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Intel vs. AMD 夏の陣
今が狙い目のCPU、IntelとAMD 買うならどっち?
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TEXT:鈴木雅暢
今が狙い目のCPU、IntelとAMD
買うならどっち?
そもそも、なぜ今が買い時と言えるのか?
■
大幅な価格改定で“一つ上”のCPUに手が届く!
今が買い時である最大の理由は、何と言っても「CPUが安い」こと。その決め手となったのは、4月末に行なわれたIntel CPUの価格改定だ。
現在もっとも人気があるCPUと言えるIntelのCore 2 Duoは「素晴らしく高性能なのに低消費電力」という優れた特性から、2006年夏の登場時には驚嘆と賞賛を持って迎えられ、市場に大きなインパクトを与えた。しかし、人気が集中したためかその後の市場価格は高めで推移。一番人気モデルであるCore 2 Duo E6600はずっと4万円近かったし、下位モデルでも2万円以上の価格で販売されていた。その価値をきっちりと判断できるマニア層には絶大な支持を受けたものの、一般ユーザーにとって、微妙に割高感があったのは否めなかった。
今回の価格改定は、その割高感を完全に払拭するものだ。E6700は2万円以上、E6600の販売価格は約1万円下がるなど、上位モデルがぐっと身近になったほか、E4400、E4300といった廉価モデルは2万円を大きく下回る。また、周波数はそのままに、2次キャッシュをE6400/E6300の2MBから4MBに増やしたE6420/E6320が追加され、中堅モデルは実質的に値下げ+スペックアップと買い得感が上昇している。さらに、従来は10万円以上で販売されていたクアッドコアのCore 2 Quad Q6600も大幅値下げで7万円近くになるなど、手の届く存在になってきた。
一方、ライバルであるAMDのCPUは、さらに安く、お買い得になっている。主力のAthlon 64 X2はCore 2 Duoの登場後はやや影の薄い時期が続いたものの、性能、消費電力の両面で改良を続けている上、価格設定も徐々にアグレッシブになってきている。Intel CPUの価格改定前後には、それに対抗すべくさらなる値下げを断行しており、気付けば、Athlon 64 X2 3800+が1万円以下、最上位のAthlon 64 X2 6000+でも3万円前後とリーズナブルな価格で手に入るようになっている。「安くて速い」という、かつてのAMDのイメージを取り戻しつつある。
このように、Intel CPUの価格改定後の現在のCPU市場は、非常にオイシイ。ハイエンドユーザーやマニア層、コストパフォーマンスにシビアな一般ユーザーまで、どんな層にも魅力的な状態になっていると言える。
4月上旬にはAMDの、下旬にはIntelの価格改定が続けざまに発表され、パーツショップ店頭では新価格をアピールするチラシが多く見られた
こんなに大きい! 価格改定の影響
新技術対応のチップセットが続々登場
■
今後普及が見込まれる新技術をいち早くサポート
CPUの買い得感が増している中、そのCPUを使うためのマザーボードも、新しいチップセットを搭載した魅力的な新製品が続々と登場してきている。
Intel CPU向けのトピックとしては、今年後半の登場が予定されている新CPUへの対応を視野に入れた「Intel 3シリーズ」チップセットを搭載した新製品の登場が大きい。45nmプロセスルール、システムバス1,333MHzへの対応など、将来的にIntelの次世代CPUへのアップグレードをしたい場合にも対応できるのが最大のメリット。さらに、Intelの最新チップセット搭載製品だけに、マザーボード各社の新製品は、独自機能をさらにパワーアップさせるなど、基本機能以外の面でも製品として魅力が大きいものとなっている。
一方、AMD CPU向けでは、AMD 690G/V、NVIDIA GeForce 7050 PV/7025など、GPUの機能を統合したグラフィックス機能統合型のチップセットのラインナップが充実してきている。3D描画性能への要求が増しているWindows Vista時代に対応して、グラフィックスコアの3D描画性能を高めるとともに、HDMI 1.3/DVI(HDCP対応)サポートなどといった今後のトレンド機能を搭載。もともとコストパフォーマンスの高いAMD CPU搭載システムのトータルコストパフォーマンスを、さらにアップさせるチップセットとなっている。
HDMIはデジタル家電のインターフェースというイメージが強いが、国内デジタル放送やBlu-ray DiscなどのHDコンテンツをデジタル出力するためにはHDCPでの暗号化が必須とされている。このため、DVI(HDCP対応)とともに、HDCPを標準でサポートしているHDMIには注目が高まりつつある。
もちろん、マザーボードの選択肢は新チップセット搭載製品に限らない。これらの新製品の登場で、販売価格が下がっている既存製品も多い。CPUのアップグレードパスなどの将来性も重視して新製品を買いたい人、今のCPUを使うのに必要十分な性能・機能を持った既存製品をできるだけ安く手に入れたいという人、どちらにとってもよい状況である。
Intel(LGA775向け)最新チップセット
「Intel 3シリーズ」と呼ばれる新世代のチップセットは、45nmプロセスルール、システムバス1,333MHzといった将来のIntel CPUに対応すべく開発されたもの。DDR3 SDRAM、Serial ATAポートマルチプライヤーのサポートなど、目新しいフィーチャーも多く導入されている。
Intel P35
Intel G33
Intel ICH9シリーズ
AMD(Socket AM2向け)最新チップセット
AMD 690G
NVIDIA GeForce 7050 PV
AMD 690シリーズは、上位モデルのAMD 690Gと、下位のAMD 690Vがあり、それぞれATI Radeon X1250、ATI Radeon X1200と呼ばれるWindows Vista Premiumロゴ準拠のグラフィックス機能を内蔵。前者はHDMIおよびDVI(HDCP対応)出力に標準対応する。
GeForce 7000シリーズは、上位モデルのGeForce 7050 PVと、下位のGeForce 7025があり、ともにWindows Vistaレディのグラフィックス機能とHDMIおよびHDCP対応のDVIに対応する。「PureVideo Technology」によるH.264やVC-1、MPEG2などの再生アクセラレーション機能も搭載する。
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