その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:宮崎真一 | ||||||||||||||
各マザーボードメーカーのオーバークロックツール | ||||||||||||||
ASUSTeK | ||||||||||||||
ASUSTeK製マザーボードは「Ai Overclocking」と称した独自機能により、BIOSとWindowsのどちらからでも容易にオーバークロックが行なえるようになっている。BIOS上ではAi Overclockingの値を「 N.O.S.」に変更すればオーバークロック機能を利用することができ、パフォーマンスの向上率を%で指定するTurbo N.O.S.でのオーバークロックも可能。一方、WindowsでもASUSTeKオリジナルユーティリティ「AI Suite」内に用意されたAI N.O.S.によりオーバークロックが可能。その内容はBIOSのものとまったく同じで、パフォーマンスアップ率を%で指定してオーバークロックを行なう。 | ||||||||||||||
BIOS Ai Overclockingという項目をN.O.S.に設定することで自動でのオーバークロックが利用可能 |
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Windows マザーボード付属のユーティリティには、Windows上からオーバークロックを行なえるAI N.O.S.が用意されている |
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MSI | ||||||||||||||
MSIの自動オーバークロックはBIOSに用意されたD.O.T.という機能により実現されるわけだが、その設定内容にはCommanderやCaptainといった軍隊の階級風の名称が付けられている。Commanderがもっとも高い15%のオーバークロックとなる。また、Windows上ではDual CoreCenterというアプリケーションが用意されており、システムバスクロックやCPUコア電圧を微調整できるようになっている。なお、Autoを選択すると自動でオーバークロックが行なわれる。 | ||||||||||||||
BIOS 自動でオーバークロックを行なうMSIのD.O.T.には、Generalなどユニークな名称の設定値が用意されている |
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Windows Windows上からオーバークロックを行なうことができるDual CoreCenter。自動でオーバークロックすることも可能 |
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GIGABYTE | ||||||||||||||
GIGABYTEにも他社とよく似たオーバークロック機能が用意されている。BIOSに専用メニューのM.I.T.が用意されている(表示されていない場合はp.65コラムの隠しコマンドで現われることがある)。M.I.T.のメニューにはC.I.A.2という設定項目があり、ここを変更することで自動オーバークロックが可能。その内容はCruise、Sports、Racing、Turbo、Full Thrustと統一性は見られないもののユニークな項目名だ。また、Windows用オーバークロックツールとしてはEasy Tune 5が付属CD-ROMに収録されている。このEasy Tune 5でも、C.I.A.2の各項目を設定することが可能だ。 | ||||||||||||||
BIOS BIOSに用意されたオーバークロック機能のC.I.A.2。Full Thru stに設定すると最高で19%のオーバークロックが可能 |
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Windows Windows上からオーバークロックを行なうEasy Tune 5が付属。同アプリケーションからもC.I.A.2が利用できる |
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BIOSTAR | ||||||||||||||
BIOSTARの自動オーバークロック機能には、BIOS上にOverClock Navigator Engineという自動設定をONにする項目があり、さらにAuto Overclock Systemに設定を施すことで自動オーバークロックを実現する。設定内容にはV6-Tech EngineやV12-Tech Engineという自動車のエンジンを模した名称が付けられており、V12-Tech Engineに設定した場合には最大で30%アップのオーバークロックを試みることができる。また、黄金の龍をモチーフにしたどハデなオーバークロックユーティリティが用意されており、Windows上からも柔軟なオーバークロック設定が可能となっている。 | ||||||||||||||
BIOS V12-Tech Engineというように自動車のエンジンを模した名称が付けられたオーバークロックの設定項目 |
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Windows 他社に比べるとかなりハデな黄金の龍をモチーフにしたオーバークロックユーティリティ |
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Windowsの設定でパフォーマンスアップ | ||||||||||||||
Windows Vistaは、Windows XPに比べて電源管理機能が強化されている。とくに、Windows XPではSP2以降でしか利用できなかったCPUの省電力機能に標準で対応している。ただ、省電力機能が重要なノートPC用のモバイルCPUに比べて、デスクトップPCでその電源管理機能に大きな意味があるのか、とくに、その設定がパフォーマンスにどう影響をおよぼすのかは気になる点だ。 Windows Vistaでは標準で「バランス」と「省電力」、それに「高パフォーマンス」の三つの電源プランが用意されている。今回は、それぞれの電源プランにおいてPCMark05 Build 120を実行し、その総合スコアとCPUスコアをまとめたものが下記のグラフだ。グラフを見ると、バランスと高パフォーマンスの値がほぼ揃っているのに対して、省電力では大きく性能を落としてしまっている。さらに、省電力とバランスのそれぞれのプランにおいてFINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャルベンチマークソフト3(以下FFベンチ3)を実行したときの、動作クロックの変動を測定したものが右下の画面である。この折れ線グラフを見るとバランスでは動作クロックが頻繁に変動しているのに対して、省電力では最低クロックに張り付いたまま変動していない。つまり、省電力プランにおいてはFFベンチ3程度の負荷では動作クロックは変動しないということになる。そのため、PCMark05においても最低クロックのままである場面が多く、パフォーマンスが向上しないことが分かる。 |
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Windows Vistaでは、バランスと省電力、それに高パフォーマンスの三つの電源プランを標準で用意。初期状態ではバランスに設定されている | ||||||||||||||
さらに詳細設定では、各プランにおける設定内容をCPUだけでなくPCI Expressやディスプレイなど個別に変更することも可能になっている | ||||||||||||||
【測定環境】 CPU:Core 2 Duo E6600(2.4GHz) マザーボード:ASUSTeK P5K(Intel P35+ICH9) メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、1GB×2 ビデオカード:AOpen 7600GT-DVD256PZM(GeForce 7600 GT) HDD:日立GST Deskstar T7K250 HDT722516DLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、160GB) OS:Windows Vista Ultimate |
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設定項目の意味 | ||||||||||||||
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省電力機能とパフォーマンスを両立させた設定。CPU負荷に合わせて動作クロックを頻繁に変動させる | ||||||||||||||
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省電力に特化した設定。バランスよりも負荷のしきい値が高くなっており、かなり負荷をかけないと動作クロックが上がらない | ||||||||||||||
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CPUの省電力機能を無効にする設定。そのため、常時最高クロックで動作することになる | ||||||||||||||
電源プランをバランスと省電力のそれぞれに設定し、FINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャルベンチマークソフト3を実行した場合の動作クロックの変動の様子。バランス(左)では動作クロックが負荷に合わせて頻繁に変動しているのに対して、省電力(右)では同ベンチマークの負荷程度ではクロックが上昇していない | ||||||||||||||
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