特集
今が狙い目のCPU、IntelとAMD 買うならどっち?
用途別・最適CPUはこれだ! 1/4
用途別・最適CPUはこれだ! 2/4
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Intel vs. AMD 夏の陣
TEXT:鈴木雅暢
用途別・最適CPUはこれだ!
デュアルコアはすでに前提 価格と性能のバランスに注目
image CPUにとって、もっとも大事な要素は性能だ。CPUの演算性能は、コンピュータ全体のパフォーマンス、レスポンスに大きな影響をもたらす。どんな用途であっても、CPUの速度が影響しない用途はないと言っても過言ではないだろう。そのCPU性能は、一つのCPUの中にコア(命令を解釈して演算を実行する部分)を二つ内蔵するデュアルコアCPUの登場によって、大きくジャンプアップした。デュアルコアCPUが内蔵するそれぞれのコアは独立して同時に命令を処理できるため、同時処理に都合よく書かれた「マルチスレッド」対応アプリケーションで劇的な高速化が得られるほか、複数アプリケーションが同時に走る「マルチタスク」の環境で負荷を分散できるため「遅くなりにくい」という強みがある。

 OSがWindows Vistaに進化し、CPUに対する要求は一段とシビアになった。CPUが同時にこなすべきタスクは明らかに増え、後者のマルチタスク面でのメリットも顕著になってきた。これから選ぶならば、デュアルコアCPUであることは前提条件としてもよいだろう。

 もちろん、デュアルコアCPUにも優劣は存在するし、今ではデュアルコアのさらに2倍となる四つのコアを内蔵したクアッドコアCPUも登場してきている。具体的なCPUの力関係は、次のページから掲載するベンチマークテストのスコアなどを参考に判断してほしい。高速であれば何でも許されるという時代は終わっている。CPUは高速であるのは最低条件、その上で、静音性、快適性も求められる時代になってきている。その静かさ、快適さには、CPUの消費電力が重要なキーとなってくる。

 もちろん、価格も重要だ。いくら高性能であっても、自分の予算の範囲内でどのような選択をするのか、それが問題になる。とくに最近は価格の変動が激しく、たとえば、Athlon 64 X2 6000+は今年4月初め頃まではCore 2 Duo E6700と同価格帯であったが、その後急激に価格を下げ、今ではCore 2 Duo E6600と同価格帯となっている。3月時点ではCore 2 Duoのほうがコストパフォーマンスに優れていると言えたかもしれないが、このように、価格が大きく変動すれば、また力関係を見直す必要が出てくることもある。価格帯性能比もチェックしてみよう。
image何はなくともデュアルコアCPU
二つのコアが同時に処理をこなせるデュアルコアCPUは、快適なPC作業には必須。バックグラウンドタスクの多いWindows Vistaならなおさらだ
imageSocket AM2の将来性
今年後半にAMDからPhenomブランドの新CPUが登場することが明らかになっている。Socket AM2+というAM2互換のソケットが採用される
CPUのここをチェック!
image 絶対性能か、価格対性能比か?
CPU選びの最優先事項は何と言っても処理性能。しかし用途によって向き不向きがある。また、価格改定によって、ガラリと価格の上下関係が変わることもあるので、見逃さないようにしたい
image 消費電力はどれぐらい?
電力効率の面で大きな進歩を遂げた現在でも、究極的にはやはり速度と消費電力はトレードオフの関係にある。どこで折り合いを付けるかが問題だ
image 近い将来の新製品情報も知っておきたい
買ってすぐに素晴らしい新製品が出てきてしまってはガックリくる。念のため少し先の情報もチェックしておきたい
Intel CPUの基礎知識
Core 2 Duoは不動の大定番にCore 2 Quadも選択肢に浮上か
 ナンバーワンCPUメーカーであるIntelの主力CPUは、2006年半ばに登場したCore 2 Duoだ。電力効率を重視して設計を根本から見直したCoreマイクロアーキテクチャの採用により高性能と低消費電力の両立を実現した。その優秀さはマニアから一般ユーザーまで幅広い層からの支持を獲得し、「とりあえずこれを買っておけば間違いない」と言えるほどの定番CPUとなっている。高値安定だった販売価格も価格改定で身近になってきており、ますます人気に拍車がかかりそうな勢いである。

 一方、4月末の価格改定によって大幅値下げが行なわれ、ハイエンドユーザーからの注目を集めつつあるのが、クアッドコアCPUのCore 2 Quad Q6600だ。クアッドコアCPUは、デュアルコアの2倍の四つのコアを内蔵するとはいえ、アプリケーションの対応が進んでいないことから4コアのパフォーマンスが実感できる場面は少ない。また、実売で10万円以上という販売価格の高さ、TDP 105Wという消費電力の高さもネックになっていた。ところが、価格改訂後は販売価格が6万円強に、またG0ステッピングの製品からはTDPも95Wに下げられるなど、買いやすい環境が整いつつある。
image
二つのコアで共通の2次キャッシュを利用する共有型2次キャッシュの搭載がデュアルコアCPUとしての大きな特徴。メインメモリへのアクセスを減らすことができる
image
Coreマイクロアーキテクチャは命令を実行するデコーダを増やした上、特定の命令を二つ同時に処理することでクロックあたりの性能が大幅に向上
Core 2 Duoのシステムバスは1,066MHzから1,333MHzに
 Intel CPUの今後としては、Core 2 Duoのシステムバスが従来の1,066MHz(帯域8.53GB/s)から1,333MHz(帯域10.6GB/s)に拡張された新モデルが近いうちに追加されることが分かっている。システムバスとはCPUとNorth Bridgeの間のバスのことで、この拡張によりメモリアクセス性能が向上し、全体のパフォーマンスも若干アップすることが期待される。詳細は未発表のためメインの製品比較からは外しているが、一部製品の性能と消費電力の測定はこちらで行なっているので参考にしてほしい。

 さらに先の話となると、45nmプロセスルールで製造される次世代CPUの話も聞こえてくるが、実際に市場で販売されるのは2008年とも言われており、今の段階で気にするのはまだ早いだろう。
クアッドコアCPU
Core 2 Extreme QXシリーズ/Core 2 Quad
image一つのCPU内に四つのコアを内蔵するクアッドコアCPU。プロセッサー・ナンバー先頭の「Q」が、クアッドコアを示している。デュアルコアのダイ(半導体部分)を基板上に二つ実装した構造を採用しているのが特徴で、それぞれのコアはCore 2 Duoと同じものが利用されている。TDPも当初の105Wから95Wへと変更されるなど、一般ユーザーにも買いやすくなってきている
CPU 周波数 コア数 システムバス
Core 2 Extreme QX6700 2.66GHz 4 1,066MHz
Core 2 Quad Q6600 2.4GHz 4 1,066MHz
CPU 2次キャッシュ 実売価格(前後)
Core 2 Extreme QX6700 4MB×2 127,500円
Core 2 Quad Q6600 4MB×2 71,000円
デュアルコアCPU
Core 2 Extreme Xシリーズ/Core 2 Duo
imageIntelのメインストリーム向けデュアルコアCPU。Coreマイクロアーキテクチャの採用により、高性能と低消費電力の両立をきわめて高いレベルで実現した歴史的なCPU。その優秀な特性から絶大な支持を獲得し、定番中の定番としての地位を確立した。4月末の価格改定によりやや高価なイメージを払拭。新たに2次キャッシュ4MBのモデルが加わった中堅クラスのお買い得度が高い
CPU 周波数 コア数 システムバス
Core 2 Extreme X6800 2.93GHz 2 1,066MHz
Core 2 Duo E6700 2.66GHz 2 1,066MHz
Core 2 Duo E6600 2.4GHz 2 1,066MHz
Core 2 Duo E6420 2.13GHz 2 1,066MHz
Core 2 Duo E6400 2.13GHz 2 1,066MHz
Core 2 Duo E6320 1.86GHz 2 1,066MHz
Core 2 Duo E6300 1.86GHz 2 1,066MHz
Core 2 Duo E4400 2GHz 2 800MHz
Core 2 Duo E4300 1.8GHz 2 800MHz
CPU 2次キャッシュ 実売価格(前後)
Core 2 Extreme X6800 4MB 129,000円
Core 2 Duo E6700 4MB 44,500円
Core 2 Duo E6600 4MB 30,000円
Core 2 Duo E6420 4MB 25,500円
Core 2 Duo E6400 2MB 26,000円
Core 2 Duo E6320 4MB 22,500円
Core 2 Duo E6300 2MB 23,000円
Core 2 Duo E4400 2MB 18,500円
Core 2 Duo E4300 2MB 16,000円
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