その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:藤本 健 | ||||||||||||||
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しばらく途絶えていた新製品も登場し、PCならではの高音質化機能なども充実してきたサウンドデバイス。よりよい音質を求めるなら、まずはオンボードサウンドからの移行を考えてみよう。 | ||||||||||||||
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最近多くの人の間で音楽を聞く環境がポータブルオーディオプレイヤーとPCの二つに集約されてきているようだ。PCで再生させるほうが手軽だし、いつもPCの前にいるような人にはとくに便利だろう。 最近のPCには、かなり高機能なサウンド機能がオンボードで搭載されている。このため、とくにサウンドカードなど必要ない、と考えているユーザーが多いようだ。確かに、現在のマザーボードには、最高で32bit/192kHz、7.1チャンネル出力のHD Audioに対応するなど、スペックの上では、これ以上ないものだ。 しかし、実際に音楽を再生してみると、決してよい音ではない。オーディオの質がスペックではまったく決められないことを如実に表わすよい例だ。オーディオの音質を最終的に決めるのは、やはりアナログ部分であり、ここがしっかりしていなければ、このようなスペックはあまり意味を持たないわけだ。 こうした音を聞いて、PCサウンドのレベルは低い、と大半の人が思い込んでいるのが残念なところ。別途サウンドデバイスを追加することで、音質が飛躍的に向上するのをご存じだろうか? もちろん最終出口となるスピーカーにも気を使う必要があるが、実際に聞き比べてみれば、音にあまり関心のない方でも実感ができるほどの、ミニコンポなどとは比較にならない、これまでのPCの音からは信じられないようなサウンドが飛び出てくる。つまり、今やPCは高品質なオーディオ機器へと進化してきているとさえ言えるのだ。 もちろん、サウンドカードの音質にも製品による違いはあるが、いずれにせよオンボードサウンドに比較すれば、一気に音質が向上するのは間違いない。最近になって、クリエイティブメディアのX-Fiの新シリーズや、オンキヨーのSE-200PCIをはじめ新しいサウンドデバイスが登場しているのも注目すべき点だ。 また最近のトレンドとして、MP3やAAC、WMAといった圧縮オーディオをより高音質で再生させるテクノロジが挙げられる。圧縮で失われた高音域の音や、24bitでレコーディングされた音を16bitに変換したことで失われた音などを補正して出力するなど、演算処理によって高音質化を図っているのだ。こうした機能は従来のオーディオ機器になかったもので、PCのほうがオーディオ性能で一歩リードした面があるとも言えるだろう。 そのほかにも、サラウンド機能やデジタル入出力など、サウンドデバイスによって機能は違ってくる。自分の使い方に合った製品を見付けて、自分のPCの音を進化させてみるとよいだろう。 |
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マザーボードに搭載されたオンボードのサウンドチップ「Realtek ALC880」。機能は多彩なのだが、音質面では今一つと言える | ||||||||||||||
24bit/44.1kHzで録音した矩形波のWAVファイルを今回紹介した(p.79)Vraisonを用いて測定。上は音質補正OFF時、下は16bit補間時。16kHz以上がきれいに補正されているのが分かる | ||||||||||||||
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オンキヨー | ||||||||||||||
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実売価格:18,000円前後 | ||||||||||||||
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SE-150PCIの後継として新たに設計された製品。VIA Envy24HTをコアに、7.1チャンネル出力、最高24bit/192kHzの再生を可能にしたサウンドカード。オーディオメーカーであるオンキヨーの設計だけあって、音へのこだわりが随所に見られる点は、大いに注目される。 今回の目玉は、これまで高級オーディオに用いられていた英WolfsonのDAC「WM8740」を採用している点。メインのステレオ2チャンネル出力用に使われており、高音質化に大きく寄与している。クロック精度を大きく向上させたことも、音質を高めることにつながっている。大型のコンデンサが石油コンビナートのように並ぶのは従来どおりだが、そのコンデンサにも、さらに進化した専用コンデンサを採用。もちろんオンキヨーお得意のVLSC回路により、オーディオ機器らしいサウンドに仕上げているのも特徴だ。 |
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2チャンネルのLINE OUT(RCA)をカード自体に備え、さらに7.1チャンネルのLINE OUTや2チャンネルのLINE INなどを付属ケーブルで増設できる | ||||||||||||||
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クリエイティブメディア | ||||||||||||||
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直販価格:22,800円 | ||||||||||||||
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2005年9月に発売されたSound Blaster X-Fiシリーズの新ラインナップで、従来のSound Blaster X-Fi Fatal1tyからPCIカードのみを切り出した製品。強力なオーディオプロセッサであるX-Fi Xtreme Fidelityを搭載し、高音質かつ多機能なサウンドカードに仕上がっている。 EAX 5.0にも対応し、ゲームプレイ時にオーディオ専用として動作するX-RAMを64MB搭載している。このためQuake4、BattleField2、Prayなどでパフォーマンスを大きく向上できる点もゲーマーには見逃せないポイントだ。5インチベイに入れるX-Fi I/Oドライブなど不要という方には、コストパフォーマンスの高い製品と言える。 X-Fi Crystalizer、X-Fi CMSS-3Dテクノロジが搭載されているのはもちろんだが、Dolby Digital DTSデコードも可能で、DVD再生ソフトPowerDVDが無償ダウンロード可能なのもポイントとなっている。 |
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Sound Blaster X-Fi Fatal1tyとカード自体は同じ。端子類は必要十分ながら、オプションで外部インターフェースを追加することも可能だ | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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