その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:橋本新義 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1万円のCPUでハイエンドモデルに迫る性能を実現!? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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“低価格版Core 2 Duo”として、6月に登場したPentium Dual-Core(DC)。2次キャッシュメモリが1MBとCore 2 Duoよりも少ないものの、基本的なアーキテクチャは同じで、性能も十分期待できるCPUである。しかし、発売当初は下位モデルであるE2140(1.6GHz)の実売価格が1万2,000円前後と、お買い得感が低かったために人気は上がらなかった。 ところが7月に入ると、上位モデルのE2160(1.8GHz)が1万2,000円台、E2140は9,000円台に下落。そして同時に注目されたのが、オーバークロック耐性がかなり高いことであった。Core 2 Duoシリーズほどではないが、使用するマザーボードやメモリなどの条件によっては2GHz後半、さらに条件がよければ3GHzオーバーも十分狙える実力を持っていることが判明したのだ。 そこで、ここではオーバークロッカー(オーバークロックを楽しむユーザー)有志によって発見されたPentium DC向けの裏技や、最新マザーボードのオーバークロック機能の紹介を絡めつつ、Pentium DCの実践的なオーバークロックに挑戦してみたい。 |
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Pentium Dual-Coreの3GHz動作は、簡単に実現できそうな印象。さらに「当たり品」ならもっと上を狙えるかも? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【ベンチマーク環境】 マザーボード:BIOSTAR TP35D2-A7(Intel P35+ICH9) メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2 ビデオカード:MSI NX8600GTS-T2D256E-HD-OC(NVIDIA GeForce 8600 GTS、256MB) HDD:Maxtor DiamondMax 10 6L250S0(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB) OS:Windows Vista Ultimate |
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Pentium DCオーバークロックの基本はFSBクロックの調整 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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まずは、Pentium DCをはじめとする、最近のCPUで共通するのオーバークロックの基本的な考え方と、関連する用語を紹介しよう。 CPUのオーバークロックで一般的な手法は、マザーボードの「PLLチップ」と呼ばれるパーツの設定を変更し、CPUやメモリの動作基準となるクロック(FSBクロック)を上昇させる方法だ。 FSBクロックとは、CPUとシステムバス(CPUとチップセット間をつなぐバス)、メモリの動作の基準となるものである。具体的な関係としては、CPUの動作クロックは「FSBクロック×CPUの(内部)動作倍率」で、システムバス速度は「FSBクロックの4倍(現行のIntel製CPUの場合)」、メモリクロックは「FSBクロック×メモリクロック比率(メモリの種類やマザーの設定により決定)」となる。 ここで注意したいのは、オーバークロックするためにFSBクロックを上げると、システムバス速度やメモリの動作に影響をおよぼす点だ。使用するマザーボードがどれだけ柔軟な設定を行なえるかで左右されるが、オーバークロック耐性とはCPUだけでなく、チップセットやメモリなども密接に絡み合うデリケートなものであることを覚えておきたい。 また、CPUのオーバークロックにおいて大きな影響をおよぼす要素としては、CPUの内部動作倍率が挙げられる。たとえば3GHzで駆動させる場合、内部動作倍率が9倍のE2160ではFSBクロックを333MHzに設定すればよいが、内部動作倍率が8倍のE2140では375MHzに設定する必要がある。FSBクロックが上がる分、安定動作の難易度は上昇する。CPUの倍率の上限は製品ごとに決まっており、下げることはできても、上げることはできない。そのため、購入したCPUの内部動作倍率によって、目標となるオーバークロック動作速度も異なってくるのである。 なお、オーバークロックは必ず成功する保証があるものではない。また、成功してもCPUやマザーボードの寿命を縮めたり、最悪故障したりするといった、リスクを伴う行為であることも覚悟していただきたい。 |
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E2160の定格動作時(上)と3GHz動作時(下)の状態をCPU-Zでモニタしたところ。左図のとおりにシステムバスが上昇していることが分かる | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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