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今が狙い目のCPU、IntelとAMD 買うならどっち?
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Intel vs. AMD 夏の陣
TEXT:Ta 152H-1
2CPUにこだわったハイエンドPC
Xeon対Quad FX
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デュアルコアCPUの進化で、存在感の薄れつつあるマルチCPU環境だが、「ハイエンド」にこだわればやはり捨て難い魅力がある。ここでは、Intel XeonとAMD Quad FXを用いたPCを、主に性能面から比較してみよう。
デュアルコアCPU時代だから2CPUシステムが真価を発揮
 これまでにも、2基以上のCPUを搭載可能なマルチCPUシステムは存在していたが、一般ユーザー向けはごく一部で、その多くは負荷の高いサーバーなど企業システム向けのものだったと言えるだろう。マルチコアCPUが登場した今、こういったハイエンドシステムは不要となったのだろうか?

 これまで、個人利用の環境でマルチCPU環境が有効な条件というのは、意識的に複数の処理を同時実行したり、マルチCPU向けにチューニングされたソフトウェアを利用したりするなどの条件に限られており、CPUの高いポテンシャルの恩恵を、日常的に享受できるわけではなかったのだ。しかし、現在のようにマルチコア環境が一般化してくると、OSやアプリケーションがマルチコアであることを前提に作られるようになる。そうなれば、より多くのCPUコアを備えたシステムの性能面の優位性が高くなる。つまり物理的に二つ以上のCPUを搭載できるシステムが、一般的な用途でもその性能を発揮できるようになるわけだ。マルチコアCPUの時代により、マルチCPUシステムはより有意義なハイエンドシステムとなってきているとも言える。

 一方で、メモリインターフェースやシステムバスに通常のシステムより高性能な仕様が採用されていることが多いマルチCPUシステムが、その性能を発揮するためには、システムデザインにも高いポテンシャルを備えた設計が求められる。

 PCの性能向上は、これまでCPUのコア単体性能の向上に依存するところが大きかったが、マルチコア化によりCPU以外の面におけるシステムでのパフォーマンスを重視せざるを得なくなった。より高いパフォーマンスを実現するシステムを、先駆的に実装するのもハイエンドシステムの魅力である。
ハイエンドCPU概説
imageIntel Xeon X5365(3GHz) imageAMD Athlon 64 FX-74(3GHz)
Xeon X5365は、サーバー・ワークステーション向けの高性能CPUブランドであるXeonのラインナップに登場したクアッドコアCPU。Coreマイクロアーキテクチャを採用しており、対応CPUソケットのLGA771は従来版のXeonから変更がない。動作クロックは3GHzで、CPUコア自体の性能はCore 2 Extreme QX6800とほぼ同等である。ただし、システム性能を上げるため、システムバスの動作周波数は1,333MHzとしている。現時点では最速のCoreマイクロアーキテクチャCPUと位置付けられる。 「Quad FX」のプラットフォーム名のとおり、2コアのCPUが2個1組で販売されており、クアッドコアという扱いになる。CPUコアと対応CPUソケット(Socket F)はOpteronと同等。ただしメモリはチャンネルあたりUnbuffered DIMM 1スロット(メモリインターフェースは2チャンネルあるのでCPUあたりは2本のメモリスロット)の動作に限定される。メモリインターフェースをCPUに内蔵するK8アーキテクチャの利点に加え、2CPUシステムならではの特徴として、CPU間接続にHyperTransportを用いることでシステムバスのボトルネックを回避している。
image image
仕様比較表
Xeon X5365   Athlon 64 FX-74
3GHz クロック 3GHz
4MB×2 2次キャッシュ 1MB×2
1,333MHz システムバス 2,000MHz
4 コア数 2
SSE/SSE2/SSE3/SSSE3 命令 3DNow! Professional/SSE/SSE2/SSE3
DBS(Demand Based Switching) 省電力機能 Cool'n'Quiet
未定 実売価格 127,000円前後(2個セット)
マザーボード
image image
Intel S5000XVN SAS ASUSTeK L1N64-SLI WS
実売価格:88,000円前後 実売価格:47,000円前後
URL:http://www.intel.co.jp/
Specification
チップセット:Intel 5000X
対応CPU:Xeon(LGA771)
メモリスロット:PC2-5300 FB-DIMM×8(最大32GB)
拡張スロット:PCI Express x16×1、PCI Express x4(x8形状)×2、PCI-X×2
HDDインターフェース:Serial ATA 2.5×2(RAID 0/1)、Serial Atatched SCSI×4(RAID 0/1/0+1)、Ultra ATA/133×1
インターフェース:USB 2.0×4、シリアル×1、PS/2×2、1000BASE-T×2
サウンド:2チャンネル
URL:http://www.asus.co.jp/
Specification
チップセット:NVIDIA nForce 680a SLI
対応CPU:Athlon 64 FX-7x(Socket F)
メモリスロット:PC2-6400 DDR2 SDRAM×4(最大8GB)
拡張スロット:PCI Express x16×2、PCI Express x8(x16形状)×2、PCI Express x1×1、PCI×1
HDDインターフェース:Serial ATA 2.5×12(RAID 0/1/0+1/5、JBOD)、eSATA×1、Ultra ATA/133×1
インターフェース:PS/2×2、USB 2.0×4、S/P DIF OUT(光角型)×1、S/P DIF OUT(同軸)×1、パラレル×1、1000BASE-T×2
サウンド:7.1チャンネル
 チップセットにIntel 5000Xを採用したワークステーション向けマザーボード。メインメモリはFB-DIMMスロットが8本用意され、32GBまで拡張できる。2チャンネルのメモリインターフェースを2系統備えるので、フルにパフォーマンスを発揮するためには4本ずつの装着が必要になるが、その帯域幅は667MHzのFB DIMMで21GB/sと広い(たとえばPC2-6400 2チャンネルでは12.8GB/s)。

 オンボードでSerial ATA 2.5 2ポートとSAS(Serial Atatched SCSI)4ポートが用意されているが、高性能RAIDカードを拡張することも可能である。拡張スロットはPCI Express x16が1本、x4(x8形状)が2本、PCI-Xが2本用意されている。CPU、メモリ、それにストレージ性能を必要とするシステムに適したプラットフォームとなっている。一方でグラフィックスについてはSLIやCrossFireがサポートされず、コンシューマ向けの機能、性能を求めるユーザーにはあまり適さない。
 現時点でQuad FXに対応した唯一のマザーボード。チップセットはNVIDIA nForce 680a SLIを搭載している。メモリはDDR2 SDRAMに対応。スロットはCPUあたり2本の計4本、最大容量は8GBとなる。

 チップセットは二つのMCP55PXEをHyperTransportで接続して使用している。それぞれのI/O機能をそのまま実装しているため、拡張性も2倍だ。4本のPCI Express x16スロット(うち2本はx8動作)を備えるほか、PCI Express x1とPCIを各1本装備する。PCI Express x16のスロットはSLIをサポートし、4枚のビデオカードを挿しても(それぞれ独立してではあるが)動作する。

 Serial ATAもチップセットのサポート上限である12ポートも装備し、RAIDを構成することも可能である。こうした特徴から、ワークステーション用途よりもハイエンドゲームマシンなどのコンシューマ向け製品としての多機能性と拡張性をあわせ持つプラットフォームと言えるだろう。
共通システム
image2CPUのワークステーション向けシステムを動作させるには、高い負荷を前提とした強力な電源ユニットと、高回転のCPU/ケースファンなどにもびくともしない剛性の高いケースが必要だ。また今回のシステムでは、HDD、ビデオカードにも高性能なパーツを選んでテストを行なっている。
ビデオカード:NVIDIA GeForce 7900 GTXリファレンスカード 68,000円前後
HDD:Western Digital Rapter X WD1500AHFD (150GB) 32,000円前後
PCケース:Thermaltake Armor Extreme Edition VA8004SWA 33,000円前後
電源:Zippy Zippy-850W-G1(850W) 59,000円前後
光学ドライブ:ソニーNECオプティアーク AD-7170A 5,000円前後
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