その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:保坂陽一 | ||||||||||||||
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2006年はケースにおいても転換期であった。冷却と静音性の両立を各メーカーが目指していたところに、低消費電力CPUが一気に普及し、新たな方向性が決定付けられたのだ。ここでは現在の定番製品を中心に、人気のケースをチェックしてみた。 | ||||||||||||||
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ケース選びのポイントと言えば、昔は拡張性とデザイン、そしてメンテナンス性といったところであったが、それ以上に近年は冷却性能と静音性が重視されるようになっている。Core 2 Duoなどの低発熱なCPUの登場で、そうしたケースの能力も不要になるかと思われたが、最近ではチップセットやビデオカード、HDDなど、CPU以外の熱もかなりのものとなりつつあり、やはり冷却や静音性能の優秀なケースは不可欠。発熱の大きいCPU環境で培われた製品は、今後も人気が衰えることはなさそうだ。 低発熱なCPUを使った、コンパクトマシンもはやりの一つだが、静音構造を重視するあまり、ドライブベイなどの拡張性が低いものも少なくない。デザインを重視するのももちろんありだが、自分の用途をしっかりと見据えておくことも、ケース選びのポイントだろう。また、安価なケースというのも、需要は変わらずにあるが、最新のシステムで組み立てる場合にはどうしてもしっかりとした電源が必要になる。すでに最近では電源を搭載していないケースが大半を占めているが、やはり以前とは違い、コストをかける意識は持っておくほうがよいだろう。 デザイン面では、質実剛健なモデルに人気が集まる傾向にあるが、ここへきてLEDやアクリルパネルを使ったハデなケースも急速に増えつつある。いわゆるゲーマー向けと言われる製品群だが、PC本体ごと持ち寄って、対戦ゲームを楽しむLAN PARTYなどは国内ではなじみがなく、実際の人気としてはまだ読めない部分もあるのは確か。しかし、最近の製品はただハデなだけでなく、「これならよいかも」と思わせるだけの説得力を備えている。2007年はこうしたケースの動向にも注目してみたいところだ。 |
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デザインとコストの両立 最近は低価格でもフロントデザインの凝ったものが増えているが、その分拡張性や剛性が犠牲になっているものもあるので注意しておこう |
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拡張性と静音性の関係 内部に詰め込み過ぎないことによる、エアフローの確保は静音面でも重要なポイントだが、ドライブベイなどの拡張性もチェックしておきたい |
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CPU以外の冷却も考える CPUの冷却に関しては、低発熱なCPUを使えばほぼ問題はなくなったが、その分、ほかの部分の冷却性能などにも気を配ってはどうだろうか? |
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Antec | ||||||||||||||
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実売価格:13,000円前後 | ||||||||||||||
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現在の自作市場では間違いなく人気ナンバー1のケース。一見何のへんてつもないシンプルなデザインだが、それもなるべく密閉性を高めるためのもの。内部には、ゴムでHDDを固定するサスペンションマウントや、サイドパネルには標準で制振シートが貼られているなど、静音性を高めるためのさまざまなアイディアが盛り込まれている。何よりケースそのものの精度が高く、立て付けなども良好で、触れればその作りのよさが納得できるはずだ。 特殊なドライブベイ構造もあって、シャドーベイは最大4、5インチベイは3と多くはなく、見た目からは想像しにくいその重量が気になるという声もあろうが、それも制振性を高めるためのポイントとして理解すべきだろう。 また、サスペンションマウントに関しては耐久性が心配されるところだが、これも発売当初のものからひそかに見直しが行なわれている。既存ユーザー向けに交換パーツの販売も望むところである。 |
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両サイドパネルに制振シートを装備。付属ファンはリアの12cm角ファンのみだが、エアフローはしっかり確保されている | ||||||||||||||
シャドーベイはサスペンションマウントだけでなく、トレイへのネジ止めも可能。フロントからアクセスもしやすい | ||||||||||||||
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GIGABYTE | ||||||||||||||
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実売価格:16,000円前後 | ||||||||||||||
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マザーボードやビデオカードでおなじみ、GIGABYTEのミドルタワーケース。しっかりとした剛性を備え、5インチベイを五つ備えるなど、拡張性も十分。全体の構成としてはスタンダードではあるが、サイドパネルのメッシュ部は、付属アクリルパネルに交換可能、オプションの水冷ユニットのチューブを装着するためのダクトを装備するなど、カスタマイズする楽しみもある、 また、前後に12cm角ファンを備えており、確実なエアフローを構築。フロントマスク内は見た目以上に凝った作りになっており、下部にはLEDでロゴを投影するユニークなギミックも搭載するほか、内側の防塵フィルタの掃除などもしやすくなっている。 組み立て時は、マザーボード取り付け以外、ネジを使用しないというのも便利なところで、当然メンテナンス性も高くなっている。マザーボードメーカーならではの気配りにあふれた、信頼性の高い逸品である。 |
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五つの5インチベイが頼もしい。ドライブの固定も容易だ。シャドーベイは手前を向いているので、増設の際などに便利である | ||||||||||||||
水冷ユニット用のダクトも背面下部に装備。ハイエンドユーザーのニーズにもしっかりと応えてくれるだろう | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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