特集
最新CPU徹底検証 1/5
最新CPU徹底検証 2/5
最新CPU徹底検証 3/5
最新CPU徹底検証 4/5
最新CPU徹底検証 5/5
Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は超オイシイ!! 1/5
Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は超オイシイ!! 2/5
Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は超オイシイ!! 3/5
Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は超オイシイ!! 4/5
Pentium Dual-Coreのオーバークロック動作は超オイシイ!! 5/5
BIOS&WindowsのCPU設定を徹底マスターする 1/5
BIOS&WindowsのCPU設定を徹底マスターする 2/5
BIOS&WindowsのCPU設定を徹底マスターする 3/5
BIOS&WindowsのCPU設定を徹底マスターする 4/5
BIOS&WindowsのCPU設定を徹底マスターする 5/5
最新CPU静音化計画 1/3
最新CPU静音化計画 2/3
最新CPU静音化計画 3/3
最適な組み合わせのマザーボードはこれだ! 1/4
最適な組み合わせのマザーボードはこれだ! 2/4
最適な組み合わせのマザーボードはこれだ! 3/4
最適な組み合わせのマザーボードはこれだ! 4/4
デュアルコアを使いたい!  旧環境から最小限の費用でアップグレード
最新CPUを活かした一歩先ゆくPC作成プラン 1/3
最新CPUを活かした一歩先ゆくPC作成プラン 2/3
最新CPUを活かした一歩先ゆくPC作成プラン 3/3
その他の特集(2011年)
激突!Bulldozer vs. Sandy Bridge
達人に学ぶPCパーツ使いこなし術
超本命パーツ35傑
独占!PCパーツなんでもランキング
PCパーツセレクション300
Sandy Bridge 自作超大全
PC自作スタートアップ講座2011
Sandy Bridge再始動
“後乗せサクサク”アップグレード術
震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!!
PCパーツ100選2011
マザーボード100選2011
過去のその他の特集(2010年)
過去のその他の特集(2009年)
過去のその他の特集(2008年)
過去のその他の特集(2007年)
過去のその他の特集(2006年)
読者プレゼント
プレゼント申し込みへ
ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。
CLUB IMPRESS会員登録
プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。
アンケートにお答え頂くにはCLUB IMPRESSへの登録が必要です
最新CPU完全攻略ガイド
最新CPU徹底検証
TEXT:鈴木雅暢
静音化、低コスト運用に向く省電力なCPUはどれ?
低TDPを実証する好結果 電力効率の進化は明らか
 CPUの消費電力は、PCシステムの静音性を大きく左右する要素であり、CPU選びにおいては今や動作クロックやコアの数などと同じくらい、TDPの数値が注目されるようになってきた。

 ただし、消費電力という要素は、それだけを単独で評価するのは危険だ。消費電力というものは、ある程度の性能があって初めて評価の対象とすることができるのだ。

 もっとも、今回はこれまで性能の評価はしてきているため、各種CPUの性能はそれぞれ頭に入っているだろう。過去には負荷が一定に近いエンコード時などを例にして消費電力あたりの性能などを算出し電力効率を数値化してきたが、エンコードだけがPCの用途でもないため、今回は省略する。純粋に消費電力のみにフォーカスして見ていこう。

 掲載したグラフの数値は、それぞれのCPUを搭載したシステム全体の消費電力を、アイドル時と高負荷時に分けて、ワットチェッカーを使って計測したものだ。高負荷時としては、PCMark05のCPU Test Suiteにある同時4タスク実行のテスト(Multithreaded Test 2)実行中の電力を採用している。Intel CPUのEIST、AMD CPUのCool'n'Quietといった省電力機能は有効に設定している。テスト環境は別掲のとおり、これまでのテスト環境と共通だ。

 アイドル時の消費電力は、Intel CPUが175W前後、AMD CPUが160W前後とAMD CPUが少し低くなっている。AMD CPUはどのモデルもアイドル時にはCool'n'Quietによって1GHzまでクロックが下がるためだろう。Intel CPUもEISTによってクロックが下がるものの、2GHz(システムバス1,333MHzのモデル)/1.6GHz(システムバス1,066MHzのモデル)/1.2GHz(システムバス800MHzのモデル)とAMDほど下限クロックは低くない。

 一方高負荷時ではTDP 130WのCore 2 Extreme QX6850は246W、TDP 125WのAthlon 64 X2 6000+が271Wと高いが、TDP 65Wのレギュラーモデルはおよそ200~220Wの間にまとまっており、だいたいTDPの値を反映した序列となっている。TDPは同じでもやはりクロックが高いモデルのほうが消費電力は少し高い傾向にある。電力効率の進歩は、旧世代CPUと比べれば明らかだ。Core 2 Duo E6850は、Pentium 4 631とほぼ同じくらいの消費電力だが、性能はこれまで触れてきたように2倍3倍に進化している。

 TDP 45WのAthlon X2 BE-2350は、TDP 65WのAthlon 64 X2 3800+よりも少し大きいが、クロックが100MHz高い分の差だろう。両者はコアが共通であり、これまで見てきた性能面でも動作クロックなりの違いしか出ておらず、単にブランディングの違いだけなのだろう。逆に、Athlon 64 X2 3800+もTDP 45Wと言ってよいくらいの消費電力と言える。性能面はほかのデュアルコアCPUよりも少し劣る印象だが、この消費電力の低さは高く評価してよいだろう。
imageアイドル時/高負荷時それぞれに対して、システム全体の消費電力を計測した。計測には、本誌でもおなじみのサンワサプライのワットチェッカーを利用した
imageIntel CPUのEIST、AMD CPUのCool'n'Quietなど、アイドル時にクロックと電圧を下げる省電力機能は有効に設定して計測している
image
続々登場するクアッドコア対応アプリケーション
実用的なタイトルが増加 今後の展開にますます期待
 7月末に行なわれたIntel CPUの価格改定によって、Core 2 Quad Q6600が従来のほぼ半額にまで大幅に値下げされたことで一気に脚光を浴びる存在となったクアッドコアCPU。しかし、価格改定前には影の薄い存在だったように、現実的な実用性を考慮すると、現状ではまだ万人にお勧めできる段階にない。

 クアッドコアCPUのメリットが活かせるのは「デュアルコアでも追い付かないマルチタスク処理」、あるいは「4コア以上の同時処理に対応したマルチスレッドアプリケーション」に限られる。これまでのテストで見てきたように、アプリケーションやテストの内容によってはまったく効果がない場合もあるのが実情だ。

 それでも、Intelがソフトウェア業界へ積極的にアプローチしてきた効果もあって、ここにきてクアッドコア対応アプリケーションは順調に増えてきている。もっとも充実が目立つのがエンコード系アプリケーション。定番のTMPGEnc 4.0 XPressがいち早く対応しているだけでなく、Windows Media Encoder 9、MainConcept H.264 Encoder v2といったHDコンテンツ向けの主要なコーデックもマルチコア最適化が進んでおり、エンコード用途での前途は洋々と言える。

 また、数は多くないものの、ビッグタイトルの対応で活気付いているのが、ゲーム分野。カプコンのDirectX 10対応タイトル「ロスト プラネット」が対応し、話題を呼んでいるほか、人気フライトシミュレータ「Flight Simulator X Service Pack 1(SP1)」も、Intelとの共同作業により、クアッドコアに最適化されたことがアナウンスされている。

 そのほか、今回のベンチマークテストにも利用したRAW現像ソフトの「SILKYPIX Developer Studio 3.0」のほか、AVCHD入力に対応したビデオ編集ソフト「Ulead VideoStudio 11」、プロ向けビデオ編集ソフトの「Premiere Pro CS3」とクリエイティブ系のメジャーツールも続々と対応するなど、見通しは明るい。今後の展開にも注目したい。
imageWindows Media Encoder 9はクアッドコア対応。エンコード処理はマルチスレッド化の恩恵を受けやすいため対応ソフトがすでに多い
image定番動画編集ソフトのPremiere Pro CS3も対応。アドビ システムズは以前からマルチスレッド化に積極的なソフトウェアメーカーだ
image超高精細グラフィックスがウリのFlight Simulator Xはアップデートパッチでクアッド対応を果たした。今後はゲーム分野でも対応が進むだろう
image各種のハードウェアに多くのバンドル実績がある動画編集ソフトVideoStudioの最新版“11”もクアッドコアCPUに対応している
クアッドコア対応アプリケーションリスト
ペガシス TMPGEnc 4.0 XPress HDビデオエンコード 動画エンコード
マイクロソフト Windows Media Encoder 9 動画エンコード
Main Concept H.264 Encoder v2 Advanced Video Codec v2.1.0 H.264エンコーダ
アドビ システムズ Premiere Pro CS3 ビデオ編集
カノープス EDIUS Pro version 4 ビデオ編集
コーレル Ulead VideoStudio 11 ビデオ編集
アドビ システムズ After Effects CS3 Professional 動画モーションエフェクト
市川ソフトラボラトリー SILKYPIX Developer Studio 3.0 日本語版 RAW現像
マイクロソフト Office 2007(Excel 2007) 表計算
カプコン ロスト プラネット エクストリーム コンディション ゲーム
マイクロソフト Flight Simulator X ゲーム
THQ Supreme Commander ゲーム
Back
Page Top
Next

サイト内検索

DOS/V POWER REPORT 最新号

DOS/V POWER REPORT 最新号表紙

DOS/V POWER REPORT
2024年冬号

発売日:12月28日
特別定価:2,310円

書籍(ムック)

PC自作・チューンナップ虎の巻 2023【DOS/V POWER REPORT特別編集】

発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税


このレトロゲームを遊べ!

発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税


特濃!あなたの知らない秋葉原オタクスポットガイド

発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税


わがままDIY 3

発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税


忍者増田のレトロゲーム忍法帖

発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税


楽しいガジェットを作る いちばんかんたんなラズベリーパイの本

発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税


DVDで分かる! 初めてのパソコン自作

発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』2

発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 風雲編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 怒濤編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


わがままDIY 2

発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』

発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税


わがままDIY 1

わがままDIY 1

発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税

読者プレゼント

アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。

本誌最新号・プレゼント申し込み

*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。

ユーザー登録から アンケートページへ進んでください