特集
2009年夏、PCパーツは次のステージへ
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自作PCパーツ完全購入ガイド 2009年夏
TEXT:藤本 健
サウンドデバイス編
image音楽を聞く・保存する、ゲームをプレイする、楽曲を制作する。PCで音を出すことは多いはずなのに、その音質に納得がいかないままの人も多いはず。確かにオンボードのサウンド機能では、音質的に貧弱なのが実情。では、どんなデバイスがよいのか。ここでは再生環境に焦点を絞ってサウンドデバイスを考えてみる。
スペックでは分からない音質の違い
 現在のマザーボードは、そのほとんどにIntelの「High Definition Audio」(HD Audio)という規格にマッチさせたサウンドチップが搭載されている。これはスペック的には192kHz、32bit、7.1チャンネルのサラウンドが扱えるというもので、これ以上のオーディオスペックは、民生機では存在しないのではと思われるほどの内容である。ところが、実際に音を出してみると、ノイズが多かったり、歪んでいたりと、かなり情けない音質で、がっかりしてしまう。

 ではなぜスペック的には優れているのに、音が悪いのだろうか? それは音というものが、人間の耳で直接聞く、まさにアナログの素材であり、デジタル的なスペックだけで品質を決めることができないものだからだ。したがって、どうしてもアナログ回路の品質が重要になってくる。

 たとえばマザーボード上の端子を見ても、音への気配りはまず見受けられないし、基板を見ても音を出すための最低限のアナログ回路しか搭載されていない。それに対し、音質をウリにするサウンドデバイスは、デジタル回路だけでなく、アナログ回路や端子部分もしっかりと作り込まれており、ノイズ対策もよく施されている。たとえばオーディオ用のコンデンサがどのくらい搭載されているかを見るだけでも、アナログ回路への力の入れ具合が見えてくるというものだ。

 そのオーディオ出力信号をキチンとしたアンプ、スピーカーへ接続することで、初めてよい音が出てくる。パワードスピーカー、アクティブスピーカーなどと呼ばれるアンプ内蔵のスピーカーを用いることで、手軽に高音質なオーディオ環境を構築することができるのだ。数万円の予算があれば、高級オーディオ機器に匹敵するサウンドを実現することも可能である。

 しかし、世の中にはPCでよい音を出すためのデバイスがいろいろある。ここでは、いま人気のサウンドデバイスについてチェックしてみたので、ぜひこれらを参考にして、PCによる高音質環境を構築、体験してほしい。
imageマザーボード上のサウンドチップ周辺には、最低限のコンデンサが搭載されている程度で、周辺はノイズ源となるデジタル回路だらけだ
imageマザーボード上の端子は色識別され分かりやすいが、音質面での対策はされていない
imageサウンドカードの基板には、たくさんのコンデンサが並んでいる。さらにノイズを遮断するシールド用の銅板など、各社独自に工夫を凝らしている
各クラスのトレンド
ハイエンド 1万5,000円以上
image音楽にゲームに用途も多彩豊富な入出力端子も魅力
高級オーディオ機器に匹敵するサウンド性能を持つ機材も多い。また単に再生だけでなく、録音機能を強化したもの、DTM用途に向けた多チャンネル入出力を持つ製品もある
ローエンド 1万5,000円未満
imageオンボードのサウンド機能と別次元の音環境を手軽に構築
価格は安くても、高音質なデバイスも少なくない。ただ、なかにはオンボードのサウンド機能と変わらないもの、さらには劣るものもあるので、選ぶ際には注意が必要だ
ノイズや歪みをチェックする
 デジタル的なスペックだけで音質が分からないとしたら、どうやってチェックするとよいのだろうか?

 音質のよしあしをチェックする方法は、いろいろとある。一番よいのは、自分が好きな、聞きなれた音楽を再生し、自分の耳で聞き比べることだが、なかなかそれも難しい。そこで今回のテストを参考にしてほしいのだが、今回は、サウンドデバイスの再生性能をチェックする方法の一つであるS/Nを測定した。S/Nとは本来の音声信号に対して、どれだけのノイズや歪みが混じっているかをチェックするもので、その違いはグラフや数値からハッキリと認識できる。

 ここでは1kHzのサイン波を各サウンドデバイスを使って再生して、アナログ端子からその信号を出力。それを外部のオーディオインターフェースを用いて取り込み、周波数成分がどうなっているかを解析する。理想的には1kHzの信号だけが取り込まれているはずだが、サウンドデバイス上でノイズが乗ったり、歪んでしまったりすることにより、1kHz以外の成分が混じってくるのが確認できる。この解析に用いたのは、efu氏作のフリーソフトのWaveSpectra。歪率を示すTHDと、S/Nが波形とともにdB値で表示されるので、参考にしてほしい。
各サウンドデバイスの音質テスト結果
オンキヨー
WAVIO SE-200PCI LTD
image
THD:0.00193% S/N:77.23dB
S/Nが抜群によい値であったわけではないが、実際の音は、非常に聞き心地のよいサウンドに調整されている。ノイズ、歪みも偏りはなく、素直な音作りになっている。
クリエイティブメディア
PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium Professional Audio
image
THD:0.00293% S/N:83.85dB
今回のベンチマークで、圧倒的に良好な結果となったのがこの製品。S/Nが83.85dBとずば抜けており、グラフを見てもほとんどノイズがないことが分かる。
ESI Audiotechnik
AUDIOTRAK PRODIGY CUBE
image
THD:0.00238% S/N:74.72dB
ノイズ成分は1kHzより上、とくに3kHz以上ははほとんど存在しない。反対に低域側にはノイズが偏在しており、音もやや低音が強く出る傾向がある。
ローランド
EDIROL UA-25EX
image
THD:0.00542% S/N:75.18dB
1kHzを中心に、キレイなグラフになっているが、よく見ると低域は偏りなく均一にわずかなノイズが存在している。一方の高域のノイズは整数倍の高調波が中心。
ローランド
Cakewalk UA-1G
image
THD:0.00619% S/N:76.56dB
S/NとTHDの値、またグラフの形状も含め、同じメーカー製品であるUA-25EXと非常に近い結果となった。実際の音の鳴り方もよく似た傾向となっている。
オンキヨー
WAVIO SE-90PCI
image
THD:0.00141 S/N:79.45dB
オーディオメーカーがステレオの再生専用に開発した製品だけに、高級オーディオ機並みの結果になっている。ノイズもほとんどないことがグラフからも分かる。
クリエイティブメディア
Sound Blaster X-Fi XtremeGamer
image
THD:0.00327% S/N:73.00dB
ゲーマー向けの製品ながら、なかなかよい値となっている。波形を見ても1kHzを中心に、ノイズ成分が小さく広範囲に広がっているため、クセがない音であることが分かる。
【検証環境】
CPU:Intel Core 2 Quad Q9550(2.83GHz)
ベアボーンPC:Shuttle XPC SG45H7(Intel G45+ICH10)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2
グラフィックス:Intel G45内蔵、HDD:日立GST Deskstar T7K250 HDT722525DLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)
入力用オーディオインターフェース:ローランド EDIROL UA-101
モニタスピーカー:ヤマハ MSP5 STUDIO
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