特集
2009年夏、PCパーツは次のステージへ
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自作PCパーツ完全購入ガイド 2009年夏
TEXT:北川達也
SSD編
imageHDD以上の性能を実現できるストレージとして、大きな注目を集めているSSD。新規メーカーが続々参入し、新製品も次々と登場、性能向上も著しい。SSDは今年一番の話題の製品と言っても過言ではない。
16チャンネル並列アクセスと外部キャッシュ搭載が一般化
 第2世代の製品へと移行が始まったSSDの現在のトレンドは、16チャンネル並列アクセスと外部キャッシュの搭載にある。並列アクセス数の増加は、リード/ライト速度の向上に直結し、JMF602搭載製品に代表される第1世代の製品では8チャンネル並列アクセスが一般的だったことを考えると、16チャンネル並列アクセスの第2世代では、理論上、2倍に高速化されたことになる。実際に第2世代SSDは、シーケンシャルリード速度200MB/sオーバー、シーケンシャルライト速度140MB~200MB/sの製品が一般的で、第1世代のリード150MB/s前後、ライト100MB/s前後から大幅に性能が向上している。また、16チャンネル並列アクセスは、300MB/s前後の速度を実現できるポテンシャルがあり、すでにPCとのインターフェース「Serial ATA Gen2」が足を引っ張っている状況にある。このため、ハイエンドマシン向けに、PCI Express接続のSSDなども登場してきた。

 大容量キャッシュの搭載は、ランダムライト性能やSSD固有のブロックコピーの高速化を促している。と言うのも、自作市場を席巻したJMicron製のNANDメモリコントローラ搭載の第1世代SSDは、キャッシュメモリを64KBしか持たないため、ブロックコピーの速度が遅く、プチフリーズと呼ばれる無反応状態を引き起こすことがあった。だが、大容量キャッシュを搭載した第2世代SSDでは、プチフリーズは発生しておらず、この現象は過去のものとなりつつある。
image高速なIndilinx製コントローラが普及
16チャンネル並列アクセスを採用し、大容量キャッシュもサポートしたIndilinx製コントローラ。現在、もっとも採用例が多いのがこれだ
各クラスのトレンド
ハイエンド  
image信頼性とアクセス性能を重視 容量単価はかなり高い
信頼性と高速性を重視し、MLCチップよりも書き換え可能回数が1桁多いSLCチップを採用したSSDが一般的。また、PCI Express接続のRAIDカードにSSDを複数搭載し、高速化を図った製品も登場
ミドルレンジ  
image容量、価格性能比に優れる プチフリも発生せず
16チャンネル並列アクセスで外部キャッシュを搭載し、MLCチップを採用した製品が一般的。ローエンド製品に比べると高価だが、最高性能のHDDを凌駕する性能を実現している
ローエンド 1万円未満
image価格が大きく下落 バックアップストレージ向け
大容量キャッシュ搭載のミドルレンジ製品の2分の1程度の価格で購入できるコストパフォーマンスの高さが魅力。32GBの製品なら1万円以下で購入できる
大幅に進化した第2世代SSD リード速度は200MB/s以上
 ここでは、今回取り上げた全製品の性能をベンチマークの結果から検証してみたい。検証に使用したベンチマークソフトは、CrystalDiskMark 2.2、IometerのMaximum Response Time、PCMark VantageのHDD Test Suiteである。Iometerは、Intelが定義したファイルサーバー向けのアクセスパターンを使用して5分間の計測を行なっている。また、Serial ATAの動作モードは、IDE互換で検証を行なった。

 まず、CrystalDiskMarkのシーケンシャルリードの速度から見ていくが、ミドルレンジ以上の製品は、並列アクセス数増加のおかげで、軒並み200MB/sオーバーの速度を実現している。また、Serial ATA接続の製品ではX25-E Extreme SATA SSDとX25-M Mainstream SATA SSDの2製品は、事実上のIntelの第1世代に当たる製品だが、250MB/s以上のシーケンシャルリード速度を誇るなど、他社の第2世代SSDよりもリード速度が高速な点は特筆しておきたい。この2製品は、当初から10チャンネル並列アクセスを採用し、16MBキャッシュを搭載するなど、現在のトレンドを先取りしたような仕様だ。

 また、第2世代SSDでは、シーケンシャルライト速度も大幅に高速化していることが見て取れる。16チャンネル並列アクセスのS592、CMFSSD、Vertex SATA II 2.5"、G-Monster V3、の4製品は、すべてSSD-Jの1.4倍以上の速度を実現している。なかでも特筆しておきたいのは、CMFSSDの速度だ。CMFSSDは、MLCチップでありながら、200MB/s弱のライト速度を実現しており、SLCチップを採用したIntel X25-E Extreme SATA SSDやG-Monster V4Sとほぼ同等だ。大容量キャッシュ搭載の製品は、4KBのランダムライト性能にも注目してほしい。64KBしかキャッシュを搭載しないSSD-Jと比較した場合、大容量キャッシュ搭載のほかの製品は、すべて約5倍以上の速度を実現し、ランダムライトが大幅に高速化されている。なお、PCI Express x8接続のG-Monster PROMISE PCI-e SSDは、CrystalDiskMarkの4項目でほかの製品に大きな差を付けている。本製品は、ハードウェアRAIDカードにSSDが4台接続されており、これをRAID 0構成にしたものだ。本製品の結果を見る限り、SSDをRAID 0で使用することでさらなる高速化を実現できることが分かるだろう。
 次にIometerのMaximum Response Timeの結果についてだが、このテストにおいてもっとも成績がよかったのは、第2世代SSDであった。G-Monster PROMISE PCI-e SSD、G-Monster V4S、S592、CMFSSD、Vertex SATA II 2.5"、G-Monster V3の6製品は、すべて16ms以下という突出したレスポンスタイムを実現している。これだけの速度があれば、プチフリーズとは無縁の世界と言われるのも納得できる。
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【検証環境】
CPU:Intel Core 2 Duo E6600(2.4GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5Q(Intel P45+ICH10R)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8600 GTリファレンスカード
システムHDD:日立GST Deskstar T7K500 HDT725025VLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
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