その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:保坂陽一 | ||||||||||||||
店頭調査を敢行! | ||||||||||||||
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地デジなどの普及に伴って、自作PCユーザーとしても見逃せない状況になりつつあるメーカー製PC。それではそのマシンスペックはどうなのだろうか。エクスペリエンスインデックスなどを含め、気になる現状をチェックしてみた。 | ||||||||||||||
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ここではパーツから少し離れて、現在店頭で販売されているメーカー製Vistaマシンを見てみよう。Vistaの発売と同時に各社から搭載PCが発売されたわけだが、直後に店頭に並んだモデルは大半がHome Basic搭載モデルであった。Windows AeroはVistaの大きな特徴であるが、従来のエントリーモデルでは重視されなかったメモリ容量やグラフィックス機能の強化が要求されるため、対応のためにはどうしてもコストがかかり、販売価格は高くなってしまう。Aeroを備えないHome Basicとはそうしたメーカー側からの要望で生まれたエディションでもあるのだ。 しかし、最新OSに飛び付こうとするユーザーが、それなりの情報を仕入れないほうがおかしいというもの。せっかくVistaマシンを買うのにフリップ3Dも使えないなんて、と思うのは当然だ。ましてや、Ultimate搭載ともなると、ほぼ存在しないと言ってもよい。結果として、そうしたユーザーは自作PCやショップブランドPCなどのBTOが可能なモデルに流れることとなり、メーカー製PCにおいてもHome Premiumを採用したミドルレンジ以上のモデルに注目が集まるという状況が見て取れる。そのため、最近は夏モデルを前にして、早くもマシンのアップグレードを開始しているメーカーもある。 |
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CPUに関してはすでにデュアルコアが浸透しており、ほとんどが十分な性能を備えている。エクスペリエンスインデックスで言えば、4.0を下回るようなマシンはかなり少ないだろう。下で取り上げているような売れ筋のモデルでもCore 2 Duoシリーズはもちろん、10万円台半ばのお手頃価格であるMebius PC-WT70SでもTurion 64 X2を採用している。そうなるとやはり気になるのはグラフィックス機能だ。東芝のCosmio G30/97AのようにノートPCでもハイエンドモデルとなると、しっかりとしたグラフィックス機能を備えているが、多くの製品はIntel 945Gクラス(Aeroの快適動作にはグラフィックスの値が3.0は欲しいので、ギリギリのレベルと言える)で、Aero環境としては余裕のあるG965チップセットを採用したモデルは、探してみると意外に少ないという状況である。軽量タフモバイルとして人気のLet's note CF-W5MW8AJRなどは、標準メモリ512MB、グラフィックス機能は945GMS内蔵でAeroを動作させるというなものになっており、いかにビジネス向けとは言え、Aeroを使うには少々厳しいと言わざるを得ない。ユーザーニーズに応えるためにも、グラフィックス機能を含めたバランスをどこまで追求できるかが、各社次期モデルの焦点とも言えるだろう。 | ||||||||||||||
Qosmio G30/97Aの地デジ視聴ソフト「AV Center」。コスト的に有利なはずのVistaのMedia Center機能が、まだ国内の地デジに対応していないというのもメーカー製PCのジレンマである | ||||||||||||||
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今後も基本スペックだけで言えば、自作PCやBTOマシンの優位は変わりそうにないため、メーカー製PCでは地デジチューナーなどを搭載した独自性の高いモデルへのシフトが続いている。この棲み分けは今後間違いなく加速してゆくはずだ。VAIO VGX-TP1やFMV-TEO TEO50U/Dのような液晶テレビとの連係に主眼を置いたようなマシンも登場してきており、これは自作ユーザーでも気になるところ。ワンセグチューナーなどはともかく、自作マシンで地デジ、というのはまだまだ敷居が高く、メーカー製PCのようにオールインワンとはいかないのが現状である。今後のデスクトップPC市場においては、自作PCとメーカー製PCの両方を使うユーザーが増えてくるという事態も考えられる。 | ||||||||||||||
FMV-TEO TEO50U/Dの背面。HDMIやDVI-I出力などを備え、レガシーフリーできれいに簡略化されている。まさしく新世代のビデオデッキだ | ||||||||||||||
NEC | ||||||||||||||
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実売価格:275,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:0120-977-121 URL:http://121ware.com/ |
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スリムデスクトップマシンのスタンダードモデル。20型ワイドの液晶ディスプレイが付属し、地デジ/アナログテレビチューナーを搭載。上位モデルのVL970/HGはCore 2 Duo E6300を搭載するが、こちらはPentium 4で価格を抑えている。 | ||||||||||||||
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シャープ | ||||||||||||||
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実売価格:150,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:0120-572-539 URL:http://www.sharp.co.jp/ |
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CPUにAMDのTurion 64 X2を搭載したA4サイズのバリューノート。15.4型ワイドの見やすい液晶ディスプレイを備え、メモリは1GBながら、Home Basicを採用している。グラフィックス機能は惜しいが、その分納得できる価格と言える。 | ||||||||||||||
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ソニー | ||||||||||||||
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実売価格:130,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:0570-00-1800 URL:http://www.vaio.sony.co.jp/ |
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HDMI出力を標準装備し、テレビと接続することを主眼に置いた「テレビサイドPC」。テレビはアナログチューナーのみを内蔵するが、オプションのデジタルチューナー「VGF-DT1」と組み合わせることが可能。マシンスペックは、スタンダードなノートPCクラス。 | ||||||||||||||
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東芝 | ||||||||||||||
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実売価格:400,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:0120-97-1048 URL:http://www.toshiba.co.jp/ |
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高精細な17型ワイド液晶を備えたハイエンド地デジノート。フルHD対応で、テレビとしての画質も液晶テレビに勝るとも劣らない。GeForce Go 7600を搭載し、テレビはもちろん3Dゲームも快適に楽しめる。HD DVD-Rドライブの搭載も大きな特徴だ。 | ||||||||||||||
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富士通 | ||||||||||||||
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実売価格:180,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:0120-719-242 URL:http://www.fmworld.net/ |
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VGX-TP1と同じくHDMI出力を備え、テレビと接続可能。地デジチューナーを搭載しており、省スペースなビデオデッキとして活用できる。拡張性は低いが、基本スペックはなかなかのものだ。地デジの視聴にはディスプレイがHDCPに対応している必要がある。 | ||||||||||||||
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松下電器産業 | ||||||||||||||
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実売価格:240,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:0120-87-3029 URL:http://panasonic.jp/ |
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タフなボディに12.1型ディスプレイを備えたビジネスモバイルノート。光学ドライブを備え、重量は約1.2kg、バッテリ駆動時間も約10.5時間と安心の1台。Aeroは動作するが、標準メモリは512MBとなっている。しかし、CPUはリッチなデュアルコアだ。 | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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