略した製品が多い。RAID機能やマルチGPU機能を利用しないのであれば、こちらのほうが安価でお得。最近は、ハイエンドモデルと遜色ない高品質な製品も登場している
ローエンド 1万2,000円未満
imageセカンドマシンなど割り切った使い方が必要
グラフィックス機能を備えるものが多く、機能や品質はミドルレンジモデルからさらに削減される傾向にある。一方でOC機能を搭載するなど遊べるモデルも増えている。自分の用途に合っているかの判断がキモ
マザーボード選びのチェックポイント
POINT 01 利用可能なCPUとメモリを確認
使いたいCPUが決まれば、おのずとマザーボードも絞られる。しかし、購入に踏み切る前に注意したいのが、そのCPUを装着できても実際には動作しないものがあるということだ。たとえば、VRMが貧弱なマザーではTDPの大きいCPUを動かせないことがある。また、AMDのSocket AM3用マザーボードの場合、同じPhenom IIシリーズでも型番によって動かないCPUがある。メーカーのWebサイトには大抵CPU動作リストが掲載されているので、事前に確認するのがベストだ。
imageSocket AM3に対応するCPUは、Socket AM2でも利用できる。その一方で、Socket AM2のCPUは、 Socket AM3に装着できない
image使いたいCPUがそのマザーボードで動くかどうかは、メーカーのWebサイトにあるCPU動作リストを確認するのが手っ取り早い
POINT 02 独自ユーティリティで快適に楽しむ
最近のマザーボードのトレンドの一つに省電力機能が挙げられる。これは、VRMのフェーズ数を動的に制御することで負荷が少ない場面で消費電力の低減を図るというもの。対応マザーボードには大抵ユーティリティが用意され、ON/OFFなどを選択できる。また、オーバークロック機能も見逃せないポイントだ。これらの機能は、ユーザーが細かな設定をすることなく、マウス操作でムリのないオーバークロックを実現できる。もし、パフォーマンスアップを簡単に実現したいなら、こういったユーティリティを搭載した製品を購入しよう。
imageASUSTeKの省電力機能、EPU-6 Engine。状況に合わせた省電力効果とパフォーマンスのバランスをユーザーが任意に調整することが可能
imageGIGABYTEのオーバークロックユーティリティのQuick Boost。緑、黄、赤の三つのボタンのどれかをクリックすれば、そのレベルに応じたオーバークロックが実行される
POINT 03 内蔵グラフィックス機能で選ぶ
最近では、統合型チップセットの内蔵グラフィックス機能も向上しており、なかにはローエンドビデオカードに匹敵するものもある。そこで注目したいのがLFB(Local Frame Buffer)を搭載した製品だ。これは、マザーボード上に専用のビデオメモリを実装して、システムメモリのボトルネックを解消するというもので、一部のAMD製チップセットで採用されている。また、統合型チップセットが備える動画再生支援機能を活かせば、非力なCPUであってもBlu-ray DiscのようなHDコンテンツを快適に楽しむことができる。
imageAMD 790GXや780G搭載マザーボードでは、内蔵グラフィックス機能専用のビデオメモリであるLFBを実装することで、パフォーマンスの向上を果たしている
imageCyberLinkのPowerDVD 9などのプレイヤーソフトには、動画再生支援機能を活用するための設定が用意されている。これを有効化しなければ支援機能は働かない
POINT 04 徹底した省電力マシンを目指すなら
“エコ”なPCを自作するのであれば、Atom搭載マザーが最適だ。最近チップセットにNVIDIAのIONを採用した製品が登場し、これまで使われてきたIntel 945GCよりも低消費電力で高性能なことから注目を集めている。両者を比較してみたところ、やはりIONは945GCよりも低消費電力だった。さらに、電源に高効率なACアダプタを使うなどすれば、消費電力をより小さくすることができる。
imageAtom 230を搭載するZOTACのIONITX-B-E。Atom 330を搭載するIONITX-A-UにはACアダプタ電源が付属する
image
【検証環境】
マザーボード:ZOTAC IONITX-A-U(NVIDIA ION[GeForce 9400M G]、Atom 330[1.6GHz]オンボード搭載)、ZOTAC IONITX-B-E(NVIDIA ION[GeForce 9400M G]、Atom 230[1.6GHz]オンボード搭載)、Intel D945GCLF2(Intel 945GC+ICH7、Atom 330[1.6GHz]オンボード搭載)
メモリ:Kingston Technology KVR1066D2N7K2/2G(PC2-8500 DDR2 SDRAM、CL=7、1GB×2)、Kingston Technology KHX8500D2T1K2/4G(PC2-8500 DDR2 SDRAM、CL=5、2GB×2、Intel D945GCLF2で1枚のみ使用)
HDD:Western Digital WD Caviar Green WD10EACS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、1TB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
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