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自作PCをもっとよくするために厳選されたテクニックを身に着けよう!
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自作力強化の必修テクニック 100
TEXT:橋本新義
オーバークロック編
ハードウェアの知識とツールを使いこなして飛躍的な性能向上を果たそう
普通にPCを動作させるだけなら必要ない、深いハードウェアの知識が必要になるのがオーバークロックだ。自己責任での設定となるが、低価格CPUがハイエンド並みのパフォーマンスを発揮することもある。そのテクニックのオイシイところをお教えしよう。
095
基本
オーバークロック向けマザーボードはどこが違う?
 最近大手マザーボードメーカー製品を中心に増加しているのが、ゲーマーやオーバークロッカー向けのマザーボードだ。

 これらは一般ユーザー向けに比べて非常に高価だが、オーバークロック(OC)を設計時から意識している。たとえばCPU電源部(VRM)などに発熱の小さい部品を実装したり性能の高いクーラーを搭載したりすることで、OCで増大する発熱を効率的に冷却することが可能になっている。また、CPUコアやメモリなどの電圧設定の範囲も、一般的な製品に比べてより幅広い(=危険度の高い)設定を許容している。

 さらに最新の製品では、容易にCPUの限界に近いOCを可能とする自動設定など、「より素早く最適なOC設定を行なう」ための機能が搭載されている。このように、OC向けマザーボードは、一般向けのマザーより良好なOC結果を比較的短時間で得ることができる。高価だが、とくにヘビーなオーバークロッカーにとっては、価値を持った製品となっているのだ。
imageBIOSセットアップも一般向けモデルと差別化
ASUSTeK のR.O.G.シリーズなどでは、各種のOC関連の設定を1ページ内にまとめるなど、BIOSメニュー構成も一般向け製品とは異なる
imageCPU電源部なども大きく強化
一見同じに見えて違うのはCPU電源部。BIOSで設定可能な最高の電圧でも焼損しないように、耐久性に優れた部品や高性能な冷却機構が搭載されている
096
基本
オーバークロックの原理を徹底理解
 CPUオーバークロックの基本的な考え方を紹介しておこう。現在OCを実現するため一般的に行なわれている手法は、マザーボードのBIOS設定やWindows用のツールなどを使って、CPUやメモリの動作基準となる「FSBクロック」を上げるというものだ。

 実際にどれだけ上昇可能なのかは、CPUだけでなくマザーボード、メモリのそれぞれが、どこまで定格以上のクロックでの動作に耐えられるかに左右される(「OC耐性」と呼ばれる)。ポイントは、動作電圧を上げるとOC耐性も上がるということ。そのため、CPUやメモリ、チップセットの電圧の上昇が可能なマザーボードが有利となる。ただし、クロックと電圧の上昇は発熱の増加を招くため、冷却機構の強化も必要だ。

 OC耐性はパーツによって個体差があるため、あらゆる環境でOCが成功するという保証はなく、また成功しても、CPUやマザーボードの寿命が短縮したり、ムリな設定により故障するというリスクを伴う行為であることも覚悟していただきたい。
image
基本的なOCの流れはこの図のようになる。また、FSBクロックは、CPUとチップセット、メモリという3者が動作の基準とするものであるため、CPUのOCのためにFSBクロックを上げると、チップセットやメモリの動作クロックも上昇してしまう。このうちメモリのクロックの上昇率はマザーボードのBIOS設定によって変えることができる。図中の「FSBクロック:メモリクロックの比率を変えてみる」という作業がこれにあたる
俺のこだわりテクニック
TEXT:橋本新義
ヘビーなオーバークロックこそしないものの、実は「買ったCPUは絶対定格では動かさない」というポリシーを持つ(笑)。
オーバークロックお役立ちツール
 ある程度本格的にオーバークロックを楽しもうと思ったときに必須となるのは、実はハードウェアよりもソフトウェア、より正確に言うとOC向けのツールの数々だ。

 たとえば、WindowsはCPUやメモリなどの詳細な動作クロックを表示する機能が搭載されていないので、OC状態で実際のクロックがどうなっているかを確認するためには、クロック表示用のツールが必要になる。

 また、Windows上で動作するFSBクロック設定用のツールや、メモリアクセスタイミング設定用のツールがあれば、わざわざBIOSセットアップを経由せずとも設定が可能になり、作業が非常に楽になる。

 また、CPUやメモリに負荷をかけて発熱させ、ハングアップが起こらないかを確認するための「ストレステスト用ツール」も必須。オーバークロックは基本的に自己責任の世界だけに、こうしたツールであらかじめOC状態での安定動作を確認しておかなければ、使用中のハングアップなどの事故を招くことにもなりかねないからだ。

 ここでは、筆者が愛用している、フリーのツール類を紹介しよう。
SetFSB
種別:フリーソフト
作者:abo氏
URL:http://www13.plala.or.jp/setfsb/
image安定かつ強力なシステムクロック設定ツール
FSBクロックをWindows上から変更するためのツール。最新バージョンは2.1.73.0だ。設定が素早く行なえるだけでなく、内部的なアクセスが洗練されており、マザーボードの付属ツールよりも確実に設定ができる
image使用前には基本設定として、マザーボード上に搭載された「PLLチップ」と呼ばれる部品の型番をリストから選択する必要がある。マザーボードとPLLチップの対応は公式サイトや説明書に記載されているので、難しい作業ではない
CPU-Z
種別:フリーソフト
作者:Franck Delattre氏
URL:http://www.cpuid.com/
imageCPUやメモリの状況をリアルタイムで監視
CPUやメモリが搭載する機能や動作状態をリアルタイムで監視できるツールだ。最新バージョンは1.46。とくにほかのツールでは確認が難しい実メモリクロックや、メモリのSPDデータを確認できるのが便利だ。また、公式Webサイトと連動し、クロックの正当性を検証するというヘビーオーバークロッカー向けの機能も搭載する
MemSet
種別:フリーソフト
作者:Herve Gournay氏
URL:http://www.tweakers.fr/
imageメモリタイミング設定をWindows上で可能に
本来はBIOSでしか設定できない各種メモリアクセスタイミングをWindows上でリアルタイムに変更可能とするツールだ。最新バージョンは3.5で、詳細なSPD情報の確認も可能になった。ただしCAS Latency(CL)に関しては設定できない環境もある
OCCT perestroika
種別:フリーソフト
作者:Teledeiench氏
URL:http://www.ocbase.com/
image32コアまで対応したストレステストツール
CPUやメモリに負荷をかけて発熱させ、ハングアップが起こらないかを確認するためのストレステストツールだ。最新バージョンは2.0.0a。各種の温度や電圧グラフを自動作成するなど、便利な機能を搭載。使用に際しては、設定ボタン(歯車のアイコン)をクリックし、CPU温度の警告を90℃前後に設定するとよい(デフォルトの70℃は低過ぎる)
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