その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:松永 融 | ||||||||||||||
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モバイルCPUもマルチコア化へ | ||||||||||||||
Core 2シリーズやSocket AM2 CPUは発熱が抑えられているため、これらのCPUを使っても、それなりに静かなPCを組み立てることは可能だ。しかし、静かにクラシック音楽を鑑賞できるようなレベルを実現するのはなかなか難しい。また、ホームサーバーに代表される、生活空間で長時間稼動するマシンでも、そのような静音性が望まれるところだ。 こういうニーズに応えるには、より発熱量の少ないモバイルCPUを使うとよい。モバイルCPUとは、Core 2 Duo TシリーズやCeleron MなどのノートPC向けに開発されたCPUだが、最近は静音性目当てにデスクトップPCに転用するケースが増えている。 このモバイル向けCPUというジャンルは最初の対応マザーが発売されてからまだ2年強しか経っていない若い市場である。当時は数えるほどしかなかったマザーボードも、現時点では945GTなどを搭載した、945系チップセット製品が増えてきており、ユーザーの選択肢はある程度広がりつつある。 デスクトップCPUと同じように、2006年はモバイルCPUのマルチコア化が進行した年でもあり、年明け早々にはモバイルCPU初のデュアルコアCPU「Core Duo」がリリースされた。また、7月にはアーキテクチャを改良し、さらに性能を上げた「Core 2 Duo Tシリーズ」がリリースされた。この流れを受けて、モバイルCPUのチップセットもマルチコア対応にシフトしたというわけだ。 ところで、IntelのモバイルCPUが対応するソケットはSocket479だが、Pentium M当時のSocket479とCeleron M以降のSocket479はピン配置が異なっている。したがって、CPUにPentium Mを使用する場合は旧Socket479のマザーを選ぶ必要があり、反対にCeleron M以降を使用する場合には新Socket479のマザーを選ぶ必要がある。ソケットの見かけは同じなので、間違えないように注意が必要だ。 |
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新Socket479ソケット。モバイル向けCore 2 Duo Tシリーズを装着できる。デスクトップ向けのCore 2 Duoと違い、CPUソケットは昔ながらのPGAタイプが採用されている | ||||||||||||||
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GIGABYTE | ||||||||||||||
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実売価格:14,500円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5812-6120(リンクスインターナショナル) URL:http://www.gigabyte.co.jp/ |
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Intel 945GMを搭載した新Socket479マザー。ICH7M DHを組み合わせており、Viiv対応機でもある。一応専用のCPUクーラーが付属しているが、Socket478と同じリテンションキットを装備しているため、478用CPUクーラーが流用できる。CPUの高さが若干異なるため金属製のスペーサを挟む必要はあるが、選択のバリエーションが広がるだろう。 | ||||||||||||||
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Universal ABIT | ||||||||||||||
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実売価格:23,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク) URL:http://www.abit.com.tw/ |
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デスクトップ向けのグラフィックス統合型チップセット「Intel 945GT」を搭載している。ICH7M DHを組み合わせており、Viivに対応。HDMI端子を標準装備している点は注目に値する。付属のHDMI→DVI-D変換ケーブルを使用することで一般のデジタル液晶モニタへ出力でき、出力デバイスの幅は広い。ただ、PCI Express x16スロットを備えないことに注意。 | ||||||||||||||
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まずはチップセット間でパフォーマンスを比較してみた。PCにとってもっとも基本となるCPU、ならびにメモリのスコアを見ると、突出して高い性能を持つものはないことが分かる。しかしながら、チップセットメーカー別に見てみると、NVIDIAチップの平均値は他社よりわずかながら高いと言える。 Intel、AMDともにDDR2-800をサポートしたことで、DDR2-800の普及が徐々に進んできている。DDR-667よりも高速性を実感できるなら、すぐにでもDDR2-800をデュアルチャンネルで使いたいところである。だが、現状においては、プラットフォームによってDDR2-800の効果がかなり異なる。そこを押さえておかないと、大枚をはたいてDDR2-800を装着してみたがサッパリ効果が上がらない、なんてことになりかねない。下のグラフはDDR2-800をデュアルチャンネルで構成し、IntelプラットフォームとAMDプラットフォームでメモリの帯域幅を測定したものだ。この結果を見ると、どちらもDDR2-800を装着しているにもかかわらず帯域幅がずいぶん異なる。 これは、両プラットフォームのメモリの接続形態の違いによるものだ。Intelプラットフォームではメモリはチップセットに接続されるため、CPU-メモリ間のデータの経路にはシステムバス(CPUとチップセットを接続するバス)が用いられる。Intel 965シリーズのシステムバスは1,066MHzなので帯域幅は8.5GB/sである。一方、DDR2-800をデュアルチャンネルで使用した場合にはメモリ帯域幅が12.8GB/sとなり、システムバスの帯域幅を上回ってしまう。したがって、最大でもシステムバス相当の帯域幅しか得られないのである。 これに対して、AMDプラットフォームではCPUにメモリが直結しているためシステムバスのボトルネックは存在しない。Athlon 64 X2に内蔵されているメモリコントローラはDDR2-800まで対応可能なので、メモリの帯域幅をそのまま利用できる状況にある。スコアの比を取って見ると分かるが、ほぼ800対533になっているハズだ。8.5GB/sというシステムバスの帯域幅は、DDR2-533のデュアルチャンネルとバランスが取れる数字である。逆に言うと、それ以上の規格のメモリを装着しても現状のIntelプラットフォームでは効果が薄いのである。ただし、オーバークロックした場合やシングルチャンネルで使用する場合は、それなりに効果があるだろう。 |
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<使用CPU> CPU:Core 2 Duo E6600(2.4GHz) Athlon 64 X2 5200+(2.6GHz) <使用メモリ> センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR SDRAM 512MB×2) <使用ハードディスク> Western Digital WD Raptor WD 1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB) <使用マザーボード> Intel 945G+ICH7(ECS 945G-M3 V3.0) Intel 945P+ICH7R(ASUSTeK P5LD2) Intel G965+ICH8(GIABYTE GA-965G-DS3) Intel P965+ICH8R(ASUSTeK P5B Deluxe/WiFi-AP) Intel 975X+ICH7R(Universal ABIT AW9D-MAX) NVIDIA nForce4 SLI X16 Intel Edition(ASUSTeK P5N32-SLI SE Deluxe) NVIDIA nForce 570 SLI Intel Edition(ASUSTeK P5NSLI) NVIDIA nForce 590 SLI Intel Edition(ASUSTeK P5N32-SLI Premium) NVIDIA nForce 680i SLI(EVGA 122-CK-NF68-AR) VIA P4M890+8237R(MSI PT890 Neo) ATI Radeon Xpress 1150(MSI K9KGM-FID) ATI Radeon CrossFire Xpress 3200(ASUSTeK M2R32-MVP) NVIDIA nForce 570 Ultra(MSI K9N Platimum) NVIDIA nForce 590 SLI(Universal ABIT Fatal1ty AN9 32X) NVIDIA nForce 6150+nForce 430(Universal ABIT NF-M2 nView) VIA K8T890(ASUSTeK M2V) |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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