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Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は超オイシイ!! 1/5

Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は超オイシイ!! 2/5

Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は超オイシイ!! 3/5

Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は超オイシイ!! 4/5

Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は超オイシイ!! 5/5

BIOS＆WindowsのCPU設定を徹底マスターする 1/5

BIOS＆WindowsのCPU設定を徹底マスターする 2/5

BIOS＆WindowsのCPU設定を徹底マスターする 3/5

BIOS＆WindowsのCPU設定を徹底マスターする 4/5

BIOS＆WindowsのCPU設定を徹底マスターする 5/5

最新CPU静音化計画 1/3

最新CPU静音化計画 2/3

最新CPU静音化計画 3/3

最適な組み合わせのマザーボードはこれだ！ 1/4

最適な組み合わせのマザーボードはこれだ！ 2/4

最適な組み合わせのマザーボードはこれだ！ 3/4

最適な組み合わせのマザーボードはこれだ！ 4/4

デュアルコアを使いたい！　旧環境から最小限の費用でアップグレード

最新CPUを活かした一歩先ゆくPC作成プラン 1/3

最新CPUを活かした一歩先ゆくPC作成プラン 2/3

最新CPUを活かした一歩先ゆくPC作成プラン 3/3

その他の特集（2011年）

激突！Bulldozer vs. Sandy Bridge

震撼性能！　Sandy Bridgeに死角なし!!

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最新CPU徹底検証

TEXT：鈴木雅暢

エンコードを高速に処理するCPUは？

■	クアッドコアをフルに活かすビデオのエンコード

　ここではオーディオ／ビデオデータのエンコード性能にフォーカスして見てみよう。エンコード性能は、ほとんどCPUパワーがすべてと言ってもよいほど、CPUの性能に大きく依存する作業である。

　オーディオエンコードのグラフには、iTunes 7.3を使い、CD約1枚分のWAVEデータをMP3（bitレート160kbps）に変換するのにかかった時間を計測している。結果は、シングルコアのCPUが大きく劣っている以外は、ほぼ動作クロックを反映して優劣が付いている。クロックが同じならばデュアルコアとクアッドコアの差は誤差程度でしかなく、クロックが速いデュアルコアCPUのほうがクアッドコアCPUよりも高速となっている。

　次はビデオエンコードの性能を見てみよう。TMPGEnc 4.0 XPressを利用し、MPEG2ムービー（46秒間）をMPEG4-AVCへ変換（2パスVBR）するのと、WMV HDへ変換するのにかかった時間を測定した。こちらはコアの数、動作クロックともに反映されていて、同じクロックの場合、クアッドコアCPUはデュアルコアCPUよりも35％ほど高速な結果となっている。旧世代CPUのPentium 4 631も当時としてはエンコード作業を得意としていたものだが、Core 2 Quad Q6600は、それよりも約2.7倍も高速にエンコードできる。

　iTunes 7.3のMP3エンコーダは2スレッドには対応しているが、4スレッドには対応できていないのだろう。マルチコア対応ソフトでもまだこのようなソフトは少なくない。一方、ビデオエンコードは、クアッドコアの威力がいかんなく発揮される分野と言える。クアッドコアを検討する価値は十分にあるだろう。

検証に用いたソフト

iTunes 7.3

音楽CDからのリッピング、エンコード（MP3/AAC）、CD/DVD作成、楽曲情報の取得、iPodへの楽曲転送などが行なえる

TMPGEnc 4.0 XPress

高画質なMPEGファイルなどを作成できる動画編集／エンコードソフト。マルチスレッドのほか、新しいSSE系拡張命令に対応する

デジイチユーザー必見、RAW現像に向くCPUは？

　静止画の画像処理というと比較的ライトな作業というイメージがあるかもしれないが、デジタルカメラのCCDは高画素化を続けており、静止画と言えどデータ容量は増大傾向にあり、デジタル一眼レフカメラで撮影したRAWデータの現像などはかなりストレスのかかる処理になってきている。

　ここでは、RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio 3.0」を使って、10枚のRAWデータ（合計122MB）をJPEGファイルに一括現像するのにかかった時間を計測した。ソフトがマルチコアに最適化されているため、クアッドコアCPUの優秀さが目立っている。同一クロックのクアッドコアCore 2 Extreme QX6850と、デュアルコアCore 2 Duo E6850を比べると、前者のほうが約25％高速な結果となった。シングルコアのPentium 4 631は3.3倍と歴然とした差が付いている。また、AMD CPUは全体的に苦戦しており、Athlon 64 X2 6000+でもCore 2 Duo E6550におよばない結果となっている。SSE系命令の実行性能が影響しているのかもしれない。

検証に用いたソフト

SILKYPIX Developer Studio 3.0 日本語版

マルチコア対応の高機能RAW現像ソフト。ホワイトバランスや露出の調整のほか、色変換やレンズ収差補正などといった高度な加工機能も持つ

何かとよく使うファイル圧縮・展開がサクッと終わるCPUは？

　ここでは、日常的な負荷の低い作業の快適度の目安として、Windows Vistaが標準で装備するファイルの圧縮／展開機能（ZIP形式）を使ったテスト結果を掲載している。グラフに掲載した数値は、HDDに保存したVistaのインストールDVD 1枚分のデータをそれぞれ圧縮／展開するのにかかった時間をストップウォッチで計測したものである。

　結果は、ほぼ動作クロックの違いで差が付いている。マルチスレッド非対応の処理のシングルタスクのみのテストということで、クアッドコアどころかデュアルコアの効果も見られない。クアッドコアCPUはむしろ、デュアルコアに対して若干遅くなっている傾向もある。スレッドの分割、振り分けのオーバーヘッドなどが影響していると思われる。旧世代のCPUと最新CPUとの性能差もこれまでのテスト中で最低と言え、Core 2 Duo E6850とPentium 4 631との性能差は約70％にとどまっている。また、全体の傾向としては、AMD CPUの成績がよく、Athlon 64 X2 6000+がトップの成績を残している。

検証に用いたソフト

Windows Vista