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最新CPU完全攻略ガイド
Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は超オイシイ!!
TEXT:橋本新義
格安クアッドコアQ6600を3GHzオーバーで駆動する!
売れ筋No.1のCPUをブーストする
 Pentium Dual-Coreが低価格CPUの注目株とすれば、高性能CPUの注目株は間違いなくCore 2 Quad Q6600だろう。7月22日に行なわれた価格改定により、実売価格が37,000円前後まで下落。一気に人気No.1のCPUへと躍り出た。

 また、同時に人気を支えているのが、新ステッピング(=半導体としての回路が改良されたCPU)である「G0」が登場したことだ。

 G0ステッピング版は処理速度こそ従来と同じだが、かなりの改良が加わっているのが特徴だ。まず、消費電力と発熱の目安となるTDP(熱設計電力)が従来の105Wから95Wに減少。さらにCPU表面の許容温度であるTcase(最大ケース温度)が62.2℃から73.2℃に増加したことで、要求するCPUクーラーの性能が大幅に緩和されているのだ。これは、従来のCore 2 Quadの弱点とされていた発熱と消費電力の大きさが、従来の製品より緩和されたことを意味する。ここでは、このG0ステッピング版Q6600を使ったオーバークロック実験の結果とノウハウについて紹介したい。
狙い目は最新の「G0」ステッピング
imageG0ステッピング版の判別方法は、外箱ラベルのS-Specが「SLACR」であればOK。ステッピング指定で購入できるショップもある
imageWindows上からは、CPU-Zでステッピングを確認できる。CPUタブ画面中央右にある「Revision」欄がステッピングを示す
マザーボード選びはPentium DCより信頼性重視で
 今回のテストに使用した機材だが、マザーボードは、Pentium DCのオーバークロックでも使用したBIOSTARのTP35D2-A7を使っている。

 オススメするマザーボードの条件はPentium DCで紹介したものと変わりないのだが、Q6600はシステムバスが1,066MHzのCPUなので、Pentium DCのように、アルミホイル改造なしでもメモリクロック比を1:1に設定可能である。

 そのため、メモリクロックの設定に関しては、Pentium DCの場合ほど重視しなくてもよい。

 一方、CPUの消費電力が増大するために配慮が必要になるのは、マザーボードの電源部(VRM)や、コンデンサの種類といった、寿命や信頼性にかかわる部分の設計だ。

 また、もう一つ配慮が必要なのは、CPUクーラーである。G0ステッピングで発熱が減少したとはいえ、Core 2 Quadの発熱はかなり大きい。とくに静音性にも配慮したい場合、最初からリテールクーラーではなく、強力なCPUクーラーを使うのが必須と言える。そうした観点から、今回のテストではサイズのANDY SAMURAI MASTERを使っている。
基本的な手順はPentium Dual-Coreと同じ
imageオーバークロック手順に関しては、基本的にはPentium DCと同じだ。まずは定格で負荷テストを実行し、ツールでクロックを上げる
imageQX6850相当となる3GHzでのテスト中。4コアの負荷チェックには、CoreTempとタスクマネージャの併用がオススメだ
imageクロック設定が落ち着き、仕上げとなる3.24GHzでの負荷テスト中。クアッドコアではとくに念入りに実行したい
3GHzオーバーを達成!!
3GHzは楽々オーバー 3.24GHzでのテストに成功!!
 さて、実際のオーバークロック手順だが、クアッドコアCPUと言えど、Pentium DCで紹介した手順と基本的に変わりはない。ただし、大きく変わるのが負荷テストの実行方法だ。四つのコアに負荷をかける必要があるため、たとえばStress Prime 2004 Orthos(単独で実行しただけでは二つのコアまでしか負荷をかけられない)では、同時に二つ実行するといった工夫が必要だ。

 さて、今回のテストの結果、電圧Autoの設定でFSBクロック360MHz、コアクロック3.24GHzでの動作に成功。負荷テストと各種ベンチマークも完走した。また、さらにメモリクロック比率を4:5(BIOS上では667MHz)にも設定してみたが、こちらも問題なく負荷テストをクリアしている。また、Vistaでのスリープおよび復帰を3回繰り返してみたが、まったく問題はなく、安定度はかなり高い状態と言えるだろう。

 ただ、Core 2 Duo E6000シリーズでは条件を揃えると、3.4~3.6GHz前後で動作させることも可能だったのだが、Q6600はクアッドコアの分、若干オーバークロック耐性は落ちるようだ。

 さて、気になる性能だが、今回は前のページで紹介したPentium DCと同条件でのベンチマークテストを実行し、ハイエンドのクアッドコアCPUであるCore 2 Extreme QX6850(動作周波数3GHz、システムバス1,333MHz)と比較してみた。

 結果はご覧のとおりである。Pentium DCとCore 2 Duoとの比較とは違い、こちらは2次キャッシュ容量などに差がないこともあり、動作周波数の上昇がそのまま性能向上につながっている。とくにクアッドコアの威力を発揮できるビデオエンコードで顕著だ。クアッドコアCPUでも、オーバークロックの価値はかなり大きいものと言える。
imageCPUクーラーの強力さもあってか、細かな設定をすることなくシステムバス360MHzを達成。コアクロックは3.2GHzオーバーだ
image
負荷テスト実行中の温度状態。外気温28℃で、PCケースを使用していないという、少々特殊な条件ではあるものの、コア温度は最高でも70℃台前半と良好だ
image
image
image
【ベンチマーク環境】
マザーボード:BIOSTAR TP35D2-A7(Intel P35+ICH9)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2
ビデオカード:MSI NX8600GTS-T2D256E-HD-OC(NVIDIA GeForce 8600 GTS、256MB)
HDD:Maxtor DiamondMax 10 6L250S0(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)
OS:Windows Vista Ultimate
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