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PCパーツ100選 2007
ビデオカード編
TEXT:橋本新義
ベンチマーク検証
GeForce 8800 GTXの圧倒的なスコアが目立つ
 今回は、ここまで紹介した11機種すべてで、Windows XP Professional SP2上で「3DMark06 Build 110」を用いたベンチマークと、Windows Vista Ultimate(製品版)の「パフォーマンスの情報とツール」で表示されるエクスペリエンスインデックス(性能指標)の「グラフィックス」(Aero環境での性能を測定)および「ゲーム用グラフィックス」(Direct3Dの性能を測定)という2項目を抽出した。

 なお、玄人志向のGF7300GT-E128H/EXが3DMark06(1,600×1,200ドット)で測定不能だったのは、ビデオメモリが不足したことによる。ちなみに下位機種のGF7300LE-LE128Hが実行できているのは、7300 GTにはないTurboCache機能(ビデオメモリ不足時に、メインメモリの一部を割り当てる)が動作しているためだ。

 また、ASUSTeKのEN8800GTX/HTDP/768M(と言うよりGeForce 8800 GTX)とVistaの組み合わせでの測定不能は、原稿執筆時点ではVista用のドライバが公開されていなかったためである。

 実際の性能に関してまず目立つのは、3DMark06でのEN8800GTXの圧倒的なスコアだ。今回2位となったLeadtek WinFast PX7950 GT TDH 256MBの2倍近い(UXGAでは2倍以上)、圧倒的な数値を叩き出している。対して一般的な価格帯の製品に目を移すと、WinFast PX7950 GT TDH 256MBやRadeon X1950 PRO搭載製品、そしてMSI NX7900GS-T2D256EZといった“激戦区”の価格帯のコストパフォーマンスのよさが目立つ。ちなみにこの3DMark06の5,000前後という数値は、2005年末ではフラグシップクラスのみが達成できた高いレベルだ。

 もう一つ注目したいのは、高速なAGPカードの成績だ。とくにAOpen 7600GT-DV256 AGPやSapphire RADEON X1950 PRO AGPなどは、同じGPUを搭載したPCI Express版とほぼ変わらないか、上回るほどの性能を発揮している。

 また、Vista環境では、安価ながらGF7300GT-E128H/EXがグラフィックスの最高値(5.9)を達成している点と、ゲーム用ベンチマークが基本的に3DMark06と同傾向になっている点が特徴的だ。

 低価格機種でも、Microsoftの示す評価基準であり、実際にAeroが快適に動作できるグラフィックス項目「4」以上をほぼ達成できるという点もポイントだ。
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【環境】
CPU:Core 2 Duo E6700(2.66GHz)

マザーボード:
ASUSTeK P5B Deluxe(Intel P965)/【PCI Express x16】
ASRock Conroe865PE(Intel 865PE)/【AGP 8X】

メモリ:センチュリーマイクロ CD512M-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 512MB)×2/ノーブランド PC3200 DDR SDRAM 512MB×2
HDD:Maxtor DiamondMax 10 6B250S0(Serial ATA、7,200rpm、250GB)
OS:Windows XP Professional SP2【3DMark06】
Windows Vista Ultimate【エクスペリエンスインデックス】
総 評
 本稿冒頭で紹介したように、2006年末のビデオカードは、製品選びのポイントや製品トレンドが大きく変化しつつある。この流れはVistaとDirect3D 10の登場により、今後さらに大きくなると予測されるが、GPU/ビデオカードメーカーがそうした厳しい環境に臆することなく競争したことで、製品の完成度は、昨年にもまして高く、その差はさらに大きくなっていると感じた。

 そうしたトレンドが如実に表われているのが、Gold RecommendのWinFast PX7950 GT TDH 256MBとSilver Recommend EN8800GTX/HTDP/768Mである。いずれも高性能GPUを搭載するにもかかわらず、非常に優れた静音性を実現しているからだ。また、コストパフォーマンスも、1年前の製品と比べても数段高いと呼べるレベルに仕上がっている。僅差で選から外さざるを得なかったが、PowerColor X1950 PRO Extreme 256MBなども非常に優れた製品だ。

 また、製品レベルでの隠れトレンドとして、“年末お買い得品”が定着した点も見逃せない。これは2005年11月にNVIDIAが発表したGeForce 6800 GSの大ヒットにより作られた「年末付近になると3万円を切ったお買い得なビデオカードが登場する」という流れのこと。実際に現在(2006年末)の売れ筋製品を見てみると、人気が高い“激戦区”の価格帯(2万円前後~3万円前後)では、9月に発表された新モデルが人気となっている。NVIDIA製GPUであればGeForce 7900 GSと7950 GT(メモリ256MB版)、ATI製はRadeon X1950 PROとX1900 XT(メモリ256MB版)で占められている。そして前述したGeForce 7950 GTとRadeon X1950 PROも、まさしくこのクラスの製品なのである。

 存在感を大きく復活させたAGP版高級カードなどを含めると、冒頭で紹介した2006年のビデオカードが激戦であったということがお分かりいただけるだろう。願わくば、2007年もこうした勢いが継続されることを望む。
image2007年初頭のWindows Vista発売によって、ビデオカードの重要性はさらに高まる。2007年もさらなる性能の向上を期待する
次世代をになう「Direct3D 10」と「統合型シェーダー」
 Windows Aeroばかりがどうしても目立つWindows Vistaだが、Vistaは3Dゲームにも大きな変革をもたらすOSでもある。それは、ここ数年のWindowsで使われてきたゲーム/マルチメディア用の機能拡張プログラム「DirectX」(ダイレクトエックス)の構造が変わり、同時に3Dグラフィックスを担当する「Direct3D」(ダイレクトスリーディ)が新バージョン「Direct3D 10」(D3D10)となるからだ。そしてD3D10は、同時にVista専用バージョンでもある。つまりD3D10と対応アプリは、XP以前では動作しない。

 D3D10では、3Dグラフィックスのテクスチャ(模様)処理に対して、従来より高精細かつ複雑な処理が行なえる。と同時に、GPUに対しては複雑な計算を行なえる「統合型シェーダーユニット」への変化を促している。これは、従来のGPUで取り入れられてきた「バーテックスシェーダー」(主に座標計算や物体の変形を行なう計算器)と「ピクセルシェーダー」(主にテクスチャマッピングなど、色の制御を行なう計算器)から構成されるアーキテクチャを整理し直し、汎用動作が可能な“統合型シェーダー”の組み合わせからなるGPUを規定するものだ。

 実際は“D3D10対応GPU=統合型シェーダー必須”というわけではないが、D3D10上での処理性能を向上させるためには統合型シェーダーが有利なため、高性能GPUは多くが統合型を採用すると想定されている。

 そして、PC用GPUにおいて、初の統合型シェーダーを搭載する製品も登場した。それがNVIDIAのGeForce 8800シリーズだ。「Stream Processor」と呼ばれる統合型シェーダーユニットを128基(GeForce 8800 GTXの場合)搭載する8800シリーズは、DirectX 9までの対応アプリでも高い性能を発揮する。これは今回のベンチマーク結果でも確認できるだろう。また、将来登場するGeForce 8シリーズの下位製品も統合型シェーダーを搭載すると目されている。さらに、ライバルとなるATIも、2007年春登場予定の新製品には、強力な統合型シェーダーを搭載することを発表済みだ。

 Windows Aeroを搭載するWindows Vistaは、GPUに多大な変化をもたらすOSと言える。そしてさらにD3D10が登場し、普及していく2007年は、GPU(およびビデオカード)にとっては一大転換点となるタイミングなのである。
image初の統合シェーダー搭載GPU「GeForce 8800 GTX」。トランジスタ数は6億8,100万にもおよぶ。搭載製品は8万円以上と非常に高価だ
imageD3D10対応ゲームの第1弾は「Microsoft Flight Simulator X」。D3D10環境では背景や機体の陰影、素材感がよりリアルになっている
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