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最新CPU完全攻略ガイド
TEXT:保坂陽一
Section 4
最新CPU静音化計画
image低発熱・省電力で話題になったCore 2 Duoの登場時などからすると、最新CPUではTDPにも幅が出てきており、発熱もそれぞれ違う。それでは静音化のためにはどれくらい性能のCPUクーラーが必要なのだろうか。ここではTDPのレベルごとに分けてチェックしてみよう。
ハイエンド(高TDP)CPU
100Wを超えるTDPを持つハイエンドCPU
 まずは100Wを超えるTDPを持つハイエンドクラスのCPUとして、IntelとAMD双方からCore 2 Extreme QX6700とAthlon 64 X2 6000+を用意した。最近のCPUは低消費電力、低発熱をウリとしているものが多いが、それはミドルレンジの話で、これらハイエンドモデルはPentium D/4世代のハイエンドモデルとTDPは同等以上。もちろん、その性能は段違いだが、それだけしっかりした冷却が必要であるのは間違いないだろう。

 これらのCPUにはリテールクーラーも強力なものが付属しており、高負荷時の騒音もそれなりのものとなっている。Athlon 64 X2 6000+のリテールクーラーはヒートパイプを採用した強力なもので、風量もしっかり確保。右のテスト結果を見てもらえば分かるとおり、リテールクーラーとしてはなかなかの冷却性能となっている。ハイエンドクラスの性能を持ちながら2万円強という価格も加味すれば、このリテールクーラーも合わせたコストパフォーマンスの高さは特筆すべき点だろう。しかし、静音性という観点から見ると、ピーク時の数値とはいえ、CPUクーラー単体で60dBを超える騒音というのは、ちょっといただけないのは確かだ。

 一方のCore 2 Extreme QX6700にも、Extremeシリーズ専用の青色のクーラーが付属する。冷却性能を重視したものだけあってCPU温度はまずまずだが、高負荷をかけると回転数が跳ね上がり、非常に耳障りな音を発するのが残念だ。
代表的なCPU
 
Intel
Core 2 Extreme QX6700
TDP 130W
image
AMD
Athlon 64 X2 6000+
TDP 125W
image
静音性を取るなら低価格クーラーがベストだが?
 この章では5千円以下で手頃な低価格クーラーとして「サイズ ANDY SAMURAI MASTER」(実売4,000円前後)、それより高価なハイエンドクーラーとして「Thermaltake V1」(実売8,000円前後)を使用している。この二つのクーラーは、低価格・静音重視、ハイエンド・冷却重視と分類することができるだろう。

 実際にハイエンドクーラーの冷却能力は素晴らしく、高負荷時のCPU温度がまるで低TDPモデル並みに見える。しかし、その分騒音は大きく、リテールクーラーをやや下回る程度。リテールクーラーでの高負荷時のCPU温度を安全圏と考えるなら、Core 2 Extreme QX6700、Athlon 64 X2 6000+とも、低価格クーラーでもしっかりとその効果を発揮しており、騒音と冷却性能のバランスは取れていると言えるだろう。値段も手頃で、交換する価値は十分にある。

 ただ、長時間3Dゲームをプレイしたい人や、うるさくてもよいからとにかく安定性を求めるという人にはハイエンドクーラーがお勧めだ。今回のテストでもCore 2 Extreme QX6700で、低価格クーラーに10℃以上も差を付け(高負荷時の結果で、常時これだけの発熱があるわけではないが)、長く見ればCPUの寿命にも差が出てくることだろう。高価なCPUであるだけに、少々音は気になっても、ハイエンドクーラーで大事に使う、という考えもありなのではないだろうか。
リテールクーラー
image(写真はイメージです)
CPU温度(高負荷時)
Core 2 Extreme QX6700 62℃
Athlon 64 X2 6000+ 64℃
騒音(高負荷時)
Core 2 Extreme QX6700 61dB
Athlon 64 X2 6000+ 60.5dB
低価格クーラー(サイズ ANDY SAMURAI MASTER)
image
CPU温度(高負荷時)
Core 2 Quad Q6600 57℃
Athlon 64 X2 6000+ 58℃
騒音(高負荷時)
Core 2 Extreme QX6700 36.5dB
Athlon 64 X2 6000+ 36.5dB
ハイエンドクーラー(Thermaltake V1)
image
CPU温度(高負荷時)
Core 2 Quad Q6600 44℃
Athlon 64 X2 6000+ 51℃
騒音(高負荷時)
Core 2 Extreme QX6700 56.5dB
Athlon 64 X2 6000+ 55.1dB
電源は最適なものを選ぼう
 今、高TDPのCPUとハイエンドビデオカードを組み合わせたハイエンドマシンのパーツ構成を考えると、電源も500Wを超える大容量タイプを選びたくなるところ。電源容量が少ないと、マシンが起動しなかったり、不安定になったりするのは確かだが、何が何でも大容量のものが必要というわけではないのだ。

 大容量電源と言っても、消費する電源容量は基本的に接続するパーツに依存する。変換効率が同じであれば、小容量電源でも同じ消費電力であるはずだが、実際は大容量電源であるほど、電源自体の発熱が大きくなる傾向にある。これは、それだけ電力をロスしているということであり、多くのケースで電源はCPUと隣接していることを考えると、ロスした電力による熱の影響も無視はできない。ファンレス電源なども同様だが、選ぶ際はほかのパーツにおよぼす影響も考え、パーツ構成に最適な出力のものを選ぼう。
image最近では1,000Wオーバーの大容量電源もめずらしくなくなってきたが、SLI環境でも使わない限り、500Wもあればほとんどの環境で問題はないはずだ
image
【測定環境】
マザーボード:ASUSTeK P5B Deluxe/WiFi-AP(Intel P965+ICH8R)[LGA775]、ASUSTeK M2N32-SLI Deluxe(NVIDIA nForce 590 SLI)[Socket AM2]
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2
ビデオカード:GIGABYTE GV-NX76G256D-RH(NVIDIA GeForce 7600 GS)、HDD:日立GST Deskstar T7K250 HDT722525DLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)
電源:サイズ 剛力 400W(400W)、リオワークス Zippy-850W G1(850W、p.75の検証のみ)
OS:Windows Vista Ultimate
騒音測定距離:ファンから約15cm、暗騒音:32dB、室温:29℃
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