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一歩上行く“チョイリッチPC”
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チョイリッチPCパーツ大攻略
TEXT:長畑利博
少額の投資で安定動作と安心を手に入れよう
電源編
image古い電源を載せたまま新しいパーツを増設していくと、調子が悪くなることがある。そんなとき、何も考えずに最安クラスの電源に手を出すのはちょっと待ってほしい。プラス数千円で信頼性も快適度も一気に高めることができるのだ。
電源の予算をけちるのはトラブルのもと
 自作PCのパーツ構成を検討するときに、予算を削られやすいのが電源だ。それは電源の性能のよしあしが、PCの処理速度などの性能に直接影響しないからだ。しかし、CPUやビデオカードなどのPCパーツは高性能化を続け、PC自体の用途も多様化している。電源は、高負荷時でも安定して給電できる能力が求められるのだ。ちなみに筆者の友人は、AMD Athlon XP環境の古いPCで、動画をエンコードしながらゲームを楽しんでいたところ、電源から火花が飛び、それきり動作しなくなるというトラブルに遭遇した。実際に環境を見せてもらったところ、定格出力はパーツ構成から考えるとギリギリ、電源はかなり古い製品で、安定した給電や安全対策の機能などは備えていなかった。こうしたトラブルを未然に防ぐ意味でも、信頼性の高い「チョイリッチ」な電源にリプレースしておくことは、今の時代には必須事項だと言える。
クラス別パーツ構成と電源出力の目安
ハイエンドマシン ミドルレンジマシン ローエンドマシン
800W 550W 400W
CPU:Intel Core i7-920、マザーボード:Intel X58チップセット、メモリ:DDR3 SDRAM×3、ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 285、ストレージ:3.5インチHDD×3台以上、光学ドライブ:Blu-rayドライブ CPU:Intel Core 2 Quad Q9550、マザーボード:Intel P45チップセット、メモリ:DDR2 SDRAM×2、ビデオカード:ATI Radeon HD 5750、ストレージ:3.5インチHDD×2台以上、光学ドライブ:DVDコンボドライブ CPU:AMD Athlon II X2 250、マザーボード:AMD 785Gチップセット、メモリ:DDR3 SDRAM×2、ビデオカード:NVIDIA GeForce 8400 GS、ストレージ:3.5インチHDD×1台以上、光学ドライブ:DVDコンボドライブ
チョイリッチ電源を見きわめるためのチェックポイント
imageコンデンサの品質
電源の品質を見る目安の一つがコンデンサ。消耗品であり、長く使うほど性能は落ちていく。温度の高い環境でも長寿命の105℃品、できれば国産のものを選びたい
image80PLUS認証の取得
80PLUSは電源を家庭用の交流から直流に変換するときの効率のよさを示す指標。白ラベルのスタンダードから、Bronze、Silver、Goldと上位ほど高効率で省エネとなる
imageコネクタの種類と数
電源は、備えるコネクタの種類で使い勝手が大きく異なる。最新のパーツ構成なのか、旧世代のパーツ構成のリプレースなのかで、必要となるコネクタを考えて製品を選ぼう
 実際に電源を選ぶには、システム全体のパーツ構成がどの程度の消費電力を必要とするかを見きわめる必要がある。ThermaltakeやCooler MasterなどのメーカーのWebサイトでは、自分のマシンのパーツ構成を入力することで、必要な定格出力を計算してくれるページが用意されており、製品選びのよい参考になる。また、出力以外にも80PLUS認証の取得の有無は、製品選びの一つの指標になっている。エネルギー変換効率の高さを証明するものであり、電源自体の発熱も小さく、システムの省エネにもつながる。当初は高級機種に見られたが、最近では1万円以下の価格帯の製品でも認証を取得したものは増えてきている。そして最近の電源は、低価格帯のものでも品質に優れ、耐久性の高い105℃品コンデンサの採用が進んでおり、これも要チェック項目だ。

 ほかには、コネクタの構成が製品の使い勝手に大きくかかわってくる。システムを新規に作るときは、PCI ExpressやSerial ATAコネクタを多く備えた製品を、古いシステムのチューンナップには、従来のパーツがそのまま使えるペリフェラルコネクタを多く備えた製品を選ぼう。今回は、これらの要素を考慮しつつ、低価格でも優れていると思えるオススメ製品を選び、検証してみた。
imageThermaltake Power Supply Calculator
image静音設計はすでにスタンダード
最近の電源では、静音性重視は当たり前。1万円以下の製品でも、ファンコン装備、エアフローを考慮した設計、準ファンレス仕様など、チョイリッチな付加価値を高めている
80PLUS認証はダテじゃない最新製品の性能を検証
 今回は、実売1万円以下のお手頃価格な電源の中から人気の高い製品を集め、消費電力、動作音、出力電圧の安定性について検証した(電圧の安定性は後述)。なお、3年ほど前の製品であるサイズのPCケース「GX-3901」に付属している電源「SCY-400T-AD12」を、比較対象として加えている。高負荷時の条件は、ベンチマークソフト「3DMark06」をループで実行させつつ、負荷テストツール「OCCT Perestroika 3.1.0」を同時に20分間実行し、その間の最高値を計測。アイドル時は、負荷テスト終了後10分間の最低値とした。検証環境は、ミドルレンジの構成だが、高負荷時の消費電力は300W前後になるため、400W電源では運用の上限ぎりぎりとなる。

 消費電力について見てみると、80PLUS Bronze認証を取得したEA-430D-GREEN、HEC WIN+ 550W、KRPW-J400Wの3製品がやはり優れている。とくに、EA-430D-GREENはアイドル時の消費電力も低く、GREENの名に恥じない性能と言えるだろう。それに次いでアイドル、高負荷時ともに優秀なのがストロンガー。ほかには、Litepower 500Wも高負荷時の消費電力が比較的低く優秀だ。

 静音性については、いずれも一定のレベルをクリアしている。KRPW-V560Wやストロンガーは超静音と言ってもよいだろう。準ファンレス仕様をうたうAP-550FS-SSは、今回の条件下ではファンの無回転の時間が比較的短かったのが残念。しかし、比較用のSCY-400T-AD12と比べてみると、最近の製品はいずれも省エネ、静音性に優れていることがよく分かる。
image
image
【検証環境】
CPU:Intel Core i7-860(2.8GHz)
マザーボード:ASUSTeK P7P55D EVO(Intel P55)
メモリ:Corsair Memory TR3X6G1333C9(PC3-10600 DDR3 SDRAM、2GB×3 ※2枚のみ使用)
ビデオカード:Leadtek WinFast GTS250 512MB(NVIDIA GeForce GTS 250)
ビデオカードクーラー:サイズ MUSASHI
HDD:日立GST Deskstar 7K1000.B HDT721010SLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、1TB)
OS:Windows 7 Ultimate 64bit版
室温:23℃
暗騒音:34.6dB
騒音測定距離:ファンから約15cm
アイドル時:負荷テスト後10分経過時の値
高負荷時:3DMark06+OCCT Perestroika 3.1.0を20分間実行中の最大値
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