特集
今が狙い目のCPU、IntelとAMD 買うならどっち?
用途別・最適CPUはこれだ! 1/4
用途別・最適CPUはこれだ! 2/4
用途別・最適CPUはこれだ! 3/4
用途別・最適CPUはこれだ! 4/4
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最新チップセット比較 1/2
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CPU+マザーボードの組み合わせ徹底研究 1/7
CPU+マザーボードの組み合わせ徹底研究 2/7
CPU+マザーボードの組み合わせ徹底研究 3/7
CPU+マザーボードの組み合わせ徹底研究 4/7
CPU+マザーボードの組み合わせ徹底研究 5/7
CPU+マザーボードの組み合わせ徹底研究 6/7
CPU+マザーボードの組み合わせ徹底研究 7/7
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Intel vs. AMD 夏の陣
CPU+マザーボードの組み合わせ徹底研究
TEXT:鈴木雅暢
予算4万円以上
でのベストマッチは?
ポイント
予算に余裕があっても、CPU価格をマザーボード価格が上回るのは好ましくない
高発熱CPUを使うなら、VRMまわりの設計に余裕が欲しい
使わない機能よりもCPUにコストを割くという明確な意識を
プレミアムな付属品にどこまで価値を見い出すか
imageクアッドコアCPUは、デュアルコアのさらに2倍、四つのコアを内蔵するCPU。そのポテンシャルは素晴らしい
imageすっかりおなじみとなったヒートパイプを利用したファンレス放熱システム。発熱の大きいCPUやGPUを利用するなら欲しいところ
image多数のインターフェースなど、超多機能をウリにする製品もあるが、自分が必要としていない機能に惑わされないように注意すべきだ
imageASUSTeKのVista Editionシリーズは、Windows Vistaの話題の機能をいち早く体験できる付属品を標準添付して大人気となった
3種類のハイエンドCPUに最適な組み合わせを探す
 さて、最後は予算をさらに引き上げ、とくに上限を設けずに、最適な組み合わせを模索していきたい。制限がないというのは非常に難しいが、これまでもそうしてきたように、できるだけマザーボードよりも、CPUのほうにコストをかける方針は崩さない。そして、無制限だからと言って、必要ないものにむやみにコストをかけないことも、はっきりと意識するべきだろう。

 予算無制限なのでCPUは自由に決められるが、ここであえてCPU単体で明らかにコストパフォーマンスが悪いモデルを選ぶのは現実的ではない。いくら高性能であっても、まったく買う気が起きないようなコストパフォーマンス度外視の組み合わせでは意味がないだろう。また、せっかく無制限のジャンルを設けたというのに、あえて安いCPUを選ぶ意味もないだろう。そこで、ここでは、価格改定でグッと身近になってきたクアッドコアのCore 2 Quad Q6600、デュアルコアの上位CPUの中でもコストパフォーマンスが優秀であったCore 2 Duo E6600、そしてAthlon 64 X2 6000+を使うのに最適な組み合わせを考えてみよう。

 Core 2 Quad Q6600ののTDPは105W(G0ステップ以降は95W)。負荷時には四つのコアが同時に稼働するため、要求する電流量もそうとうなものとなる。これこそ8フェーズ、12フェーズといった高品質設計のVRMで利用するにふさわしいCPUだと言えるだろう。PCシステム全体の発熱も大きくなることが予想されるだけに、熱に強く、自身の発熱も小さい高品質コンデンサもむだではないと思われる。さらには、デュアルGPUシステム、あるいはRAIDなどとあわせて利用するならばなおさらである。

 ちなみに、Core 2 Quad Q6600の実売価格は71,000円前後で、これまで見てきた組み合わせからMB占有率40%を理想とすると、マザーボードには5万6,800円のコストをかけてよいことになる。さすがにそんな高価な製品がそうそうあるわけではないが、マザーボードにはかなりコストをかけてもよいCPUであることは疑いがない。現存する最高級クラスのマザーボードを利用するのにふさわしいだろう。最新のP35チップセットを搭載する上に、8フェーズのVRM、高品質な実装コンデンサ、ヒートパイプとボード裏面からの2種類の放熱ソリューションなどといった要素を兼ね備えるASUSTeKのP35K Deluxeなどはまさにピッタリの組み合わせと言える。
高性能かつ低消費電力なCore 2 Duoは静音化の徹底も
 次にCore 2 Duo E6600を考えてみたい。これは少し考えが分かれるかもしれない。性能面ではかなりの水準にあるものの、TDPは65Wで実測の消費電力も低い。高品質設計のVRMや高品質コンデンサを必ずしも必要としておらず、かなり気楽にどんな製品でも選べる。オーソドックスな選択をすると、ミドルレンジ~ハイエンドクラスのマザーボードの中から、冷却システムや品質面よりも、機能面を重視して選ぶくらいがちょうどよいように思える。マザーボード占有率から考えても、2万円代前半までのマザーボードがちょうど理想的な水準と言える。最新のP35+ICH9Rチップセットを搭載した製品などもよいだろう。

 しかし、高性能かつ低消費電力なCore 2 Duo E6600の場合は、静音化にフォーカスすることで、かなりのレベルの静音PCを作ることも可能だ。そういうこととなると、変換効率が高く発熱が小さい多フェーズVRM、低抵抗で自身の発熱も低い高品質コンデンサのメリットも無視できなくなってくる。さらに、ヒートパイプなどを利用したファンレス設計の冷却システムも大きな魅力として浮上してくる。このように静音にフォーカスするならば、コストパフォーマンス的なバランスの悪さを承知で、あえて最高級マザーを使うことによるメリットもある。さらに、ビデオカードのファンレス化まで考えをめぐらせれば、ビデオカードを使わないグラフィックス機能統合型チップセットも浮上する。G965チップセットを搭載していながら高品質設計のGA-965G-DS4 Rev3.3辺りはかなりおもしろいかもしれない。

 最後にAthlon 64 X2 6000+に最適なマザーボードの条件を洗い出してみよう。性能はCore 2 Duo E6600とほとんど変わらないものの、TDP 125Wの数値が示すように消費電力はかなり大きく、発熱も高い。やはり多フェーズVRM、高品質コンデンサを実装した高品質設計のマザーボードと組み合わせて使いたくなる。ヒートパイプによるファンレス冷却システムも大歓迎だ。AMD CPU用のマザーボードは、この分野もミドルレンジ同様、あまり選択肢は多いとは言えないため、すんなりと決まることだろう。
imageヒートパイプはどんどん進化
ヒートパイプの搭載による高級製品の差別化が定着した現在では、ヒートパイプ自体の機能性や豪華さが注目されつつある
imageボード背面からも冷却
このようにマザーボード裏面に貼ったバックプレートから放熱を行なう製品もある。騒音、電力ともにゼロで放熱を強化できる
オススメ構成
AMD CPUの頂点をきわめる最強コンビ
Athlon 64 X2 6000+
(30,000円前後)
ASUSTeK M2N32-SLI Premium Vista Edition
(35,000円前後)
MB占有率
約54%
image
Athlon 64 X2の最上位モデルと、Athlon 64 X2用の最高級マザーボードの組み合わせ。マザーボードの価格がやや高いが、付加機能の部分での上乗せとはっきりしているので気にすることはない。発熱も大きいCPUだけにVRM周辺や実装コンデンサにこだわった高品質設計は歓迎だろう。
静音にこだわったハイエンドシステム
Core 2 Duo E6600
(30,000円前後)
GIGABYTE GA-965G-DS4 Rev3.3
(24,000円前後)
MB占有率
約44%
image
少々地味だが、Core 2 Duo E6600の低消費電力に目を付けて静音にフォーカスするとこのような選択もアリだろう。発熱を極力抑える6フェーズVRMに高品質コンデンサも魅力だし、グラフィックスコアをヒートパイプを使ったシステムで効率的に冷却できる点もよい。
最強のクアッドコアシステム
Core 2 Quad Q6600
(71,000円前後)
ASUSTeK P5K Deluxe
(37,000円前後)
MB占有率
約34%
image
発熱の高いクアッドコアCPUを利用するなら8フェーズ以上のVRMやプラスアルファの冷却システムを装備したマザーボードの利用がベター。ハイエンドマザーの典型のような本製品はまさにピッタリだろう。価格バランス的にもちょうどよい。
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