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最新CPU完全攻略ガイド
Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は超オイシイ!!
TEXT:橋本新義
Pentium Dual-Coreオーバークロック実践編
ここまでは、Pentium Dual-Coreのオーバークロックの基本的な考え方と、そのキモとなるマザーボードの選び方について説明してきた。ここからは、実際にPentium Dual-Core E2160とBIOSTAR TP35D2-A7を用いたオーバークロック設定を手順を追いながら見ていこう。
★注意★
オーバークロック動作により、CPUやマザーボード、メモリなどのパーツが破損、もしくは製品寿命が短くなる恐れがあります。メーカーの保証外の動作であるため、オーバークロックが原因で不具合が起きてもメーカー保証を受けることはできません。また、メーカー、編集部ともにオーバークロック設定や不具合に関する問い合わせにはお答えできません。ユーザーの自己責任でお試しください。
前準備
image1 まずはデフォルトのCPU設定でWindowsが起動する状態にする。この時点でベンチマークが完走することを確認しておこう。「何を当たり前のことを」と思われるかもしれないが、実はまれにソフトウェア的なトラブルなどで、定格でも完走しないことがあるからだ。起動後は、CPU-Zにて設定値を確認。あとでオーバークロックの効果を測るために、Sandraなど、簡単なベンチも測定しておこう。
2 対応するツール類を捜し、インストールする。とくに重要なものは、クロック設定ユーティリティ。代表的なタイトルは、「SetFSB」「ClockGen」の二つ。また、マザーボードの付属ユーティリティが存在する場合は、それらも使える(ただし、SetFSBやClockGenの方が安定性や操作性に優れるため、対応している場合はこちらを使ったほうがよい)。

 なお、SetFSBとClockGenの使用の可否は、マザーボード上の「PLLチップ」と呼ばれる部品の型番を見て判断する必要がある。今回使用したTP35D2-A7のPLLチップは、ICSの「ICS9LPRS509HGLF」だ。このチップはSetFSBとClockGenの両方が対応しているが、今回は筆者の好みでSetFSBを使用している。

 ほかに必須となるツールは、CPUの動作状態を監視するための「CPU-Z」と、CPUコア温度を監視する「Core Temp」がある。これらはマザーボードの種類にかかわらず使えるので、ぜひ入手しておこう。さらに今回は使用しないが、メモリアクセスタイミングの設定も詰める場合、「MemSet」があれば便利だ。
機能 ツール名
Windows上のクロック設定
CPUとメモリの状態表示
CPUコア温度の表示
ストレス(負荷)テスト
SetFSB、ClockGen(※対応マザーのみ)
CPU-Z
Core Temp
Stress Prime 2004 Orthos、TripCode Explorer
3 再起動後BIOSセットアップ画面に入り、メモリのクロック比率を最小限に設定する。なお、マザーボード選びの部分で紹介したように、Pentium DCやCore 2 Duo E4000シリーズなど、システムバス800MHz版のCPUの場合、最小限設定でも533MHzや667MHzにしか設定できないマザーボードがある。その場合はアルミホイル改造(下記コラム参照)にチャレンジしてみよう。今回試用したTP35D2-A7はこうしたタイプのBIOSなので、今回は改造した状態でテストしている。
image
アルミホイル改造前と改造後のメモリクロック設定。667MHzだった最小設定が、533MHzに下げられた
Pentium Dual-Coreのロットナンバーの見分け方
オーバークロック耐性の話題でしばしば出るのが、「S-Spec」と「製造ロット」という言葉。前者はCPUのステッピングを記した情報で、後者は製造週などの情報だ。それぞれCPUの刻印の3行目の前半と、最下段に刻印されている。これはCore 2シリーズなどでも共通だ。
image写真のE2160の場合、S-Specが「SLA3H」、製造ロットが「Q644A948」となる
Windows上でオーバークロックツールが使えるマザーの場合
image4-1 SetFSB(ClockGen)が使えるマザーボードであれば、素速く設定が可能だ。まずはSetFSB(またはClockGen)の設定を行なう。といっても、マザーボードのPLLチップの型番をリストから選択するだけである。
image4-2 Windows実行時、負荷テストをかけつつクロック設定ツールで限界を探る。負荷テストは「Stress Prime 2004 Orthos」か、「TripCode Explorer」が多く使われる。前者はメモリを含めた負荷を得意とし、後者は、本来は2ちゃんねるのトリップを検索するためのものだが、SSE2命令を頻繁に実行するため、CPUにより一層強い負荷をかけることができる。

 同時にCore Tempを使い、コア温度を見る。目安として80℃を超えるようならば、冷却不足でシャットダウンする可能性が高い。冷却の強化が必要だ。

 テスト中は約5分おきにFSBクロックを上昇させていくが、Pentium DCやCore 2シリーズの場合は耐性が高いので、最初は33MHzずつ上げるのがよい。Pentium DCの場合は、233MHz→266MHz→300MHzでテストし、それ以降は10MHz単位で上昇させるのがよいだろう。また、動作したFSBクロックはメモしておこう。
※掲載当時、Tripcode Explorerがストレステストツールと取られかねない文章となっていたため、表現を修正いたしました。読者ならびにTripcode Explorerの作者団子厨さまに大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
image5 FSBクロックの限界を迎えるとWindowsがハングアップしてしまい、いわゆる「ブルーバック」状態になることがある。この場合はリセットボタンを押してPCを再起動しよう。
image6 再起動後にBIOSセットアップを呼び出し、動作していた最高のFSBクロックを入力し、設定保存後に再起動する。するとCPUコア電圧やメモリアクセスタイミング、BIOSでは設定できない内部パラメータなどが再設定され、安定性が向上する。負荷テストを繰り返し、2度目にハングアップしたら、そこが限界の目安だ。負荷テストで3~4時間程度(可能であれば1日)連続稼動させ、安定動作することを確認しよう。
image7 ハングアップした時点でCore Tempの表示が80℃以上であれば、FSBクロックを下げるか、冷却の強化を考えよう。リテールクーラーを使っている場合は、安定性の向上にも効果がある、強力なCPUクーラーへの換装を考えたい。今回はサイズのANDY SAMURAI MASTERを使った。
8 FSBクロックが決まれば、あとはさらに細かい調整となる。常用オーバークロックの場合、以下のようなテーマで詰めるのが定番だ。
・スリープ(スタンバイ)時の安定性
・CPU電圧を下げる設定(またはさらに上げ
 てクロックを高める)
・メモリアクセスタイミングの設定
Windows上でオーバークロックツールが使えないマザーの場合
ツールが使えないマザーボードの場合は、BIOS設定によるオーバークロックが一般的となる。なおこの方法でも、「前準備」(手順1~3)と、手順7以降はツールを使う場合と基本的に共通なので、省略させていただく。
image4 念のためHDDを外し、Windowsが起動しないようにしておく。その後、BIOSが起動しなくなるまでの上限を探るため、FSBクロックをこまめに上げていく。FSBクロックはツールを使用した場合と同じく、最初は266MHz(nForce搭載マザーボードでは1,066MHz)と300MHz(同1,200MHz)でテストする。300MHz以降は10MHz単位で上昇させて、起動に成功したFSBクロックはメモしておこう。
image5 手順4を繰り返していくと、そのうちBIOSの起動に失敗するようになる。起動不能になったら電源ユニットの主電源をOFFにして、しばらく待った後にBIOSを初期状態に戻すCMOSクリアの操作を行なう。
6 HDDを接続し、起動不可能になった時点からFSBクロックを20MHzほど低く設定して再起動する。Windowsの起動に成功した場合は、30分程度の間、負荷テストとCore Tempを実行し、安定性と発熱の様子を見る。あとは再起動後にBIOSセットアップで1MHz単位で細かくFSBクロックを上げていって、再びテストを繰り返す。最終的にはツール使用時と同じく、3~4時間(可能であれば丸1日)程度連続稼動させて、安定性を確認しよう。
禁断の「アルミホイル改造」でメモリ設定を柔軟に
アルミホイル改造はシステムバス1,066MHzのCPUに見せかけるという裏技だ。メモリクロック比が制限されるマザーボードで効果を発揮する。
image今回は「サンホイル」を使用。切り口のピッチが、改造で必要なLGA775の接点幅と合う点がミソ
imageCPU裏面のアルミホイルを貼る接点の位置を確認する
image
imageサンホイルの切り口の山を1カ所切ると、必要な接点の位置にピッタリ合う
image
imageアルミホイルをセロハンテープなどで貼り付ける。接点の位置は写真を参考に
image
imageテープを切ってCPUに貼り付ける。ソケットへの装着でずれないように固定
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