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最新CPU完全攻略ガイド
最新CPU静音化計画
TEXT:保坂陽一
ミドルレンジ(中TDP)CPU
同じTDP 65Wでも傾向はさまざま
 現在の普及価格帯のCPUのほとんどはTDPが65Wと言ってもよく、どれもそれなりの省電力性を備えている。Intelで言えば、ハイエンドクラスに位置するCore 2 Duo E6750とローエンドクラスのPentium Dual-Core E2160が同じTDP 65Wとされているのはおもしろいところだ。ただし、実際の発熱量は違ってくるので、同じCPUクーラーを使用しても、温度には差が出てくる。

 ここではCore 2 Duo E6750とPentium Dual-Core E2160に加え、Athlon 64 X2 5200+の温度と騒音をチェックしているが、リテールクーラーに関しては、ピーク時の温度でも60℃以下に収まっており、冷却性能は十分と言えるだろう。ただし、CPU温度がさほど変わらないCore 2 Duo E6750とPentium Dual-Core E2160でも、騒音に関してはまったく別ものだ。10dB以上の差があり、Core 2 Duo E6750はこの温度をキープするために、しっかりとファンを回していることが分かるだろう。Pentium Dual-Core E2160が低発熱であるということはここからも見て取れる。

 また、Athlon X2 5200+に関しては、モデルナンバーで言えば2グレードしか違わない6000+のリテールクーラー使用時と比較して、CPU温度、騒音ともにTDPの差がはっきりと現われている。CPUの価格差は5,000円程度だが、CPUパワーや価格だけでなく、このTDPの違いも選択に加えるべきだろう。ただ、それでも騒音は50dBオーバーであり、静音クーラー導入の価値はありそうだ。
代表的なCPU
 
Intel
Core 2 Duo E6750
TDP 65W
image
AMD
Athlon 64 X2 5200+
TDP 65W
image
Intel
Pentium Dual-Core E2160
TDP 65W
image
アイドル時と高負荷時の温度差
 今回のテストでは高負荷時の温度のみを記載しているが、Core 2 DuoやAthlon 64 X2といった最新のCPUであれば省電力機能が働き、CPUの動作クロックや電圧が変化する。右のグラフでも分かるとおり、アイドル時には人間の体温より低い、30℃台前半までダウンすることもあるのだ。ここまで下がればヒートシンクだけでも冷却は追い付くことだろう。実際にCore 2 Quad Q6600などでも、アイドル時はリテールクーラーのファンがときどき停止するほど。もちろん、その間はそれだけマシンも静かになる。

 つまり、ピーク時を考えれば強力なクーラーは欲しいところだが、そうした動作が日常的に多いわけではないので、それほどCPUの冷却に神経質になる必要もないというわけだ。ただ、最近ではアイドル時でもチップセットやメモリの発熱が気になることもあり、ケースファンなどはしっかり活用したい。現在の静音PCは単にCPUだけでは語れなくなっているのである。
image
【測定環境】
CPU:Core 2 Duo E6600(2.4GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5B(Intel P965+ICH8)
メモリ:ノーブランド PC2-5300 DDR2 SDRAM 1GB×2
ビデオカード:NVIDIA GeForce 7800 GTリファレンスカード
HDD1:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
HDD2:日立GST Deskstar T7K500 HDT725032VLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB)
電源:サイズ CoRE PoWER 400W(400W)、ケース: Antec SOLO White
OS:Windows Vista Ultimate
騒音測定距離:ファンから約15cm、暗騒音:32dB、室温:29℃
低価格な静音クーラーがベストチョイス
 それぞれを低価格クーラー、ハイエンドクーラーと交換してみた結果だが、二つのIntel CPUで、あまりハイエンドクーラーの冷却性能が伸びておらず、低価格クーラーのほうが静音性の高さからしても優れている。ほかのCPUではハイエンドクーラーの性能がしっかりと現われているだけに原因が気になるところだが、いずれにせよ低価格クーラーでCore 2 Duo E6750は文句なしだろう。Pentium Dual-Core E2160に関しても、騒音がリテールクーラーよりもわずかにアップしているが、実際には人間の耳で、しかもケース内に入れて使用することを考えれば、2dB程度の差は気にならないはずだ。

 Athlon X2 5200+は各クーラーが素直な値を見せており、高TDPモデルのところで述べたように、自分の用途に合わせて冷却能力を選べばよいだろう。どちらを選んでもリテールクーラーよりも静音性は高く、ハイエンドクーラーならばオーバークロックなどにも十分応えてくれるはず。

 ただ、静音化という点からすると、低価格クーラーがベストチョイスで、33.5dBともなると、実際のケース内での使用時はCPUクーラーの音としてはまず聞こえないレベルと言ってよい。それ以上の静音化としては、ケースファンやビデオカードといったCPU以外のパーツに配慮するべきだろう。
リテールクーラー
image
CPU温度(高負荷時)
Core 2 Duo E6750 59℃
Pentium Dual-Core E2160 57℃
Athlon 64 X2 5200+ 54℃
騒音(高負荷時)
Core 2 Duo E6750 46dB
Pentium Dual-Core E2160 34dB
Athlon 64 X2 5200+ 52.5dB
低価格クーラー(サイズ ANDY SAMURAI MASTER)
image
CPU温度(高負荷時)
Core 2 Duo E6750 47℃
Pentium Dual-Core E2160 45℃
Athlon 64 X2 5200+ 49℃
騒音(高負荷時)
Core 2 Duo E6750 37dB
テキストPentium Dual-Core E2160 36.5dB
Athlon 64 X2 5200+ 33.5dB
ハイエンドクーラー(Thermaltake V1)
image
CPU温度(高負荷時)
Core 2 Duo E6750 47℃
Pentium Dual-Core E2160 44℃
Athlon 64 X2 5200+ 41℃
騒音(高負荷時)
Core 2 Duo E6750 44dB
Pentium Dual-Core E2160 41.5dB
Athlon 64 X2 5200+ 40.5dB
ケースの効果も忘れずに
 どんなに騒音の出る大型CPUクーラーでも、ケース内に密閉してしまえば理論上静音化は可能だが、冷却を考えるとそうもいかない。ケース内の空気をしっかり循環させない限り、CPUから放出された熱はどんどんケース内にこもり、どんなに高性能なCPUクーラーでも真価を発揮することはできないのだ。

 そこで最近の静音PCで重要視されるのが、ケースそのものの冷却効果だ。なるべく密閉度を高めつつ、外気とのやり取りを行なう。現在人気となっている静音ケースはこれを効率よく行なえる製品と言ってもよいかもしれない。ケースの構造やパーツ構成にもよるので、ある程度の試行錯誤は必要だが、CPUクーラーを静音タイプに交換するだけでなく、低速でもよいのでケースファンを使って、うまく内部の空気を循環させよう。こうした手間を惜しまないことが、最新CPUを活かすことにもつながるはずだ。
imageケース内の発熱量とエアフローは環境によって千差万別。トライ&エラーで正解に近付こう
CPUファンのみ動作
CPU 63℃
騒音 35dB
リアファン(高速)1基のみ
CPU 57℃
騒音 52dB
CPUファン+リアファン(高速)
CPU 49℃
騒音 57dB
CPUファン+リアファン(低速)
CPU 49℃
騒音 36dB
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