その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | |||||||||||||||
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AMD OverDriveは、AMD 7シリーズチップセットを搭載したシステムで利用可能なAMD純正の多機能ユーティリティだ。CPU/GPU/マザーボード各部の動作クロック/電圧/温度を見ることができるハードウェアモニタ機能に加え、オーバークロック時の安定性を診断するテスト機能、柔軟なオーバークロック機能などをあわせ持っている。なかでもオーバークロック機能の充実ぶりには目を見張る。初心者向けにスライダを動かすだけで半自動でオーバークロック設定を行なってくれる「Novice mode」、安定性診断テストを実行しつつ自動で調整してくれる「Auto Clock」、そしてパワーユーザー向けの「Advance mode」ではベースクロックや電圧の細かい調整はもちろん、コア単位で倍率を調整することができるという純正ツールならではのユニークな機能を持っている。 | |||||||||||||||
充実のハードウェアモニタ機能 CPU/GPU/マザーボード各部の動作クロック/電圧/温度を一覧して見ることができる |
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安定性診断も可能 Stability Testではシステムに任意の時間(1分~)負荷をかけることで安定性診断をすることができる |
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ベンチマークテスト機能も搭載 整数演算、浮動小数点演算、メモリアクセス帯域、キャッシュスピードといった基本的な性能を計測するベンチマークテスト機能も装備している |
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自動でオーバークロック 「Auto Clock」では、安定性診断を実行しつつ、自動的に最大のパフォーマンスになるよう調整してくれる |
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コアごとにCPU倍率を設定可能 Advance modeではかなり細かいオーバークロック設定が可能。コア一つ一つに対してCPU倍率を個別に指定できる機能はユニークだ |
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AMD Phenomシリーズのモデルナンバー末尾2ケタが「00」のモデルは、TLB関連のエラッタ(構造上の欠陥)を抱えている。Windows Vista SP1では自動的にこのエラッタの修正コードが有効となるのだが、修正コードなしでも仮想化支援機能を利用しない限りはエラッタの影響がないとされている。また、この修正コードは性能を低下させることも知られており、無効にしたいユーザーもいるだろう。実は「AMD OverDrive」にはこの修正コードの有効/無効を選択できる機能があり、Windows Vista SP1でも修正コードを無効にすることができる。自己責任にはなるが、試してみる価値はあるだろう。 | |||||||||||||||
エラッタ対策の有効/無効を切り換える Windows Vista SP1でも「AMD OverDrive」を使えば修正コードの有効/無効を選択できる。ウィンドウの右上のボタンをクリックし、黄色か赤色にすればよい |
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Phenomシリーズは、「Ganged」、「Unganged」という2種類のメモリアクセスモードが選べる。前者は、いわゆる「ごく普通のデュアルチャンネルアクセス」。64bitのメモリバス2組を128bitバス1組として扱うことでメモリ帯域を向上させる。一方、後者は、2本の64bitバスを独立して扱う方式。マルチスレッドに最適化されたアプリケーションやメモリ帯域幅を必要とするアプリケーションではGangedが有利だが、マルチタスクで四つのコアが別々のメモリアドレスにアクセスするような環境ではUngangedモードのほうが遅延なく対応できる。 | |||||||||||||||
2本の64bitバスを一つにまとめて128bitでアクセスする「Gangedモード」に対し、「Ungangedモード」は2本の64bitバスを独立して扱う。ピーク帯域は前者が上だが、後者はアクセス要求に対して柔軟に対応できるメリットがある | |||||||||||||||
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静音化を前提にCPUを選ぶなら、もともと発熱(≒消費電力)の小さいCPUを使うほうがよい。CPUの消費電力についてはメーカーが公表しているTDP(Thermal Design Power)が一つの目安にはなるが、TDPは上限値のようなものであって大雑把にしか分類されていない。TDPが同じでも実際の消費電力にはかなり差があるのが現実だ。CPUアーキテクチャ、コア数、動作クロックや製造プロセスルールなどによって違いが現われる。たとえば、Core 2 Quad Q9400とCore 2 Quad Q6700のTDPは95Wで同じだが、実際には45nm世代の前者のほうが消費電力は低い。とくにIntelの場合は45nmプロセスルールでHigh-k絶縁膜、メタルゲートという新技術が盛り込まれている点が大きく、TDPは同じであっても実際に消費電力を計測してみると65nm世代よりも45nm世代のほうがかなり低く、静音化を意識するならこちらを積極的に選びたい。また、同じ45nm世代でも、動作クロックの低いほうが消費電力は低い。 | |||||||||||||||
Intel | |||||||||||||||
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実売価格:32,000円前後 | |||||||||||||||
問い合わせ先:0120-868686(インテル) URL:http://www.intel.co.jp/ |
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45nmクアッドコア世代のスタンダード 45nm世代のクアッドコアCPU。TDPは65nmの Q6000シリーズと共通の95Wだが、実際にはアイドル時/負荷時ともに消費電力が大幅に低い |
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Intel | |||||||||||||||
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実売価格:22,000円前後 | |||||||||||||||
問い合わせ先:0120-868686(インテル) URL:http://www.intel.co.jp/ |
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3GHzオーバーで駆動する45nmデュアルコア 45nmプロセスで製造されるデュアルコアCPUの上位モデル。TDPは65WでCore 2 Quad Q9000シリーズよりも消費電力はさらに低い |
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【検証環境】 マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R) メモリ:ノーブランド PC2-8500 DDR2 SDRAM(CL=5)1GB×2 ビデオカード:ASUSTeK EN8600GT SILENT/HTDP/256M/A(NVIDIA GeForce 8600 GT) HDD:Western Digital WD Caviar Blue WD7500AAKS (Serial ATA 2.5、7,200rpm、750GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
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最近のCPUは、省電力機能や高温になると自動的に動作クロックを落として温度を下げる機能などをサポートしている。とくにIntelのCPUは多機能で、負荷に応じてクロックと電圧を上下させる「EIST(Enhanced Intel SpeedStep Technology)」のほかにも、アイドル時にクロックと電圧を下げる「C1E」、高温時にクロックと電圧を自動的に下げる「TM2(Thremal Monitor 2)」などがある。マザーボードによっては、デフォルトでこれらは有効になっていたり無効になっていたりと製品によって差があるので、一度自分の環境で確認してみてほしい。 | |||||||||||||||
代表的な省電力機能 | |||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
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販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
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発売日:2016/09/23
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発売日:2016/03/29
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発売日:2015/06/29
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発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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