その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:加藤勝明 | ||||||||||||||||||||||||
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細かなテクニックの積み重ねで大きな効果を発揮する | ||||||||||||||||||||||||
電源は工夫をすればするほどメンテナンス性が上がるし、得られる効果も大きい。また、電源はトラブルが発生したとき、原因であることが気付きにくいパーツの一つでもある。その場合の発見方法も含め本章で紹介していくのでぜひ参考にしてほしい。 | ||||||||||||||||||||||||
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自作スキルの高低が端的に出やすい部分と言えば“余ったケーブルの処理”だろう。電源から出ているケーブルが長過ぎたり、または使わないケーブルがあったりするのはめずらしくないことだが、これをケース内に無造作に“うねらせて”おくのはよくない。ケーブルがジャマをしてメンテナンス性が下がるのはもちろんだが、余ったケーブルがケース内のエアフローの障害となり、冷却効率が落ちる場合もあるのだ。 ケーブルを手軽に処理したいなら、余った部分を輪ゴムや結束バンドなどを使って束ね、使わないベイなどに押し込んでしまうとよいだろう。Antec P182などに代表されるマザー裏での配線が可能なケースではマザーボードベース裏のスペースにケーブルを引き込めるので、そこにしまうというのも手だ。 また、予算があるなら電源をプラグインタイプのものに交換すれば、不要なケーブルそのものを取り外しできるため、ケース内はスッキリとまとまるはずだ。 可能であればケースファンの3ピンケーブルやSerial ATAやIDEケーブルもテープなどを使ってケース内側に沿わせるように貼り付けておくのもよいだろう。 |
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二つのテクニックを組み合わせよう ケーブルをまとめただけでもかなりケース内はスッキリする。前述のプラグインタイプの電源と組み合わせて5インチベイに押し込めばケース内をより広く使える。ケーブルをまとめることでケース前面の吸気ファンからの風が効率的にCPU付近に流れ込むようになる |
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オウルテック | ||||||||||||||||||||||||
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実売価格:23,000円前後 | ||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:046-236-3522 URL:http://www.owltech.co.jp/ |
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プラグインタイプの静音、大出力電源 山洋電気製ファンを底面と背面に一つずつ設置し、ユニット内部を隅々まで冷やすよう設計された定格出力700Wの静音電源 |
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プラグインケーブルタイプを使用しよう 必要なケーブルだけを接続できるプラグインタイプの電源を使うのが理想だ。使わないPCI Expressケーブルやペリフェラル4ピンケーブルなどを電源から取り外してしまえば、残ったケーブルの取り回しが格段に楽になるだろう |
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ケーブルをまとめてみよう プラグインタイプではない一般的な電源の場合は、市販の結束バンドや輪ゴムなどでコンパクトにまとめてしまおう。どんな電源でも最低限この処理をやっておくことをオススメする |
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電源に負荷がかかる場面の一つが電源を投入した直後の数秒間だ。これはHDDのスピンアップ動作が原因の一つ。ヘッドが激しく動くランダムアクセス時の消費電力よりも、HDD内部のモーターが回転し始め、回転が安定するまでの消費電力のほうがはるかに高い。今まで安定していたマシンにHDDを追加したら突然起動しなくなったというときは、電源の出力が経年劣化で落ちているところに起動時の負荷が高まったためだと推測できる。こうした場合は電源の交換を検討しよう。 | ||||||||||||||||||||||||
HDDの追加による起動時の消費電力比較 | ||||||||||||||||||||||||
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標準構成のマシンに1TBのHDDを増設した際の消費電力の比較。1台追加すると標準構成時と比べ起動時に12Wの増加が見られた。アイドル時にはあまり電力を消費しないHDDとはいえ、5台、6台と数多く搭載する場合は注意しよう 【検証環境(標準構成)】 CPU:Intel Core 2 Quad Q9550(2.66GHz) マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R) メモリ:CFD販売 ELIXIR W2U800CQ-2GL5J (PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2、CL=5) ビデオカード:MSI R4850-T2D512(ATI Radeon HD 4850) HDD:Seagate Barracuda 7200.11 ST3320613AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
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比較的安価な電源や古い電源を使っているとSerial ATAやPCI Expressコネクタが足りない、もしくはないということはめずらしくない。そういうときは分岐ケーブル、変換ケーブルを利用しよう。また、2本ケーブルが必要なところを分岐させることで1本にすっきりまとめることができる。 | ||||||||||||||||||||||||
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アイネックス | ||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:042-467-7676 URL:http://www.ainex.jp/ |
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ATX20→24ピン変換ケーブルWAX-2024A 古い電源を最新マザーで使う定番アイテム(実売価格800円前後) |
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ペリフェラル→Serial ATA×2変換ケーブルD2-1501SA 低価格電源で不足しがちなSerial ATAコネクタの変換ケーブル(実売価格550円前後) |
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ペリフェラル→ペリフェラル×2 D2-1501A 大型ケースファン用に最適(実売価格300円前後) |
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よぶんな拡張カードやHDDを外した最小構成でもPCが起動しないというときは電源を疑おう。ただ、検証用の電源を誰しも用意できるというわけではない。そんなときに活躍するのが電源の動作が確認できるテスターがオススメ。電源のATX20/24ピンに直結して電源スイッチをONにするだけで、各電源ラインの出力が正常範囲内に収まっているかがチェックできる。 これを利用すればパーツを買い換えた挙げ句、原因は電源だったというトラブルは防げるはずだ。 |
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CaseBuy | ||||||||||||||||||||||||
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実売価格:500円前後 | ||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:03-5783-0052(ユーエーシー) URL:http://www.uac.co.jp/ |
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激安電源テスターの定番品 電源テスターはマイナーなパーツではあるが、いざというときのために持っておくと安心だ |
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電源に異常はないかテスターでチェックしてみる ATX20ピン用だが24ピンケーブルでも使用可能。この状態で電源スイッチをONにすると正常かどうか判断できる |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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