その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:橋本新義 | |||||||||||||||
ベンチマーク検証 | |||||||||||||||
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今回は、ここまで紹介した11機種すべてで、Windows XP Professional SP2上で「3DMark06 Build 110」を用いたベンチマークと、Windows Vista Ultimate(製品版)の「パフォーマンスの情報とツール」で表示されるエクスペリエンスインデックス(性能指標)の「グラフィックス」(Aero環境での性能を測定)および「ゲーム用グラフィックス」(Direct3Dの性能を測定)という2項目を抽出した。 なお、玄人志向のGF7300GT-E128H/EXが3DMark06(1,600×1,200ドット)で測定不能だったのは、ビデオメモリが不足したことによる。ちなみに下位機種のGF7300LE-LE128Hが実行できているのは、7300 GTにはないTurboCache機能(ビデオメモリ不足時に、メインメモリの一部を割り当てる)が動作しているためだ。 また、ASUSTeKのEN8800GTX/HTDP/768M(と言うよりGeForce 8800 GTX)とVistaの組み合わせでの測定不能は、原稿執筆時点ではVista用のドライバが公開されていなかったためである。 実際の性能に関してまず目立つのは、3DMark06でのEN8800GTXの圧倒的なスコアだ。今回2位となったLeadtek WinFast PX7950 GT TDH 256MBの2倍近い(UXGAでは2倍以上)、圧倒的な数値を叩き出している。対して一般的な価格帯の製品に目を移すと、WinFast PX7950 GT TDH 256MBやRadeon X1950 PRO搭載製品、そしてMSI NX7900GS-T2D256EZといった“激戦区”の価格帯のコストパフォーマンスのよさが目立つ。ちなみにこの3DMark06の5,000前後という数値は、2005年末ではフラグシップクラスのみが達成できた高いレベルだ。 もう一つ注目したいのは、高速なAGPカードの成績だ。とくにAOpen 7600GT-DV256 AGPやSapphire RADEON X1950 PRO AGPなどは、同じGPUを搭載したPCI Express版とほぼ変わらないか、上回るほどの性能を発揮している。 また、Vista環境では、安価ながらGF7300GT-E128H/EXがグラフィックスの最高値(5.9)を達成している点と、ゲーム用ベンチマークが基本的に3DMark06と同傾向になっている点が特徴的だ。 低価格機種でも、Microsoftの示す評価基準であり、実際にAeroが快適に動作できるグラフィックス項目「4」以上をほぼ達成できるという点もポイントだ。 |
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【環境】 CPU:Core 2 Duo E6700(2.66GHz) マザーボード: ASUSTeK P5B Deluxe(Intel P965)/【PCI Express x16】 ASRock Conroe865PE(Intel 865PE)/【AGP 8X】 メモリ:センチュリーマイクロ CD512M-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 512MB)×2/ノーブランド PC3200 DDR SDRAM 512MB×2 HDD:Maxtor DiamondMax 10 6B250S0(Serial ATA、7,200rpm、250GB) OS:Windows XP Professional SP2【3DMark06】 Windows Vista Ultimate【エクスペリエンスインデックス】 |
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本稿冒頭で紹介したように、2006年末のビデオカードは、製品選びのポイントや製品トレンドが大きく変化しつつある。この流れはVistaとDirect3D 10の登場により、今後さらに大きくなると予測されるが、GPU/ビデオカードメーカーがそうした厳しい環境に臆することなく競争したことで、製品の完成度は、昨年にもまして高く、その差はさらに大きくなっていると感じた。 そうしたトレンドが如実に表われているのが、Gold RecommendのWinFast PX7950 GT TDH 256MBとSilver Recommend EN8800GTX/HTDP/768Mである。いずれも高性能GPUを搭載するにもかかわらず、非常に優れた静音性を実現しているからだ。また、コストパフォーマンスも、1年前の製品と比べても数段高いと呼べるレベルに仕上がっている。僅差で選から外さざるを得なかったが、PowerColor X1950 PRO Extreme 256MBなども非常に優れた製品だ。 また、製品レベルでの隠れトレンドとして、“年末お買い得品”が定着した点も見逃せない。これは2005年11月にNVIDIAが発表したGeForce 6800 GSの大ヒットにより作られた「年末付近になると3万円を切ったお買い得なビデオカードが登場する」という流れのこと。実際に現在(2006年末)の売れ筋製品を見てみると、人気が高い“激戦区”の価格帯(2万円前後~3万円前後)では、9月に発表された新モデルが人気となっている。NVIDIA製GPUであればGeForce 7900 GSと7950 GT(メモリ256MB版)、ATI製はRadeon X1950 PROとX1900 XT(メモリ256MB版)で占められている。そして前述したGeForce 7950 GTとRadeon X1950 PROも、まさしくこのクラスの製品なのである。 存在感を大きく復活させたAGP版高級カードなどを含めると、冒頭で紹介した2006年のビデオカードが激戦であったということがお分かりいただけるだろう。願わくば、2007年もこうした勢いが継続されることを望む。 |
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2007年初頭のWindows Vista発売によって、ビデオカードの重要性はさらに高まる。2007年もさらなる性能の向上を期待する | |||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
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発売日:2016/09/23
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発売日:2016/03/29
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発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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