その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:橋本新義、編集部 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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普通にPCを使っている分には意識することは少ないが、ユーザーのチューニングにより、メモリはさまざまな高速化を図ることができる。なかでも代表的なものが、BIOS設定による「メモリアクセスタイミング」の設定だ。 この設定は、チップセット(メモリコントローラ)がメモリからデータを受け取る際のタイミング(=待ち時間)を決めるもの。なかでも性能への影響が大きいのが、「CAS Latency」(通称CL)だ。図のタイミングチャートに示したが、CLはメモリがチップセットからリードの命令を受け取ってから、最初のデータが出力されるまでのタイミングを制御する値だ。なお、図中にはないが、ライト時も同じ働きとなる。 そしてCPUにおけるオーバークロックのように、搭載するメモリの耐性によっては、これらを定格の値より短縮することで高速化が可能だ(もちろん定格より高速な動作となるため、自己責任となるが……)。メモリの高速化は、オーバークロックだけではなく、CLなどのアクセスタイミングの調整によっても可能、というわけだ。ただしDDR2-800メモリの場合、CL値は定格でギリギリとなっていることが多く、メモリの動作電圧を上昇しないと安定しないことが多いようだ。 実際のBIOS設定では、(1)メモリアクセスタイミングの設定を自動から手動に変更する(2)表示されるアクセスタイミングのうち、CL値を減少させる、という手順となる。メモリアクセスタイミングの数値はクロック数を示しているため、高速化する際は数値を減少させる。 今回は、ベンチマークとしてSandra Professional XII SP2cを使い、CLを標準設定の「5」と「4」の状態で、メモリ転送速度とレイテンシ(遅延時間)を測定した。それぞれわずかではあるが、確実な高速化の効果が見て取れる。 なお、ほかのアクセスタイミングも(高速化の効果はCLに比べて低いものの)、基本的には同じ手順で高速化が可能だ。 |
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DDR2 SDRAM(CL=4 or 5)のタイミングチャート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
※tRCD=RAS to CAS Delay time、tRAC=Row Access time | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アクセスタイミングの変更はBIOSセットアップで CLをはじめとするアクセスタイミングの変更は、BIOSセットアップでの作業となる。今回使用したASUSTeK P5K Deluxeでは、Advanced→JumperFree Configurationメニューに項目がある |
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アクセスタイミングを手動に変更 実際の変更手順は、まずアクセスタイミングを手動に変更する。「DRAM Timing Control」という項目を「Auto」から「Manual」に変更すればよい |
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CL値を減少させる 表示されるメモリアクセスタイミングの項目から「CAS# Latency」を選択し、デフォルトの定格値から減少させる。今回は「4 DRAM Clocks」を選択し、いわゆるCL=4の状態とした。これで設定を反映させれば基本作業は完了だ |
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不安定な場合はメモリ電圧を上昇 再起動後に不安定な場合は、メモリ電圧の上昇を検討しよう。一般的には2.0Vぐらいで試行するのがよい。なお、今回はメモリ側の耐性が低い個体だった点と、余裕を持たせるために2.30Vに上昇させた |
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CL高速化の効果は確かにアリ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【検証環境】 CPU:Intel Core 2 Duo Q9550(2.83GHz) マザーボード:ASUSTeK P5K Deluxe/Wifi-AP(Intel P35+ICH9R) メモリ:Team Elite TEDD4096M800HC5DC(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2) ビデオカード:Sapphire RADEON HD 2400PRO 256MB(Radeon HD 2400 PRO) HDD:Western Digital WD Caviar Blue WD7500AAKS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、750GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
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