その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||||||||
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自分に合った自作PCを組み上げるにあたって、各CPUの性能を把握することは非常に大切だが、それだけでは十分とは言えない。CPUと組み合わせるマザーボードをどう選ぶかもマシンの性格を決定付ける重要なポイントである。この組み合わせは用途、目的によってさまざまなバリエーションが存在するが、ここではその代表的な組み合わせを解説しよう。 | ||||||||||||||||||||
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ここまではそれぞれのCPUの性能や消費電力を比較検証し、その個性を明らかにしてきた。ここでは、これまで検証してきたそれぞれのCPUを使ってPCを自作する際に、大きなポイントとなるマザーボード選びにフォーカスを当てて見ていこう。 マザーボードを選ぶ際に、頭に入れておきたい大原則がある。まず、そのCPUに対応しているマザーボードを使う必要があるということ。最近では、とくにIntel CPUのシステムバス1,333MHzへの対応非対応が話題だ。この対応非対応は、基本的にはマザーボードの搭載チップセットによって決まるが、チップセットは公式には非対応だが、メーカーレベルで対応させている製品も多い。対応メモリに制限がある製品などもあるので、独自対応製品はそうした注意事項なども見逃さないようにしよう。 また、マザーボードは、1万円以下で買えるものから、3万円を超えるものまで幅広い種類が販売されているが、これだけ価格差があっても、高価な製品と低価格製品の間に、性能差はほとんどないことも頭に入れておきたい。つまり、マザーボードの価格を安く抑えれば抑えるほど、コストパフォーマンスは高くなる。コストパフォーマンス重視でCPUを選んだとしても、コスト度外視で組み合わせるマザーボードを選んでしまったらまったく意味がない。コストパフォーマンスを考える際には、マザーボードのコストも含めて考えるべきである。 もちろん、価格だけで選んでよいというものではない。マザーボードの価格差は、性能には影響しないが、ほかの部分の影響は確実にある。具体的には、VRMのフェーズ数や実装コンデンサの種類。そして、ヒートパイプなどを使った独自の放熱システムの装備、オンボード機能の数/種類などといったものが主な違いだ。 |
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CPUにCore 2 Duo E6700を使用し、新旧二つのチップセットでベンチマークを計測。誤差と言えるほどの差しか付かないことが分かる | ||||||||||||||||||||
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VRMのフェーズ数は増えるほどに消費電力/発熱が小さく、高負荷時でも安定した電流供給ができる。また、本質的に熱に弱く、部品寿命が短いコンデンサを高品質化することは、そのままマザーボードの信頼性向上、製品寿命の延長に直結する。消費電力が小さいローエンドCPUを普通の用途で使うためだけなら過剰と言える装備も、ビデオエンコードなどでクアッドコアCPUを頻繁にフル回転させたり、消費電力が大きいハイエンドCPUとハイエンドGPUを組み合わせるゲーマー向けの構成だったりする場合は影響が大きくなる。長く安心して使いたいなら、検討する価値があるだろう。 ヒートパイプなどを使い、静音性に配慮した特殊な放熱システムの装備も高級マザーボードのトレンドだが、これもまた同様。また、多数のHDDを接続してRAIDを構成するような用途の場合、別途拡張カードを利用するよりも、あらかじめオンボードでコントローラを搭載している製品を使ったほうがスマートで、トータルコストも安くすむということもあるかもしれない。要するに、マザーボード選びの際はある程度用途、あるいはおおまかなシステム構成をイメージしておいたほうがうまくいくということだ。 次のページからは、CPUのジャンル/グレード別に、マザーボード選びの際に注意すべきポイントをまとめた上で、そのCPUの個性から想定される用途や構成をイメージしつつ、マザーボード選びをしていこう。 |
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多フェーズVRMの搭載 | ||||||||||||||||||||
VRMのフェーズ数を増やすと高負荷時にも安定した電源供給ができるほか、電力損失が減り、低消電力化/低発熱化にも貢献する | ||||||||||||||||||||
高品質コンデンサの搭載 | ||||||||||||||||||||
高品質コンデンサの搭載は、製品寿命の延長に大きく貢献する。ケース内が高温になりやすいハイエンド構成では安心感が高い | ||||||||||||||||||||
独自冷却システムの装備 | ||||||||||||||||||||
ヒートパイプを利用した冷却システムは静音と冷却能力を兼ね備えた機能として人気が高い。ボード裏などに放熱板を装着する製品もある | ||||||||||||||||||||
豊富なオンボード機能 | ||||||||||||||||||||
チップセットの機能のほかに、RAI DやIEEE1394、ギガビットLANといった機能を持つチップを別途搭載することで高級マザーボードは多機能化を実現している |
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