その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:保坂陽一 | |||||||||||||||||
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標準的な自作PCを組み立てるのに特殊な工具は必要ない。必須と言えるのはプラスドライバー1本で、日曜大工的な工具セットのある家庭なら、まず問題はないはず。ただ、あまり小さいプラスドライバーは苦労することになるので、なるべくシャフトが長く、しっかりと回しやすいグリップを備えたものがよい。一般的なATXケースの横幅は20cm以上あるので、長さはそれを目安に考えるとよいかもしれないが、先端の形状が1号か2号と呼ばれる標準的なもので、しっかりした作りのものならOKだ。さらに先端が磁気を帯びたものなら、ケース奥のネジ止めも楽になる。磁石は電子パーツに近付けるとよくないイメージがあるが、筆者はこれでパーツが壊れたという話は、いまだ聞いたことがない。わざわざ小さいドライバーセットを購入して苦労するくらいならば、この際これも大事な自作パーツの一つと考えて、こだわりのマイプラスドライバーを探してみてはいかがだろうか。 それ以外は、ケースの金属パネルを切り離す際にラジオペンチ、Intel系CPUのリテールクーラーを取り外す際にマイナスドライバー(これも長めのほうがよい)、細かいジャンパピンを取り付けるのにピンセットなどもあると便利。精密ドライバーやハンダごてのようなものは不要である。 |
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扱いやすいプラスドライバーを手に入れろ! 自作PCの組み立てに必須のプラスドライバー。なるべく長めで、グリップのしっかりしたものが理想。1,000円も出せばそれなりのものが手に入るはずだ。狭いケースの奥にネジを取り付けることも多いので、磁石機能付きだとなおベター。自作のために1本新しく買ってもよいだろう |
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あると便利なそのほかの工具 そのほかにはマイナスドライバーやラジオペンチなどもあると安全に作業を進められる。とくにIntel系CPUのリテールクーラーはマイナスドライバーを使うと楽に取り外せるので覚えておきたい |
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自作で使用するネジには大きく分けて「インチネジ」と「ミリネジ」の2種類がある。以前はインチネジが多く、ミリネジは光学ドライブなど一部のパーツでのみ採用されていることが多かったのだが、最近はすべてがミリネジのケースなども存在するので注意したい。このインチとミリはネジ穴の大きさではなく、ネジ山のピッチを指している。間隔が広いほうがインチネジ、狭いほうがミリネジだ。規格の異なるネジ穴にムリヤリ締め付けて、取り外せなくなったなどということがないように、慌てずよくチェックしてから使用したいところだ。 | |||||||||||||||||
インチネジとミリネジの違い 左が「ミリネジ」。右が「インチネジ」だ。ミリネジのほうがピッチが狭いことが分かる。ネジの大きさが近いと非常に紛らわしいので、締め付ける前によく確認しよう |
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電子部品の大敵となるのが静電気。作業をする前にドアのノブなどにしっかり触れて体から静電気を逃しておけば、そう簡単にCPUやメモリが壊れたりすることはないが、対策を練り過ぎて困ることもない。静電気防止グッズにはさまざまなものがあるが、帯電防止機能を持つ手袋なら指先のケガも防げて一石二鳥だ。ただの軍手などでは細かいネジなどが持ちにくいし、表面が毛羽立つようではかえってトラブルのもとになりかねない。滑り止め付きで、手にフィットするものが手に入ればベストだ。 | |||||||||||||||||
夏は暑くてめんどうだが、手の保護効果も大きい 帯電防止手袋はPCショップでも販売されている。左のENGINEER「導電性手袋 ZC-45」は指先に滑り止め樹脂が付いたプロフェッショナル向けだが、実売は1,000円以下と安価。なるべく手にピッタリのものを使おう |
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PCパーツにはとがった部分が多く、床や机を傷付けやすい。とくにマザーボードは背面に無数のピンが出ているのでいるので作業スペースに注意したいところ。マザーボードの箱の上などで作業をするという手もあるが、きれいな箱を汚すのは忍びない。そんなときに便利なのが、しっかりとした厚みのある雑誌だ。適度な軟らかさもあるので、LGA775タイプのリテールクーラーを固定する際にピンを破損するトラブルも減る。本誌などはまさにうってつけなので、読み終わった後は作業台として活躍させていただきたい。編集部公認の利用法だ。 | |||||||||||||||||
作業台として雑誌や布マットなどを活用 PCは無事完成しても、まわりを傷付けてしまって苦い思いをすることもある。そうならないためにも下に雑誌やランチョンマットなどを敷いておくとよい |
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組み立てが進んで、いよいよ完成!となると、エアフローなども考えて内部のケーブルは整理しておきたいところ。あとでまたフタを開けるのはめんどうなのだ。そこで用意しておくと便利なのが結束バンドなどの整理グッズ。最近はケースやマザーボードなどにも付属していることが多いので、そちらも活用したいところだが、そうしたものは妙に細くて心細いこともある。ケース内に貼り付けて固定するテープタイプもあるが、やはり万能なのは下のようなしっかりとした長さのある結束バンドだ。自由な発想で内部も見せるPCを作ろう。 | |||||||||||||||||
あらかじめ用意しておくと便利な結束バンド こうした結束バンドはホームセンターだけでなく、PCショップでも販売されている。1束500円以下で値段もお手頃。短いもののほうが見た目はきれいにできそうだが、実は長めのもののほうが扱いやすい。不要な部分はカットしよう |
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マザーボードやケースのフロントインターフェース、さらにはビデオカードのセカンダリディスプレイ出力など、組み立て後のPCには普段使わないコネクタがたくさん存在する。ケース内部の電源コネクタなどもそうだ。拡張性としてはあるに越したことはないのだが、使わないでおいておくとホコリがたまって、漏電や接触不良といったトラブルの原因になることがある。それを防ぐには、下のようなコネクタカバーを用意しておくとよい。複数セットで販売されており、お値段も安価。トラブル対策としては安いものである。 | |||||||||||||||||
コネクタカバーで見た目も引き締まる! 左はその名もズバリのアイネックス「コネクタカバーセット」。電源の4ピンペリフェラルコネクタ用のカバーなどもセットになっていて、価格は約1,000円。使わないコネクタが放置されているのはガマンできないという人にもオススメ |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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