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チョイリッチPCパーツ大攻略
手持ちパーツ使いこなしの極意
TEXT:橋本新義
ビデオカード流用のカギは描画性能と動画再生支援機能
3Dグラフィックスの速度以外にも意外と大きな性能と機能の差
 Windows XP後期からVista世代に使っていたPCパーツを流用するにあたって、選択が難しいのがビデオカード。なぜなら、世代ごとの性能と機能の差が激しいからだ。つまり、旧モデルの陳腐化が速いのである。下の表でNVIDIAとATIのGPUの基本的な機能をまとめたが、世代が新しくなっていくごとに機能が進化しているのが分かるだろう。

 また、拡張スロットの種類も重要。現実的には、PCI Express x16対応以外のビデオカードの流用は、あきらめたほうが無難である。

 さて、旧世代のビデオカードと現行のビデオカードを比べた際、一番大きな違いとなるのが、対応するDirectXのバージョンだ。とくに現在最新のDirectX 11では、「テッセレーション」と呼ばれる機能の活用で、より精細な立体表現が可能になっている。

 性能面でも世代の差は激しい。たとえばミドルレンジクラスのATI Radeon HD 5600シリーズは、3年前のハイエンドクラスに比肩する3D演算性能を備えているだけでなく、1世代前の4600シリーズよりも性能が向上しながら消費電力は低くなっている。NVIDIA製GPUも、DirectX 11対応製品こそまだ登場してはいないものの、性能や機能の向上はATIと基本的に同じである。
image
DirectXのバージョンによる描画の違い
ベンチマークソフト「Unigine Heaven Benchmark v1.0」によるDirectX 9/10/11の画面効果の差。DirectX 11はドラゴンの像や建物の煉瓦の表現などが非常に細かくなっている。これはより精細な立体表現を可能にする「テッセレーション」と呼ばれる新機能による。DirectX 9と10はぱっと見では同じ画面のようだが、背景のボケ方などを比べると、後者のほうが自然に見える
世代別GPUの主な搭載機能
  DirectX HD動画再生支援機能
NVIDIA GeForce 6000シリーズ 9 ×
NVIDIA GeForce 7000シリーズ 9 Pure Video HD(VP1)
NVIDIA GeForce 8000シリーズ 10 Pure Video HD(VP2)1
NVIDIA GeForce 9000シリーズ 10 Pure Video HD(VP3)
NVIDIA GeForce 200シリーズ 10 Pure Video HD(VP3)2
ATI Radeon 9000シリーズ 9 ×
ATI Radeon X300/700/800 9 ×
ATI Radeon X1000シリーズ 9 ×
ATI Radeon HD 2000シリーズ 10 UVD
ATI Radeon HD 3000シリーズ 10 UVD
ATI Radeon HD 4000シリーズ 10 UVD2
ATI Radeon HD 5000シリーズ 11 UVD2
  GPGPU WDDM HDCP
NVIDIA GeForce 6000シリーズ × 1.0 ×
NVIDIA GeForce 7000シリーズ × 1.0 ×
NVIDIA GeForce 8000シリーズ 1.1
NVIDIA GeForce 9000シリーズ 1.1
NVIDIA GeForce 200シリーズ 1.1
ATI Radeon 9000シリーズ × 1.0 ×
ATI Radeon X300/700/800 × 1.0
ATI Radeon X1000シリーズ × 1.0
ATI Radeon HD 2000シリーズ × 1.1
ATI Radeon HD 3000シリーズ × 1.1
ATI Radeon HD 4000シリーズ 1.1
ATI Radeon HD 5000シリーズ 1.1
1:8800 GTX/8800 GTS(G80コア)はPure Video HD(VP1)
2:210/GT 220/GT 240はMPEG4 ASP準拠のDivXファイルにも対応
HD動画再生支援機能など機能の面で流用を考える
 次に注目すべきは、「HD動画再生支援機能」だ。これは、HD解像度(1,280×720ドット以上)のビデオの再生に必要な処理をGPUが実行し、CPUに負荷をかけずに動画の再生を可能にする機能だ。ここ2、3年のビデオカードにおいて、一般的なユーザーにとってはDirectXの強化以上に影響が大きい。

 HD解像度のビデオ(地上デジタル放送やBlu-ray、ハイビジョンビデオカメラの映像など)を再生する際、この機能を搭載していない場合、CPUに対して非常に大きな負荷がかかってしまう。そのため、上述したビデオソースをPCで再生する場合、この機能を搭載しているGPUが重要になる。こちらも世代が進むにつれて、画質の向上や細かな機能の強化、対応するファイルフォーマットの増加が図られている。

 さらに最新世代のGPUでは、「GPGPU」と呼ばれる、GPUの処理性能を3Dグラフィックス以外でも使うための機能も搭載している。これはソフトウェア側の対応を必要とするが、動画編集ソフトなどを中心に対応ソフトは増加している。

 また、新しいGPUでは、「WDDM」と呼ばれるバージョンも1.1に強化されている。これはWindows 7で使われるビデオドライバのデータ転送規格を示すもので、1.1に対応していると、Windows Aero有効時のメインメモリ使用量を大きく低減できる。2GBぐらいまでのメインメモリを搭載するPCでは、この削減効果は無視できないレベルとなる。

 また、ここ2、3年のビデオカードは、HDMIやDisplayPortといった、新しい規格のディスプレイ接続端子が搭載されている。とくにHDMI端子は、液晶テレビのみならず、PC用の液晶ディスプレイでも標準装備となりつつあるほど普及しており、PC本体の側でももはや搭載されていて当然、と言える装備だ。

 また、一見地味ながら重要なのは、Blu-ray Discやデジタル放送対応テレビチューナーデバイスを使う際に必要となる「HDCP」と呼ばれる著作権保護規格への対応だ。これらのメディアのコンテンツを視聴する際には、GPUとディスプレイの両方がHDCPに対応していなければ、本来の解像度で楽しめない。

 このように細かな点までを含めると、最新世代のビデオカードは実にさまざまな機能が強化されていることが分かる。流用すべきかどうかを決定するには、こうした機能の差や使い方、とくにゲームやHD動画に関する機能をじっくりと考慮するべきだ。
image動画再生支援機能が重要に
Windows 7ではAVCHDなどのHDコンテンツを新たにサポート。ビデオカード選びにおいて、動画再生支援機能の重要度がさらに増している
imageGPGPUで高速処理
GPGPUによって、これまでCPUで処理していたものをGPUで処理可能になった。ビデオエンコードをはじめ、対応アプリケーションも増加中
imageデジタル放送の視聴にはHDCPが必須
Windows 7のMedia Centerでサポートされたデジタル放送だが、HD解像度で楽しむためには「HDCP」のサポートが必須
imageWDDM1.1でメモリ使用量を大幅に削減
Windows 7であれば、「DirectX診断ツール」を実行することで、ドライバのWDDM対応バージョンを調べることができる
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【動画再生検証環境】
CPU:Intel Celeron E3200(2.4GHz)
マザーボード:GIGABYTE GA-G41M-ES2L(Intel G41+ICH7)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2
HDD:Western Digital VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB)
OS:Windows 7 Ultimate 64bit版

【エンコード検証環境】
CPU:Intel Core i7-950(3.06GHz)
マザーボード:ASUSTeK P6T(Intel X58+ICH10R)
メモリ:ノーブランド PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB×3
HDD:日立GST Deskstar P7K500 HDP725050GLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB)
OS:Windows 7 Ultimate 64bit版
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