その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:橋本新義、編集部 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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メモリを増設、設定する上で覚えておきたい項目をピックアップ | ||||||||||||||||||||||||||||||
メモリの種類の見分け方から動作の確認方法といった基本的な事柄、そしてオーバークロックや少しイレギュラーな活用方法といったメモリにまつわる使いこなしテクニックまでを紹介しよう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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そろそろ価格の下がり始めてきたDDR3 SDRAM。将来的にはDDR2からの移行が見込まれるため、そろそろ乗り換えを考えている方も多いだろう。デスクトップ用のメモリモジュールであるDDR2 SDRAMとDDR3 SDRAMは、ピンの数自体はともに240ピンで同じ。片方だけ見せられてもなかなか見分けが付きにくいのは確かだが、写真のように切り欠きの位置が異なるので、比較してみればすぐ分かる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
切り欠きの位置で見分ける DDR2 SDRAM(右) とDDR3 SDRAMのピンの数は240で同じだが、切り欠きの位置はDDR2のほうが中央に寄っている |
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メモリモジュールには、たとえばDDR2 SDRAMであればPC2-4200/5300/6400/8500(DDR2-533/667/800/1066とも言う)などの動作速度がある。これは搭載するメモリチップの仕様の違いによるもので、マザーボードが動作速度を認識して自動的に設定してくれる。では、動作速度の異なるメモリを混在させた場合どうなるかと言うと、速度の遅いほうに合わせられる。せっかく高速なメモリを挿しても、遅いメモリと組み合わせると意味がないので覚えておこう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
低速なメモリの速度で動作する せんだってJEDECの正式規格として策定されたDDR2-1066対応メモリでも、DDR2-800のメモリと組み合わせれば、DDR2-800の速度で動作してしまう |
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デュアルチャンネルは、2枚のメモリモジュールを1組として動作させることで、アクセスを並行させる技術。これにより理論的にはバス幅が通常の2倍になり、メモリアクセス速度を大幅に向上できるわけだ。現行チップセットであれば、NVIDIAのIntel向けGeForce 7000シリーズを除いて対応している。 実際に動作させるためには、メモリを装着するスロットに注意する必要がある。マザーボードメーカーによってメモリスロットの色分けが異なるが、同じ色のスロットに挿せばデュアルチャンネル動作するとは限らないので注意! 起動直後のPOST画面に「Dual Channel Mode」などと表示されればOKだ。 |
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メモリを装着するスロットの色に注意 左はGIGABYTE、右はMSI製マザーボードのメモリスロット。前者は同じ色のスロットに、後者は違う色のスロットに2枚のメモリを挿すことで、デュアルチャンネルが有効になる。同じメーカーでも製品によってスロットの配色とデュアルチャンネルへの対応の規則が異なるのがやっかいなところだ。マニュアルをよく確認したい |
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PC起動直後のPOST画面に注目 PCの電源を入れ、BIOSが起動した直後の画面にはメモリの動作モードが表示される。一瞬で消えてしまうので、メモリ構成を変えた後は目を離さないようにしよう。「Pause」キーを押すことで、一時停止させることもできる |
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CPU-Zでも確認可能 Windowsが起動した後なら、「CPU-Z」の「Memory」タブにある「Channels #」欄で確認できる |
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メモリモジュールには、メモリチップを片面だけ実装しているものと両面に実装しているものがある。見た目どおり搭載されているメモリチップの数が異なっているだけでなく、それぞれチップセットがメモリを管理するための単位であるランク数が異なることがある。 メモリモジュールを4枚挿したときには、ダブルランクのモジュールであればランク数は8となり、チップセットの仕様によってはすべてを正常に認識できないこともある。片面実装タイプのモジュールはシングルランクなので、こうした制限には引っかかりにくいことを覚えておこう。 |
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4枚挿しはメモリの相性にも注意 メモリを4枚挿しする際にも、できればメーカーや型番を揃えておきたい |
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メモリの動作速度は、システムバスとメモリクロックの比率で決まる。システムバスクロック1,333MHzのCore 2 Duo E8000シリーズでDDR2-533のメモリを使う際にはマザーボード側が[5:2]の設定を持っている必要がある。CPUとメモリをいずれも定格で使う場合、マザーボード側に用意された比率のパターンから、最適な設定が自動的に選択される。しかし、オーバークロック時には、比率の設定項目のないマザーボードで、メモリの動作速度が選べなくなったりする。この値が同じ(比率が1:1)であれば、より効率的な動作が可能だ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
メモリの動作速度はシステムバスとの比率で決まる 設定項目のないマザーではメモリの動作速度を選ぶ形となるが、内部的には比率に従って設定項目が表示されている |
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メモリを通常動作させるのであれば、大きな発熱はしないので、とくに冷却に気を使う必要はないが、FSBクロックの設定を変更してCPUをオーバークロックした場合には、左下の比率に従ってメモリもオーバークロック動作となってしまう(比率を変更することも可能)。 そうしたオーバークロック動作時に挙動が不安定になったらメモリの冷却を考えてみよう。今回はサイズ「KAMA-WING」を例に、装着方法を紹介しよう。と言っても、熱伝導シートをメモリチップに貼り付け、2枚のアルミ板で挟んでクリップで止めるだけの簡単なものだ。ヒートシンクの向きはどちらでも装着できるので、トップフロー型のCPUクーラーなどを併用したり、ケースファンによるエアフローを事前に把握したりして、ヒートシンク部分に風が当たるような向きに設置しよう。 |
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メモリヒートシンクを装着する | ||||||||||||||||||||||||||||||
厚めの片面実装用と薄めの両面実装用、いずれかの熱伝導シートを貼ってから、メモリヒートシンクを上下から挟み込むように装着 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ケース内のエアフローによっては、ヒートシンクがハの字形に開くようにしたほうが冷却効果が高まる場合もある | ||||||||||||||||||||||||||||||
Thermaltake | ||||||||||||||||||||||||||||||
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実売価格:2,500円前後 | ||||||||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:sale-jp@thermaltake.com(日本サーマルティク) URL:http://www.thermaltake.co.jp/ |
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大型フィンで強力冷却 ヒートスプレッダとアルミ製大型放熱フィンを接続した製品。フィンの角度を調整して、ほかのパーツとの干渉を防げる |
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サイズ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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実売価格:1,200円前後 | ||||||||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:support@scythe.co.jp URL:http://www.scythe.co.jp/ |
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取り付けが容易な低価格製品 2枚1組のアルミ製のメモリ用ヒートシンク。片面実装/両面実装用の熱伝導シート2枚×2が付属する |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
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発売日:2011/12/22
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