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最新CPU完全攻略ガイド
TEXT:橋本新義
Section 2
1万円のCPUでハイエンドモデルに迫る性能を実現!?
Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は
超オイシイ!!
オーバークロック動作でハイパフォーマンスを狙う
image “低価格版Core 2 Duo”として、6月に登場したPentium Dual-Core(DC)。2次キャッシュメモリが1MBとCore 2 Duoよりも少ないものの、基本的なアーキテクチャは同じで、性能も十分期待できるCPUである。しかし、発売当初は下位モデルであるE2140(1.6GHz)の実売価格が1万2,000円前後と、お買い得感が低かったために人気は上がらなかった。

 ところが7月に入ると、上位モデルのE2160(1.8GHz)が1万2,000円台、E2140は9,000円台に下落。そして同時に注目されたのが、オーバークロック耐性がかなり高いことであった。Core 2 Duoシリーズほどではないが、使用するマザーボードやメモリなどの条件によっては2GHz後半、さらに条件がよければ3GHzオーバーも十分狙える実力を持っていることが判明したのだ。

 そこで、ここではオーバークロッカー(オーバークロックを楽しむユーザー)有志によって発見されたPentium DC向けの裏技や、最新マザーボードのオーバークロック機能の紹介を絡めつつ、Pentium DCの実践的なオーバークロックに挑戦してみたい。
3GHz近くで動作するPentium Dual-Core
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imagePentium Dual-Coreの3GHz動作は、簡単に実現できそうな印象。さらに「当たり品」ならもっと上を狙えるかも?
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【ベンチマーク環境
マザーボード:BIOSTAR TP35D2-A7(Intel P35+ICH9)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2
ビデオカード:MSI NX8600GTS-T2D256E-HD-OC(NVIDIA GeForce 8600 GTS、256MB)
HDD:Maxtor DiamondMax 10 6L250S0(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)
OS:Windows Vista Ultimate
Pentium DCオーバークロックの基本はFSBクロックの調整
FSBクロックとシステムバス速度、メモリクロックの関係に注意
 まずは、Pentium DCをはじめとする、最近のCPUで共通するのオーバークロックの基本的な考え方と、関連する用語を紹介しよう。

 CPUのオーバークロックで一般的な手法は、マザーボードの「PLLチップ」と呼ばれるパーツの設定を変更し、CPUやメモリの動作基準となるクロック(FSBクロック)を上昇させる方法だ。

 FSBクロックとは、CPUとシステムバス(CPUとチップセット間をつなぐバス)、メモリの動作の基準となるものである。具体的な関係としては、CPUの動作クロックは「FSBクロック×CPUの(内部)動作倍率」で、システムバス速度は「FSBクロックの4倍(現行のIntel製CPUの場合)」、メモリクロックは「FSBクロック×メモリクロック比率(メモリの種類やマザーの設定により決定)」となる。

 ここで注意したいのは、オーバークロックするためにFSBクロックを上げると、システムバス速度やメモリの動作に影響をおよぼす点だ。使用するマザーボードがどれだけ柔軟な設定を行なえるかで左右されるが、オーバークロック耐性とはCPUだけでなく、チップセットやメモリなども密接に絡み合うデリケートなものであることを覚えておきたい。

 また、CPUのオーバークロックにおいて大きな影響をおよぼす要素としては、CPUの内部動作倍率が挙げられる。たとえば3GHzで駆動させる場合、内部動作倍率が9倍のE2160ではFSBクロックを333MHzに設定すればよいが、内部動作倍率が8倍のE2140では375MHzに設定する必要がある。FSBクロックが上がる分、安定動作の難易度は上昇する。CPUの倍率の上限は製品ごとに決まっており、下げることはできても、上げることはできない。そのため、購入したCPUの内部動作倍率によって、目標となるオーバークロック動作速度も異なってくるのである。

 なお、オーバークロックは必ず成功する保証があるものではない。また、成功してもCPUやマザーボードの寿命を縮めたり、最悪故障したりするといった、リスクを伴う行為であることも覚悟していただきたい。
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imageE2160の定格動作時(上)と3GHz動作時(下)の状態をCPU-Zでモニタしたところ。左図のとおりにシステムバスが上昇していることが分かる
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E2160とE2140、どちらを選ぶ?
E2160
メリット
・E2140に比べ内部動作倍率が高く、3GHzオーバーの達成確率が高い
デメリット
・実売価格がE2140と比べて高価
→オーバークロックを手軽に楽しみたいユーザーに向く低リスクCPU
9倍という内部動作倍率を活かし、システムバス1,333MHzに対応しているマザーボードであれば、高い確率で3GHz動作を狙える。さらにインターネット上の情報などを見ると、オーバークロック耐性はE2140より良好な傾向にあるようだ。ただ、E2140より3,000円ほど高い価格と、さらに3,000円ほど足すと2次キャッシュが2MBのCore 2 Duo E4400が買えてしまうという、微妙な立場でもある。
E2140
メリット
・倍率が低いため、システムバス1,333MHz設定でも安定動作する確率が高い
・E2160より価格が安く、お買い得度が高い
デメリット
・倍率が低いため、3GHzオーバーで動作させることがE2160よりも難しい
→3GHzオーバーの確率は低いが、低コストで高性能を狙えるチャレンジャー向けCPU
何と言っても手頃な価格が魅力。8倍という内部動作倍率のため、システムバス1,333MHzでも2.66GHz駆動になり、E2160に比べるとうまみが少ない。しかし、高いFSBクロックの設定に成功すれば、E2160よりも高クロックで動作する可能性もある。ギャンブル性は高いが、成功すればコストを最小に抑えることが可能。
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